駐車場に未練?
通報・発見
ギリシャ・クレタ島の保護施設「タキス・シェルター」の代表、タキスさんは、住宅街の駐車場にいついた、耳を切られた子犬の保護を依頼されました。
現場に来ると、子犬はすぐにシッポを振って寄ってきました。
首輪をしているのが悲しいですね。子犬は相手にされて喜んでいますが、この場所から動きたくないらしい。
「うちに帰ろう!」と誘いますが、子犬はそっぽを向いて離れてしまいます。ここでは食べ物ももらえていたので、子犬でもかろうじて「自分の居場所」という感覚があるのでしょう。
でもここには、仲間はいないのよ。
シェルター初日
しぶる子犬をシェルターに連れてきました。到着すると、犬たちがわらわらと寄ってきます。
犬たち;「お、新入りか。子どもだな。まあ、うまくやりなよ。」
子犬;「はい、よろしくお願いします…」
子犬は受け入れられやすいですね。
どんな所なのか、さっそく探検。もうあの駐車場で1人ボッチではありません。
安心感が増してきましたね。えへっ。
その夜
子犬が到着した日。太陽が沈みすっかり暗くなりました。3つ目の動画で、タキスさんは子犬の様子を見に来ます。他のエリアではまだ犬たちが少し吠えていますが、徐々に夜の静けさに包まれ始める頃。
子犬と同じエリアで「ルームメート」になった子は、タキスさんを歓迎します。ん?その後ろの犬小屋の中に、白い顔のようなものが。
そうです、子犬です!
のぞくと、子犬はタオルの上に寝転がって嬉しそうな表情で見上げますが、まったく起き上がりません。
すっかりリラックスしてそろそろ寝落ちしそう。こんなに安らいだのは物心ついてから初めてでしょうか。今日はうれしい驚きの連続でした。ぐっすり寝てまた明日、冒険の続きをしましょうね。おやすみ。
動画を見ることは保護支援にもつながります!
タキスさんの経歴はこちら
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter