珍しい事故ではない
後を絶たない釣り針の遺棄
「ヘンリー」は散歩中に、落ちていた釣り針を飲み込んでしまいました。針はのどにひっかかって取れなくなり、ヘンリーは救急病院にかつぎ込まれました。
レントゲン写真にはみごとに釣り針が写っています。
ヘンリーの飼い主の女性がその時の様子を語ります。
女性:ヘンリーの口元から釣り糸が垂れていたんです。動物病院にダッシュしましたよ。
そしてこれが、病院で取り出された実際の釣り針。小型犬ののどに刺さっていたと考えると、かなり大きいですよ。
適切な処置で、ヘンリーは元気を取り戻しました。
守るべきルール
担当した医師は、その日、ヘンリーを含めて3匹の犬ののどから釣り針を取り出したそうです。この地域ではひんぱんに起こっている事故なのですね。
医師は、「もし犬が釣り針を飲み込んでしまったら、飼い主は自分ではずそうとせずに、病院に連れて行ってください。」と助言します。下手に手を出すと、針が余計に深く刺さったり、奥へ入ってしまったり、事態が悪くなる危険があります。
そして何より、釣り人は絶対に、不要になった釣り糸や釣り針を放置しないこと。最低限のルールです。ペットや多くの野生動物が、遺棄された糸や針に苦しめられ、命を落としているのです。
犬の散歩中は、不法投棄されたゴミにも注意が必要です。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Animal Emergency Service