素早い動きで人を翻弄(ほんろう)
通報・発見
学校の校舎近くで捨てられた犬の保護依頼で、ロスアンジェルスの保護団体Hope for Paws が現場に到着しました。通報者たちはもう4カ月も食べ物を与えてきましたが、犬の警戒心を解くことはできなかったということです。
犬は校舎の回りをぐるぐると走って逃げるそう。プラスチックフェンスを立てて、走り回る範囲を狭める作戦です。
犬が現れました。白い小型犬です。小走りすると、時々後足をけり上げるような動作を繰り返しました。ケガをしているのでしょうか?
接近・保護
投げ与えた食べ物を口にしますが、とても警戒していて、逃げ足が速い。
校舎とコンクリートの塀の間に網をはって、そこに犬を追いこむ作戦です。校舎の回りを走って犬を追いかけ、網の方へ誘導します。人の足元をすり抜けようとした瞬間に差し出したワイヤリードをかわして、犬は網の方へ突進!さあ、どうなる!
犬は白い網が見えていなかったのか、まっすぐに網に突っ込みました。網をはっていた女性2人が急いで犬の上に網をかぶせます。つ、つかまえた!
「ドゥードゥルバッグ」と名づけた犬をゆっくり時間をかけてなぐさめながら、布リードを装着。やっと網から出してあげることができました。犬も疲れたのかあきらめたのか?はたまた安心したのかおとなしくしていますね。
ケア
車に積んだケージの中でもすぐに丸くなって静かにしていたドゥードゥルバッグ。病院でも、不安そうですが、落ち着いています。ケガをしているのか、すぐにチェックしてもらいました。
その結果、ケガはなし!後足を時々上げるような仕草は、ベタベタの体毛がからまって、ひきつれるような状態になっていたからのようです。
それじゃさっそく、毛刈り!鎮静剤を打っていませんが、あれ?!寝落ちしそうにリラックスしています?
体を洗いながらのマッサージが気に入ったみたいです。
それから
乾いたら、真っ白ふわっふわになりました。一時預かり施設でも、まだ少し遠慮がちだそうですが、人への信頼は日に日に増しています。早く里親さんと出会ってね。
動画を観ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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