犬は飼い主の安眠の敵か味方か?【研究結果】

犬は飼い主の安眠の敵か味方か?【研究結果】

犬と一緒に寝ることは飼い主の睡眠にどのような影響を与えているのでしょうか?新しく測定された結果とともに考えてみたいと思います。

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犬と人間がいっしょに寝ることについての研究

ベッドでいっしょに眠る子どもの足とジャックラッセル

犬と飼い主が同じベッドで寝ることについては賛否両論がありますが、医学的な研究も数多く行われております。これはそれだけ愛犬といっしょに寝ている人が多いことを示しているのかもしれません。

アメリカでの調査によると、犬の飼い主の約半数は愛犬と同じベッドで寝ているのだそうです。小型犬では62%、中型犬では41%、大型犬でも32%の人が愛犬とベッドをシェアしています。

アメリカのメイヨークリニックは、2017年から継続して人間と犬の睡眠についての研究を行っています。先ごろ、その研究の新しい測定結果が発表されました。

同病院の過去の研究結果はこちらで紹介しています。
「犬といっしょに寝ることの医学的考察」

https://wanchan.jp/column/detail/8443

犬といっしょに寝る人の睡眠の質を測定

犬といっしょに眠る女性

研究チームは犬と同じベッドで寝ている人40人を対象にして調査を行いました。研究の参加者の睡眠トラッカーを装着してもらい、ベッドに入った後に実際に眠りについている時間を測定するというものです。

測定の結果は、犬といっしょに寝ている人は夜中に目覚めたりすることで実質睡眠時間が平均よりも14分(5%)短いことがわかったそうです。夜中に目覚める理由は、犬の寝返り、吠える声などだといいます。

この14分を大きいと見るか、大した違いではないと見るかは意見の分かれるところです。他の医療関係者は、たとえ短時間でも継続的に睡眠の質が低下することについて「健康に大きな悪影響」だと警告している人もいます。

2017年のメイヨークリニックの研究では、類似の結果を受けて「犬と寝るなら同じ部屋の別々のベッドが最良の選択」という結論を出しています。

しかし今回の測定では、頻繁に犬と寝ている人は睡眠の質があまり低下していないことも分かったそうです。また犬が近くに寝ていることで得られる心理的な快適さは、睡眠の導入と維持の両方に良い影響を及ぼすことにも研究者が言及しています。

ただし飼い主自身が「犬のせいでよく眠れない」と感じている場合には、別々のベッドを推奨するということです。要は、自分が快適に寝られると思う方法を選べば良いということのようです。

では犬にとって人間と寝るということは?

年配の男性と眠る犬

では逆の視点で、犬にとっては人間といっしょに寝ることはどんな意味があるのでしょうか?2017年のメイヨークリニックの調査では犬にもモニターをつけて測定したところ、人間と寝ることで睡眠の質の低下は見られなかったとのことです。

北アメリカ獣医師協会では、犬や猫が飼い主といっしょに寝ることは強い信頼関係につながり、愛情ホルモンや幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンやドーパミンの分泌にも好影響であるとしています。

ただし、犬が離れた場所で寝ることを好む場合にはそれを尊重することが重要です。睡眠は食事と並んで命を維持するために大切なものですから、犬も人間も快適に眠れる状態を作る必要がありますね。

まとめ

犬といっしょに眠る男性

犬と人間の睡眠の質に関する研究で、犬といっしょに寝る人の実質の睡眠時間が平均よりもわずかに少ないという測定結果についてご紹介しました。

人間の医療の研究者が、犬がそばにいることで得られる心理的な快適さについて述べておられるのは嬉しいことですね。皆さんは愛犬と同じベッドやお布団で寝ることについてどう思われますか?

《参考URL》
https://www.nytimes.com/2021/11/11/well/family/dog-insomnia-sleep-effects.html
https://www.wlwt.com/article/how-sleeping-with-your-pet-can-affect-you/38219722

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