愛犬を火事現場で見失い動揺
インタビュー中の再会
オーストラリア・クイーンズランド州に住むこちらの家族がテレビニュースで取材されています。彼らは火事で家財も家自体も失ってしまいました。3人が無事だったのは不幸中の幸いですが、実は家族の一員が大ケガをしていたのです。
それは、「ヘンリー」という黒犬。入院していて火事の日以来、初めて家族と再会するのです。このニュースでその再会のシーンを放映しているのです。
女性が震える声で火事のことを説明していると、後ろから赤シャツを着た医師がヘンリーを連れて現われました。
ふと振り向いてヘンリーを確認した女性。「ヘンリー、ヘンリー!」声は喜びで震えています。
ヘンリーはまだゆっくりとしか歩けないようですが、シッポを振りながらまっすぐに女性の元へ。
これが治療中のヘンリーです。酸素を鼻から入れていたのですね。何か、目の治療もしているようです。
家はこの通り中もほとんど消失して、もうこのまま住むことはできません。火事は日曜日の午前中だったそうです。のんびりするはずの時間に、出火原因は何だったのでしょうね。
出火した家を脱出した時、女性は叫びました。
「あの子はどこ!?」
続いて男の子も説明します。
「ヘンリーが震えながら出てきたんです。僕たちは急いでかけ寄りました。」
ヘンリーはソファの後ろで煙を吸い込んでのどを痛め呼吸困難、両目にもケガをしていました。
はげましながら治療を続けた結果、ヘンリーは呼吸できるようになりました。そして今日の再会を迎えることができたのです。
その後
家族を支援するための支援金が集まり始めたそうです。本当にありがたいですね。
火事の損失は大きなものですが、一番大切な家族全員の命が助かりました。ヘンリーも一緒に、みなで力を合わせて暮らしを立て直してください!
火事などの災害時、犬をキャリーケースに入れて運ぶ場合は「ハウス!」のコマンドなどですぐに入るように訓練できていると安心ですね。
日ごろから時々、キャリーケースの中でおやつを与えるなどして、入る習慣をつけておくのも一案かもしれません。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Animal Emergency Service