路上をさまよう小型犬は妊娠していた
母子を救う緊急帝王切開
路上を彷徨っていた小型犬がRSPCA南オーストラリアの施設へと運ばれてきました。
この子の名前は 「プライムローズ」、 2歳くらいのマルチーズです。
プライムローズはネグレクトの末に路上に放置されたのでしょうか、皮毛は汚れてゴワゴワに固まり、とても怯えていました。
そして妊娠していました。
プライムローズの分娩が始まった時、獣医チームは胎児が大きすぎることに気がつきました。
母子を助けるためには緊急の帝王切開が必要です。
羊膜に包まれたままの子犬が次々に取り出されていきます。小さなプライムローズのお腹の中に収まっていたとは思えないくらい大きいですね。
子犬はすぐさまタオルで体を拭いてもらいますが、動いていません。助かるのでしょうか…
「がんばれ、がんばれ」 と言いながら体を拭いている女性が子犬の口をフッと吸うと…動きました!!
産声をあげているように見えます。
こうしてRSPCA南オーストラリアの獣医チームはプライムローズ、そして6匹の子犬の命を救ったのです。
プライムローズ、よくがんばりました!
まとめ
保護された当時の状況から、プライムローズはずっと辛い日々を過ごしてきたと思われます。そして保護されていなければ、難産を無事に乗り越えることはできなかったでしょう。
プライムローズと子犬たちの幸せな未来を願うと共に、助けてくださったRSPCAのみなさんに感謝です。
プライムローズと子犬の様子はこちらから。(手術中の映像が含まれますので苦手な方はご注意ください)
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA SA
RSPCA South Australia
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https://www.rspcasa.org.au/