俊敏(しゅんびん)さはピカいち
通報・発見
半年前に家を引き払った家族に置き去りにされた犬が2匹いると通報をうけて、ロスアンジェルスの保護団体Hope for Paws(HFP)がさっそく現場に向かいました。
2匹は家の縁の下にもぐり込み、近所の生ゴミをあさって生きのびてきたようです。
2匹と聞いたのですが、そのうちの1匹はすでに近所の人が自分の飼い犬に連れて行ったそう。そして残されたのが「フラッシュ」でした。
縁の下に身をひそめているようですが、警戒心が強く、出てくる気配はありません。ケージトラップを仕掛けて人は離れました。
すると、ほどなくしてフラッシュが縁の下から出てきました。早送りして見ても、とても用心深いのがわかります。
人の気配がないことも確かめつつ、少しずつケージの中に入っていったフラッシュ。ハーネスをつけています。こうして飼われていたのですね。元の飼いはなぜ置き去りにしたのか…。
無事にフタが落ちて、フラッシュをつかまえることができませんでした!
フタが落ちる直前にガチッと音がした瞬間、フラッシュはものすごい俊敏さでUターンし落ちてくるフタを押しのけて猛ダッシュで逃げて行ってしまいました。ものすごく敏感で、ものすごい瞬発力です。
幸い塀に囲まれていて、外に出ることはなさそうです。まずは縁の下への入り口を板でふさぎました。
さてフラッシュはどこ?ああ、いたいた。お、来た来た!あの俊敏さで人の足元をかいくぐって行きそう!
俊敏さなら負けない!経験を積んだHFPスタッフが、ワイヤリードをさっと差し出すと、みごとにフラッシュの体をとらえました!
フラッシュは縁の下へもぐり込もうと、ふさいだ板をけちらしています!リードはかろうじて、フラッシュの後足をとらえていました。
ジャンプするフラッシュ、必死の形相(ぎょうそう)!リードを噛み切ろうとします。興奮状態です。
さっと布リードを首にはめられ、フラッシュはもう逃げられません。2人がかりで何とかなだめます。
瞳に恐怖心が宿っていますが、おとなしくなり素手でなでる手に咬みつく素振りはみせません。いい子だフラッシュ、いい子だね。
咬むことも念頭に、念のため毛布をかけた上で抱きかかえてケージに入れました。人も緊張マックスだったんですね、ケージを閉めると、「ワァー!」と叫び声があふれ出します。お疲れ!
それから
HFP の動画はたいてい確保の後、病院でシャンプーする場面などが続くのですが、今回はそのあたりはすっ飛ばしです(笑)続く場面では、フラッシュが里親さんと元気に走っている!もう早速、幸せをつかんでいました。
あの恐怖心のかたまりだった子と同じ子かと目を疑うほど、はつらつとしています。みごとにつかまえたあの女性、そんなフラッシュに再会できてとてもうれしそうです。
里親さんのカップルに愛されて喜びいっぱい、大きな耳がチャームポイントなフラッシュの色んな姿、表情が見られる動画をご覧ください(この子、アジリティ競技にも向いていそう。)
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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