夜までかかった保護活動
通報・発見
大型犬がコンクリートで固めた水路の周りに居つき、犬に危害を加える人もいるとの緊急連絡を受けて、ロスアンジェルスの保護団体Hope for Paws がかけつけました。
通報通り犬がいます。最初は寝ていましたが、近づくと警戒して吠え逃げてしまいそう。足の間に尻尾がキュッとはさまって、こわがっているのがわかります。
このような広い場所での保護は走って追いかけるのが難しい。ケージトラップを持ち出すのかな?
食べものを投げ与えると急いで拾って食べました。空腹なのは都合がいいのです。満腹だと反応悪い子もいますからね。
素手で食べ物を差し出すと、犬はめちゃくちゃ警戒しながらもにじり寄ってきます。攻撃的な様子はありません。人間の反応を見ながら、おずおずと近づく犬。そしてやっぱり、恐怖心から飛びのいて吠えちゃう。
「だめ!いい子だね。ほら、おいで」と根気よく声をかけ続けますが…。
一進一退で夜のとばりが降りてしまいました。女性メンバーも合流します。犬は男性により警戒する場合もあるので、女性にバトンタッチ。
そして出ました、ケージトラップです。地面にまいた食べ物のかけらを追って、犬は恐る恐るケージに入り…。
ガシャーン!ケージの奥にしかけられた板を犬が踏むと、連動したフタが落ちました。驚いて「キャワーンッ」と鳴き飛び上がる犬。
いったんつかまった後は、あきらめたのか大人しくなり、ケージ越しに食べ物も受け取ってくれました。よかった。「ロータス」と名づけ、さっそく病院に運びます。
ケア
病院でも大人しくしており、すぐにケージから出てきます。すっかり信用してくれたようです。かわいいお顔で、シャワーもガマン強くこなしました。
でも血液検査で、ロータスは「血小板減少症」という病気が見つかったのです。出血が止まらないというような症状が現れる病気で、治療しなければ命にかかわります。ここで発見できたのは幸いでした。
かわいい
シャワーを終えてタオルドライ後のロータスは、だんだんとうれしさがこみあげてきたようです。保護団体のリーダーといちゃいちゃしだしました。本来の人懐こさが出てくるまでになってきたんですね。
協力関係にある一時預かり施設が、病気の治療をしながら暮らせる場所を提供してくれました。ここでもうれしそうに甘えています。
大型犬もやっぱりかわいいなあ。そして緊張して吠えていたあの姿からの変わりように、またしても驚かされる動画です。ご覧ください。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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