ロープ使いの名人
予測不能なノラ犬を相手に
雪が積もる寒い冬の日に、ノラ犬が下水管につながる、2mほどある穴に落ちました。男性2人がどうするか相談している様子。
穴をのぞくと、犬が見上げている穴の底には水がたまり、犬が動くたびにポチャン、ポチャンと水音が響きます。冷たそう…。
彼らの飼い犬も、心配そうにうろうろしています。
「助けて!」穴の底から犬が吠えました。
「助けて!冷たいよ!」
こんなふうに、地面にぽっかりと穴が開いているのです。これはうっかりすると人も落ちてしまいますね。
男性はロープで輪を作り、穴に降ろしてきます。このロープ1本で犬を救助できるのでしょうか?
男性は犬に声をかけながらロープをあやつります。
「よいしょー!!」という感じに気合を入れて引っ張り上げました。
すると、犬が吊り上がった!
ノラ犬なので、一刻も早く逃げようとしますが、腰のあたりにロープが巻き付いています。
ロープ使いの名人
ノラ犬相手ですから、救助したからと言ってすぐになついてくれるわけではありません。咬まれる危険もありました。
それを考えて、男性は犬に触れることなくロープを犬の腰から抜いてあげました。おぬし、タダ者ではないな?
自由になると、犬は大あわてで逃げて行ってしまいました。厳しい冬を乗り越えられますように。もう穴には落ちないでね!
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