リキとの出会い
出会いは2019年3月
千葉県にある保護センターでリキは暮らしていました。当時11ヵ月です。
犬を迎えたかった僕はこの施設を訪れ、リキと出会いました。リキは仔犬の時に『多頭飼育崩壊』の現場からレスキューされたそうです。性格はとにかくビビり!初対面の僕には近づいてさえくれませんでした。
仔犬ではなく成犬を選んだ理由
当時リキは11ヵ月。翌月には1歳を迎えるほぼ成犬でした。ほとんどの方は仔犬を選ぶと思います。このぐらい大きくなるとだんだん里親さんが見つかりにくくなります。僕があえてほぼ成犬のリキを選んだ理由は2つです。
一つ目は、当時住んでいた賃貸物件で飼うことができる犬の大きさに制限がありました。仔犬だと成長した時に規定の大きさを超えてしまう可能性があるので既に大きくなっている成犬を選ぶことに。
2つ目は、僕は一人暮らしなので、仔犬のお世話をする時間を取ってあげられないと思ったからです。スタッフさんにそんな相談なんかしながら、紹介されたのがリキです。
すごく自然に「この子連れて帰ります。」って言ってました。すごくビビりでしたが、本当は優しい子だと聞きましたし絶対に打ち解けられる自身があったので、そこは問題ではありませんでした。
見事なビビりっぷり
いよいよリキとの暮らしが始まりました!
まずはしつけなんて置いておいて、信頼関係を作ることから始めました。
- 散歩に行けない
- 人が怖い
- 初めて見るものが怖い
1歳近くまで保護センターで過ごしたリキは、とにかく何もかも怖い…!散歩中はずっと尻尾を丸めて、家の周りを歩くのがやっと。人が来るとビビッて逃げる。TVを付けるとパニック。
でも想定内です。ゆっくりゆっくり行こうぜーって感じです。
変わり始めたリキ
近所に大きな公園がありました。すぐにそこまでは行けるようになりました。
この公園は街に住むワンちゃんたちのお散歩スポットでした。リキは多くの犬と集団生活をしていたこともあり、犬は大好きで付き合い方もとっても上手でした!
毎日同じお友達と遊ぶようになり、気付けば公園が大好きに。なんなら帰りたくないとダダをこねるまでに!ダダこねた時は嬉しかったなぁ。
人を怖がっていたリキも毎日会う人には懐き始め、会うとすっ飛んで行くように。こんな普通のことが僕にとっては本当に嬉しかったです。できなかったことが少しづつできるようになる。この成長を喜べるのは保護犬だからこそではないでしょうか。
本性を出し始めるリキ
リキの性格は
- ビビり
- やんちゃ
- 甘えん坊
- 食い辛抱
ビビりとやんちゃが見事に共存しています。
ビビりは今でも残ってますが、当時とは比べ物にならない程成長しました。これは本当に周りの犬友さんや僕の友達、家族のおかげです!人間も悪くないでしょ?
そして彼はそのやんちゃっぷりを徐々に出していきます。先日は僕の友達の飲みかけペットボトルを強奪して破壊しましたね。それでいてベッタリくっついてくる甘えん坊。今まで人の愛情を知らずに育ってきたリキ、本当はすごく甘えたかったんですよね。僕はこの感情豊かなリキをとても愛おしいのです。
現在の暮らし
僕は昨年の10月に仕事を辞め、地元の富山へUターンをしました。理由は色々あるのですが、リキとの暮らしをより豊かにしたかったことも一つでした。
日中は留守番をさせしまうことも多いので、休みの日は色んな所に一緒に行くようにしています。
今ではリキはお出掛けが大好きです。今まで経験してこなかったことを沢山経験させてあげたいのです。お友達も沢山できました。僕より多いんじゃないかな?
まとめ
よく、リキが保護犬だったことを話すと「良い人にもらってもらって良かったねー!」と言ってもらいます。嬉しいですね!
確かに僕はリキを救ったのかもしれません。でもそれ以上にリキが僕を幸せにしてくれます。リキと暮らし始めてからの暮らしは毎日楽しくて、まるで世界が変わったようです。
リキは全力で僕に愛情を向けてくれます。だから僕はそれ以上の愛情を返します。来てほしくはないけれど、リキの命が尽きるその日まで毎日毎日愛情を更新して、楽しく暮らして行こうね、リキさん!
▼▼instagram▼▼
https://www.instagram.com/rikidaisukistagram
https://rikidaisuki.hatenablog.com/