どこまでも穏やかで愛らしいピットブル
通報・発見
走行する車にぶつかった犬の保護依頼を受けて、ロスアンジェルスの保護団体HOPE FOR PAWS が緊急出動しました。連絡をくれた女性はその瞬間を目撃し、団体が到着するまで犬のそばにいてくれました。このような個人のやさしさは、私たちを励ましてくれますね。
さっそく縁石に座っている女性を見つけてあいさつ。彼女の脇に駐車した車の下に、その犬が横たわっていました。
後足を不自然に持ち上げて、少し震えています。
保護
ワイヤリードをのばして、犬の首に輪を通そうと試みます。声をかけ、リードで体を触って危険ではないことを伝えるようにします。
道路を走る車の騒音に混ざって、犬の小さなうなり声も聞こえます。そりゃもちろん、こわいですよね。車にはねられて、ケガをして、つかまえられるなんて。
ケガのせいか、もともと大人しいためか、犬は逃げずに、ワイヤリードを首にかけることができました。念のため、もう1本リードをかけます。犬はモゾモゾしますが、リードを受け入れました。
どこをケガしているか、痛みがあるかわかりませんが、まずは外に出てもらわなければなりません。かわいそうですが、引っ張り出して歩道に誘導します。悲鳴もあげずに歩道にあがってくれました。
困惑していますが、とても大人しい。素手であいさつできましたが、やはりちょっとうなってしまいます。
タオルで体をなでて、接触に慣れてもらうことにします。前足を交互に少し浮かせるのは、痛みのせいか、不安な気持ちの表れでしょうか。
きっと両方なのでしょう。犬と人、両方の安全のために、ケージで運ぶことにしました。
入るのはイヤイヤしましたが、引っ張って入ってもらいました。こわいよねえ、ごめんね。と、「ジェゼベル」の頭を指でなでなで。
そして病院に向かいます。
ケア
病院でレントゲン写真を撮影すると、幸い骨折はありませんでしたが、体じゅうに打撲を負っていました。
鎮痛剤が効いてくると、ジェゼベルはどんどん明るい表情を見せ始めます。
そして保護団体のリーダーに寄りそう…。
こう言っているのかな?「ありがとう。」
ピットブルをよりよく理解してもらうために
打撲が治れば健康体だったジェゼベルは、性格も見ての通り穏やかで愛らしい。
これを見て、保護団体は、何かと必要以上に恐れられ、嫌われるピットブルが、実は家庭犬として優れていることを見せるために、訓練学校でさらにジェゼベルの行動を磨くことにしました。いわば犬種アンバサダーになってもらうのですね!
「ステイ」中の犬たち、真ん中がジェゼベルですね。
それから
訓練を終えたジェゼベルは、早速、里親さんに巡り合いました。ピットブルのアンバサダーとして、「愛情と適切な訓練を受けたピットブルは最高の家庭犬である」ことを証明し、広めてくれるでしょう!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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