ウニとの出逢いから今まで
ウニを引き取るまでのストーリー
私達夫婦はNYのブルックリンで生活しています。昔からお互い犬が大好きで、ずっと「犬を飼いたいね」と話していました。そろそろ生活にも慣れてきたし本格的に探してみよう!となった時に真っ先に考えたのは保護犬の存在です。
まだまだ殺処分されている犬がいることも知っていましたし、実家でも保護犬を迎えた経験もあったので、飼うなら絶対に保護犬と決めていました。
そしてNYではペットショップはあまりありません。ほとんどの人がシェルターや保護団体から犬を飼います。なので私達も保護犬里親会のイベントへ行ってみることにしました。
何度かイベントに参加しましたが、引き取り手が多すぎて私達が選ばれなかったりなどもしました。でも引き取り手が多いって素晴らしいことですよね!
そして3回目に行ったイベントでウニに出逢いました。その時の写真がこちらです。
初めて見たウニは疲れて怯えきった様子で存在感は0。何歳くらいかもわからないし、毛並みも良くないし汚い…。でも何だか良い子で優しそうな子だなと惹かれました。良くみると鼻水まで垂れちゃってます。
聞いてみるとウニはテリアミックスの一歳半の女の子でした。あまり若く見えなったので驚いたのを覚えています。
可愛いけど、家族になってみたいけど、この子は心を開いてくれるのかな?と不安でした。でも夫はこの子の家族になると決心していたみたいで、私も頑張って仲良くなるぞ!と覚悟を決めました。そしてその後無事に審査も通り、正式にウニが家族になることが決まりました。
過去はどんな状況だったのか
保護団体に確認しましたがウニの過去はわかないとのことでした。NYではなくテキサスのシェルターで保護され、団体がNYまで連れてきたのです。
過去はわかりませんが、きっと誰かに飼われていて捨てられたのだと思います。吠えたり噛んだりする事はなくとても飼いやすい子ですが、あまり人にも慣れていないので何か嫌な思いをしたのかもしれません。
現在のウニとの生活
今でウニと一緒に生活し始めて約半年になります。来てすぐの頃はずっと机の下に隠れていましたが、徐々に私達に心を開いてくれました。うちにやって来て一週間くらい経った頃に自らこちらに寄ってくるようになりました。
おもちゃやご飯にもほとんど関心がなかったのですが、いつの間にかおもちゃを振り回して遊べるようになりました。ご飯もおやつもパクパク食べちゃいます。
そして今ではヘソ天で寝ているくらい無防備。怯えた表情をすることはなく、しっかりとした顔付きに変わったように思います。
性格は大人しく、のんびりとしていて私達の癒しの存在です。この子が家族になってくれて本当に毎日が楽しくなりました。
ウニがこの半年でできるようになった事はたくさんあります。お散歩に喜んで行く、ご飯を完食する、おもちゃで遊ぶ、おすわりをする等々...。当たり前にできそうな事も。最初はウニにはできませんでした。
お散歩も外の音や人を怖がって逃げようと隠れたりして上手く歩く事もできなかったのですが、回数を重ねる度に少しずつ克服していきました。
いろんなことを学んで少しずつ成長していく姿をみると感動してしまいます。今でも大型犬や大きな音は怖いみたいですが、まだまだこれからいろんなことに慣れていけたらいいなと思っています。
今私が伝えたいこと
一番に私が伝えたい事は、保護犬の存在をもっと知ってほしいということです。捨てられたり、放棄されて悲しんでいる保護犬はたくさんいると思うので、犬を飼いたいと思っている方々に保護犬もこんなに可愛いよというのが伝われば良いなと思います『保護犬』を飼うということが選択肢の一つになれば嬉しいです。
まとめ
保護犬を迎えるにあたって心配や不安もたくさんありましたが、今では無くてはならない大事な家族です。成犬から家族になってもとっても可愛いし、時間はかかるかもしれないけど仲良くなれるんだなと改めて感じました。
犬を飼う事は一生の命を預かることなので責任も重大ですが、ウニとの生活は最高に幸せです。これからもウニの日々の成長を見守っていくのが楽しみです。