おどおど、びくびく。逃げ回る犬
通報・発見
クリニックのそばに住みついたシェパードの保護依頼を受け、保護団体HOPE FOR PAWS が出動です。
クリニックのスタッフに、患者さんたちが誰もこの犬の飼い主でないことを確かめてもらいました。
飼い主のいないホームレス犬だと確認できてから、保護活動開始です。交通量の多い通りに出ないように気をつけます。
接近
とても神経質になっていて、人を避ける犬。食べ物を見せても寄ってきません。
すたこら~と去って行きますが、たぶんこの茂みを隠れ家にしているので、あまり離れたくない様子。
ああ、でも犬は歩道の通行人にもいちいちビクビク。そしてその横をトラックや乗用車がどんどん走っていて、恐いわあ。
クリニックの警備員たちが協力を申し出てくれて、クリニックの敷地内へ犬を誘導。
入ったらすかさずゲートを閉めてくれました!ありがたい!
出口を探してウロウロする犬に接近していきます。犬、焦って右へ、左へ。
警備員が犬の後ろのドアを開けました。ここに入れろと言うのかな?
「何の部屋?その中に誘導できる?」などと、カメラとワイヤリードを持った保護団体リーダーと警備員が話していると、犬は突然目の前の短い階段を降りて、リーダーの足元をすり抜けようとしました。
すかさず、ワイヤリードをひっかけます!
そして暴れる!このサイズの子が暴れると、制止するもの大変ですね。
でも、あきらめも早かったよう。地面に伏せてくれましたよ。
「すごい悪臭だね」ですって。くさいんだ、君~。
犬は少しずつ落ち着いてきたようです。まずはタオルを使って顔周りをなでて様子見、それから素手で触ることもできました。
引っ張ってケージ入ってもらうのに、またひと苦労しましたが、なんとか保護完了!名前は、「モーツァルト」!
ケア
病院に到着。
チョーク・チェーン(犬の首を締め上げる首輪)をしていましたが、マイクロチップはなく、去勢もしていませんでした。
チョーク・チェーンは、トレーニングよりも力で犬を制御しようとするもの。かつての飼い主の、犬に対する姿勢がうかがえます。
健康診断の後のまったりタイムに、病院のスタッフが愛情を注いであげています。
それから
動画の最後は、一時預かり施設で落ち着いた様子のモーツァルトです。
チョーク・チェーンにかわって、水色の首輪をしていますね。似合ってますよ!
シェパード仲間もいれば、ずっと小さい子もいる環境でモーツァルトは里親さんとの出会いを待ちます。
施設の女性にも甘える柔和ですばらしいシェパードですから、きっと里親さんが表れるでしょう。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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