母犬の変化とムチムチ子犬に注目
通報・発見
以前にも犬の保護依頼をしてくれた人から、再び路上に暮らす犬の保護依頼を受けた保護団体HOPE FOR PAWS が出動しました。
今回は4匹の子犬を引き連れた母犬だそう。場所は高速道路わきの植物栽培施設。たくさん並んだ植木鉢の陰にひそんでいるのでしょうか。
母犬を目視して、まず1人が食べ物とワイヤリードを手に近づきます。ワン、ワン、と吠える声がします。警戒しているようす。彼女の信頼を勝ち取るため、座り込んで少しずつ食べ物を投げ与えます。
植木鉢の向こう側に顔を出しているのが見えますか?
ケージトラップ
警戒心がとても強い母犬です。リードを首につけるのは至難と判断して、ケージトラップを使うことにしました。
カメラの手前でケージトラップを設置しているのをチラッと見ながら、地面にまいた食べ物を拾って食べる母犬。乳房が重く垂れています。授乳中はおなかがすくでしょうね。
ケージの中に食べ物を置いて、人は遠くに離れました。母犬はゆっくりと近づき、恐る恐る中に入って食べ始めました。
だんだん食べるのに夢中になって、左前足を前に出し、その足にぐっと体重を乗せた瞬間、踏み板に連動してケージのフタがバシャン!と落ちて閉じました。
母犬はちょっと暴れた後、人が近づくと座ってうなりながら様子をうかがいます。人の手が近づくと、ワン!そして咬む素振り。
そんな彼女を、畏敬を込めてハワイの火山の名前「ハレアカラ」と呼ぶことにしました。
子犬たち
火山のようにカッカしている母犬を落ち着かせる一番の方法は、子犬たちに再会させること!彼女をちょっと放っておいて、子犬たちを探しに行きます。
植物を育てるケースの間を進むと、子犬たちを見つけました。ムッチムチが1、2、3、4、5…6匹?みんな目は開いています。動きはまだのろのろ、上下にフルフル揺れています。
子犬たちを2回に分けてハレアカラの元へ運びました。オス4匹、メス2匹の子犬たちがケージの横に勢ぞろいです。ハレアカラはまだちょっとうなっているけれど、伏せて、子犬たちを見つめて少し冷静になったようです。
他に残された子犬がいないことを確認中、大きな鉢植えの中で滑って出られないトカゲを発見してその子も外へ逃がしたりして、確認作業は無事に終了。まだ手を見せるとケージの中で「カプッ」とやるハレアカラ。でも、本気度が最初より下がったように感じます。
ケージ越しに手から食べ物も受け取りました。すぐ横では子犬たちがミーミー言っています。さあ、病院へ行きましょう!
待ちくたびれて寝ちゃった…。
ケア
病院に到着。ケージを運ぶための台車は寄付されたものだそう。とっても役に立ちます。腰にくるんですよね、ケージの犬を運ぶのは。
病院内でまた神経質になっていたハレアカラを食べ物で誘い出します。いい表情、いただきました!
どうやら最近スカンクとけんかしたらしく、ハレアカラ、すごくくさいらしいです。頑張ってシャワーを浴びてもらいます。
緊張しているけれど、もううなったり咬みつこうとしたりしない。ようやく信用してくれたみたいです。よく見ると、後足なんか、持ち上げて洗ってますものね。この変化、ワクワクします!
そして母子が再会しました。子犬たちは首のテープに名前が書いてあります。ハレアカラもやっとリラックスした様子。授乳しながら、彼女もごはんを食べました。
子犬たちも1匹ずつシャワータイムに合わせてお名前紹介。みんなハワイアンな名前をもらったようですよ。この子のように「無」になって耐える子もいれば、洗われながら大あくびの大物感ただよう子も。
この時、犬の名前に合わせてお姉さんがハワイアンドレスっぽいワンピースに着替えてるのが、ちょっとツボでした。笑
それから
全体で24分を超える動画なので、のんびり全部観るもよし、飛ばし飛ばし観るもよし。でも、心穏やかに変身したハレアカラ、そして子犬たちはみんな個性が出ていて、きっとついつい全部観てしまうでしょう!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
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