はって進むチワワを見て、保護した人は泣いた
発見・保護
高齢のチワワがマヒした体を引きずって、家も人通りもない道を歩いていたところを保護されました。頭を持ち上げる力もなく、ほとんどはいつくばっていたそうです。保護した人は涙して、ひとけのない所に捨てられ、何キロもはってきたのではないかと推測します。
保護した人は、ぐったりした犬を腕に抱いたまま、保護施設タキス・シェルターのタキスさんに聞きます。「安楽死ですか?」
答えは:「そんなことはしませんよ。治療します」
ケア
病院に到着し、体重わずか3.4kgのこの子を「エルピーダ」と名付けました。ギリシャ語で「希望」を意味します。
採血したり体温をはかったり、検診を受けるエルピーダ。リーシュマニア症という原虫による病気にもかかっていました。
体のケアだけでなく、施設では萎縮した心のケアも。他の小型犬が、温和なエルピーダのお腹に頭を寄せて、すっかりくつろいで眠っています。
犬だけでなく、こんな小さな子猫とも、何の違和感もなく一緒に眠るエルピーダです。
後足がマヒして動かなくなっていましたが…
まるで仲間に後押しされるように後足を引きずって歩き出し…
その勢いで腰を持ち上げることができました。
下の静止画は、初めて4つの足を床につけて歩いているのが目撃された瞬間です。ぎこちないですが、しっかり足が動き、そして尻尾を振っています!
命の灯はこんな小さな体にもしっかり宿っているのです。
その後
ぎこちなさは残りますが、それでも4本の足にしっかり体重がのって、歩いたり、仲間と遊んだりすることができるようになりました。
肉付きがよくなり毛並みもきれいです。最初の弱々しさからここまで、よく回復しました!高齢でもきちんと対応すれば回復力を持っているのだと、エルピーダは小さな体で教えてくれました。
動画を見ることは保護支援にもつながります!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter