悪質ブリーダーの子犬工場から解放され幸せになった36匹の犬たち

悪質ブリーダーの子犬工場から解放され幸せになった36匹の犬たち

お金儲けのために子犬を増やすことだけしか考えないブリーダーに、劣悪な環境下に置かれていた36匹の犬たちのレスキューストーリーをご紹介します。

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悲惨な状態の子犬製造ファームからの解放

子犬製造ファーム

RSPCA 南オーストラリアのインスペクターは調査に乗り出した「子犬製造ファーム」のひどい環境に声も出ませんでした。

36匹の犬たちが飼育されている環境は悲惨なもので、エサは排泄物に覆われた床に置かれ、さすような悪臭がインスペクターの喉と目を直撃しました。

水が入った水入れはたった1つだけ。複数の空になった水入れが転がっていました。

ここは、お金儲けのためだけに犬を飼育している「子犬製造ファーム」だったのです。

お水をあげると、犬たちはごくごくと飲み始めました。

健康状態の悪い犬

複数の犬が、感染症、寄生虫、ノミ、ケンネルコフ(犬伝染性気管気管支炎) などに罹っており、直ちに獣医の診察を必要とする状態でした。

ヘザーとリズ

ヘザーとリズという名前のゴールデンレトリバーは、「繁殖用」として飼われていました。まさしく子犬を次々と出産させられていたのです。

36匹を押収

RSPCAのインスペクターは、36匹の犬たちをこの悪質なブリーダーから「押収」しましたが、ブリーダーが手放すのを拒んだため、虐待が続くのを避けるためにもRSPCAは説得力のある主張で裁判に臨みました。その結果下された判決は、今後9年間の動物飼育禁止処分。

そして、36匹すべての犬たちが里親探しに参加できることになりました。

母犬ヘザーとリズ、永遠のお家が見つかる

リズは何か行動を起こすときは、まずヘザーがやってからじゃないと行動しないというくらい信頼する大の仲良しです。そして、嬉しいことに新しい飼い主さんは2匹一緒に引き取ってくれたのです。離れ離れにならなくて本当によかったです!

最後に

ほとんどのブリーダーさんは、飼育の知識も犬への愛情も豊富な方々だと思いますが、残念ながら中にはこんなに悪質なケースもあるのですね。

36匹のワンちゃんたちには、これからずっと、愛情もお水もたっぷり与えられる環境で安全に暮らして欲しいと願います。

RSPCAのインスペクターの活躍と、可愛い36匹のワンちゃんたちの様子をぜひ動画でご覧ください。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:RSPCA South Australia

RSPCA South Australia

▼ 公式サイトはこちら
https://www.rspcasa.org.au/

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