命を弄ぶ商売はありえない!子犬も小型犬も多数…警官も呆れる施設の摘発

命を弄ぶ商売はありえない!子犬も小型犬も多数…警官も呆れる施設の摘発

米国ノースカロライナ州で摘発された子犬工場から、80匹以上の犬が救出されました。しかし、摘発が追い付かないほど、このような施設が乱立しているようです。

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警察も頑張る

通報・発見

米国ノースカロライナ州で、違法状態にある子犬工場が警察に摘発されました。その際に、動物愛護団体The Humane Society of the United States が、犬の救出とその後の管理を託されたのです。

警察官が入り口のドアを蹴って先に突入します。

ダイニングキッチンには、小型犬が入ったケージが所狭しと積み重ねられていました。

異変に興奮した犬たちが吠えていますが、1つひとつのケージの中では、「助けて」と言うように犬たちが黙って立ち上がったり、訴えるような目を向けています。

家の外に連なる小屋にも、多くの小型犬がとらわれていました。スタッフの解説が入ります。

「水も置いていなかったり、地面は排泄物だらけです。中には老犬もいます。この環境でずっと生きてきたのでしょう。ひどい状況です」

ノースカロライナ州では、この9ヵ月ほどで、ここがすでに8ヵ所目の子犬工場摘発のケースになりました。

説明するスタッフの表情もゆがんでしまいますね。

立ち会った男性警官は、「もし犬たちが人の言葉を話したら、まず『ここから出して』と言うでしょう。」と話します。

現場に設置したテントには獣医師が待機し、その場ですぐに検査を受ける犬もいます。

これは、パグの赤ん坊?

私たちが日本の小ぎれいなペットショップで見かけるあの子たちも、もしかしたら似たような、悲惨な場所とつながっているかもしれません。

「ここから出してあげられて嬉しいです。この場所から抜け出して、この子たちの新しい生活が始まります」

この男性スタッフは個人的に、この日に救出された「ビリー」の里親になることを後に決心することになります。(ここで抱いている子とは別の子です)

最後に

このような劣悪な施設の運営者と警察による摘発のいたちごっこのようになってしまっているのかもしれません。これを防ぐには、厳罰化と、ペットの動物販売禁止が必要でしょう。

ペットショップで見かける「かわいい」1匹の子犬の背後で、多数の犬たちが犠牲になって苦しんでいる可能性があります。そのことに思いをはせれば、犬を飼うときには、保護犬という選択肢にたどりつくかもしれませんね。

保護施設では、子犬から老犬、純血種やミックスなど、多種多様な犬たちが、家族を待ち続けているでしょう。

動画を見ることは保護活動支援につながります。

※こちらの記事は動画の制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
 動画制作者:Humane Society of the United States
 掲載YouTubeチャンネル:The Humane Society of the United States

この子犬工場から救出されたチワワのビリーのお話はこちら

劣悪な子犬工場から救出されたチワワ。健康状態は最悪、でも気分は最高!
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