大型犬の子犬工場で、汚物にまみれた犬は必死に這って出ようとしていた

大型犬の子犬工場で、汚物にまみれた犬は必死に這って出ようとしていた

冬のアーカンソー州の子犬工場摘発案件で、排泄物にまみれ、洗濯室の床にふせていた犬は、その後どうなったでしょう。救助された多数の犬の中から、この犬のその後を追いました。

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必死にはって出ようとした

救出

ある冬の日、米国アーカンソー州の崩壊した子犬工場から、動物愛護団体The Humane Society of the United States(米国動物愛護協会)が犬46頭と、その他の動物11頭を救出しました。

仲間たちと共に、白い犬「ダッフィー」も救出されました。

スタッフの女性が踏み込んだ家の中で洗濯室のドアを開けると…

スタッフの鼻と目を直撃する異臭の中、ダッフィーは床に横に伏せていたのです。

異臭の原因は、垂れ流し状態の汚物でした。

下半身は完全に汚物に浸かってヨレヨレの状態。

それでも、スタッフの女性を見たダッフィーの尻尾が、パタパタパタ、と床を打ちました。

女性がしゃがむと、ダッフィーは親しみを込めて、前足を彼女の腕にのせるのです。女性は感極まって、「オーマイゴッド…何てこと…」とつぶやきました。

「できる?」と言う女性。

何ができるって?前進できる?という意味。

ダッフィーの下半身はマヒしていて、前足で懸命に床をはおうとしているのです。

ダッフィーははって移動するのも難しい状態でした。

2人がかりで持ち上げます。

ダッフィーが極限状態でネグレクトに置かれていた家は、外からみると、木造のかわいらしい家です。

家の周りに監禁されていた犬の状態は外から見えますが、家の中でも、ダッフィーを含め犬たちがネグレクトにおちいっていたとは、一見してわかりませんね。

見えないところで虐待されている犬が数多くいるという事実です。

ケア

あの汚染された洗濯室には、水も置いていませんでした。

ダッフィーが生きのびる可能性もあやぶまれましたが…

散歩

これを見てください!

ダッフィーは命をつなぎ、里親さんに迎えられました。
外の空気を吸って、楽しそう。でも、マヒはどうなったのでしょう?
もしや、車いすを作ってもらったのでしょうか?

ダッフィーの姿

動画では、ダッフィーが遊び、里親さんに甘える姿、そして救出した女性との再会の様子が見られます。下半身の様子も合わせて動画で確認してください。

動画を見ることは保護活動支援につながります。

※こちらの記事は動画の制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
 動画制作者:The Humane Society of the United States
 掲載YouTubeチャンネル:The Humane Society of the United States

ダッフィーが救出された日

ダッフィーが監禁状態にあった子犬工場に摘発に入ったときの様子はこちら。

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