鎖につながれ氷をなめていた犬、排泄物まみれで閉じ込められていた犬…
救出
米国アーカンソー州の崩壊した子犬工場から、動物愛護団体The Humane Society of the United States(米国動物愛護協会:HSUS)がレトリーバーなど大型犬を中心とした46頭と、その他の動物11頭を救出しました。
人が金網の前を離れようとすると、この子は焦って、「待って!行かないで!」というように追いかける仕草を見せました。
頼みの綱のように感じたのかもしれません。
鎖につながれたままの犬は、たらいの氷をなめていました。
家の中に入りひとつのドアを開けると、あふれる異臭にスタッフは思わず腕で鼻をおおいます。
洗濯室だったかと思われる狭いスペースの床には、犬が1匹横たわっていました。
下半身は排泄物にまみれています。わざわざここに閉じ込めていたようにも思われます。
しゃがんで犬をなでると、前足をスタッフの腕にかけてきて、汚れ切った尻尾をわずかに振り、静かに喜んでいる様子。
でも何か、変?
この子は、下半身がマヒしていました。
抱き上げて、この汚染された空間から助け出します。
なかなかのサイズです。
その後
動画はここで終わりますが、もちろん犬たちは全頭、救出されました。
大規模な子犬工場の案件に取り組むことが多いHSUSです。
警察との連携から、状況の記録、犬たちの救出、検査、手当て、社会化、里親募集といった込みあったプロセスを、淡々と、確実にこなしていくのです。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画の制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
動画制作者:The Humane Society of the United States
掲載YouTubeチャンネル:The Humane Society of the United States