犬の世界にもある、いじめ問題
通報・発見
2匹の小型犬の保護依頼で、ロスアンジェルスの保護団体HOPE FOR PAWS が現場に到着すると、さっそく街路樹の木陰で休んでいる2匹を発見しました。
その場に居合わせた近所の人によると、この2匹は他の犬たちにいじめられているとのこと。
接近・保護
水を差し出してみると、2匹とも近づいて飲み始めました。
とても暑い日で、のどが渇いていたのですね。
フェンスがめぐらされた敷地に誘い込む作戦です。
うまく入ったところで扉を閉めると、犬たちはあわてて逃げ回ります。
特に下の静止画で手前の子がすばしこく、チョロチョロと走って逃げようとしますが…
狭い場所に入り込んだところで、布リードをかけられました。
この子を「フムス」と名付けます。
その隙に、もう1匹がフェンスの隙間から脱出しようとしている!
出られないと悟って茂みの奥に隠れた犬の首回りに、やさしくリードをかけることができました。
落ち着いてきたところで、この子を「ファラフェル」と名付けました。
2匹とも緊張するばかりで、防衛のために攻撃的になることはありませんでした。大人しいフムスとファラフェルを一緒にケージに入れて、さあ病院に行きましょう。
ケア
病院で、まずはフムス、続いてファラフェルの体を洗います。
ところで今回の保護活動に参加していたこの2人は親子だそう。親子で保護活動、いいですね!
きれいになった後、疲れ切っていた2匹は並んで眠ってしまいました。
それから
協力関係にある一時預かり施設が2匹の世話をしてくれます。
まだ少し内気なこの2匹。でも自分たちより大きい仲間の犬にも尻尾を振って、路上で他の犬たちにいじめられていたことはトラウマになっていない様子にほっとします。
できればフムスとファラフェル、一緒に引き取ってくれる里親さんと巡り合えるとよいのですが。
動画をご覧ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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