歩行補助具を装着
前足だけで地面をはっていた
家屋の床下で縮こまっていた「スクーチ」は、保護の際、極度の栄養失調と下半身麻痺を背負った状態で、前足だけで必死に地面をはって外へ出てきてくれました。
小走りできる!
その後に公開された動画で、スクーチは見違える姿で登場。
2輪の歩行補助具を装着して、さっそうと歩いています!
骨と皮のようだった体も、肉付きがよくなっています。
後ろから見ると、なるほど、後足を吊っているのですね。
リードを持つ人を時々見上げて確認するのは、散歩が上手な犬のお手本ですね!一定のリズムで軽やかに歩いています。
ドッグランで追いかけっこ。
堂々として見え、とてもスムーズに動き回ります。
おっと!補助具がちょっと引っかかっても慌てない。
ちゃんとバックもできるんです。
向きを変えて、また前進。うまいぞ、スクーチ!
そして女性の元へ。お姉さんも嬉しいでしょうね。
麻痺のため尻尾を振ることができないけれど、スクーチの尻尾がブンブン揺れるのが見えるようです。
お姉さんのところへ!
最後に
人を信頼してくれ、そして楽しそうなスクーチが、何より嬉しいです。
多くの人の寄付により、この器具を制作・購入できたそうです。また、「お下がり」の器具をシェルターまで持ってきてくれた人もいたとか。
大多数の保護団体は「金欠」ですから、少額でも感謝してもらえるでしょう。そしてスクーチのような犬たちを幸せに導くお手伝いができるのです。
動画の最後に、スクーチが空を見上げて、ジャンプするような仕草をします。
もちろん、重い器具をつけていて跳躍はできません。でも尻尾と同じように、きっとアナタの心の目には、スクーチが後足で地面を蹴って軽やかに跳ぶ姿が見えることでしょう!
※こちらの記事は動画配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Stray Rescue Of St. Louis