なつきやすい1匹と、他の2匹
通報・発見
カリフォルニアの丘陵地帯に3匹の姉妹犬がいると保護依頼。
地元の人々が1週間保護を試みたものの、失敗してしまったとのことです。
保護団体HOPE FOR PAWS が現場に入り、標高2300m、気温マイナス7℃の、トレッキングで訪れるような場所ですが、道路が通っているのでしょう。
まず2匹を目視しました。
いちばん小さい「ジンジャー」が、警戒しながらも近づいてきて、手から食べ物をもらいました。
他の犬は吠えています。
「セイジ」は距離を取って近づきません。
もう1匹の「エマ」は隠れてしまいました。
さあ、どうする?
保護
まずは食べ物に夢中なジンジャーの首に輪をかけてつかまえることができました。
悪魔みたいに見えますが、地面を転げまわって暴れているところです。砂ぼこりがすごいでしょう?
「ストップ、ストップ!」と声をかけても、ジンジャーの耳には届きません。
この状況を見て、他の2匹が余計に怖がるとまた、保護が難しくなりますね…。
1分もしないうちに、ジンジャーはあきらめて大人しくしてくれました。
かわいらしいお顔です。素手も受け入れてくれました。
抱きかかえて斜面を登っていきます。かなりな重労働で、危なそう…。ジンジャーに歩いてもらえばいいのでは?とも思いますが、どうなんでしょう?とにかく道路まで登り切りました。
ジンジャーは何となく、運ばれるのを楽しんでいる感じも。
道路に上がって水を飲む音がかわいいです。
残りの2匹にはケージトラップを仕掛けましたが、何時間待っても、入ってくれません。賢いなあ。
まずはジンジャーだけ病院に連れて行くことになりました。
結局、セイジは当日中に、エマは2日後に、地元の人々が頑張って保護完了しました!きっとジンジャーの保護で、要領を学んだのでしょう。地元の人の熱意、素晴らしい!
そしてこちらは病院で体を洗うジンジャー。この子は短時間ですっかり飼い犬のように変貌しました。
他の保護犬たちとの散歩で、意気揚々、先頭を歩くジンジャーです。
その後
2週間後、保護団体がセイジとエマの一時預かり家庭を訪問すると、すっかり落ち着いた家庭犬になっている2匹に再会できました。とてもきれいなダークチョコレート色の姉妹です。しかも後日、2匹は里親さんに引き取られたそうです!
1匹離れてしまったジンジャーにも、きっと、よい里親さんが見つかったことと思いますよ。山から里へ下りてきた3姉妹を動画でご覧ください。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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