栄養失調だけではなかった
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やせ細った犬を地元のクリニックに連れて行った人が、保護団体LetsAdopt に犬の保護依頼をしました。
クリニックで対面した「トビー」は、いったい何週間食べていないのかというほど、ガリガリでした。
転院
トビーは小さなクリニックからは大きな病院へ移されました。
トビーの健康状態はかなり悪化していて、内臓リーシュマニアという寄生虫由来の急性肝不全などを発症していて、赤血球の濃度も低過ぎ、集中治療室に運ばれたのです。
後ろから見ると、こんなに骨が浮き出して、尻尾の両側には潰瘍ようなものが見えます。
トビーの表情はまだ生き生きしています。
きっとまだ栄養を吸収し、病気の治療に耐えて回復できるでしょう。
ゴミあさり
何度も病院のゴミ箱をあさろうとするトビー。路上ではきっと、こうしてかろうじて生きていたのだと思うと、切ないですね…。
薬を与えられて病状は安定し、しっかり食べて少し体重が増えたそうです。
現状説明
日が経って、トビーの状態は当初に比べて安定してきました。
担当の獣医師さんが現状を説明します。
「正直まだ、どこまで回復するか確信をもって言うことはできません。言えることは、ここに来たときはもう、手立てがないようにも思われましたが、今はリーシュマニアに良いサプリメントを試すなど、色々な方法を考えられるようになっているということです。トビーはよく食べ、体重が増えて、活発です。回復への道のりは長いでしょうが、様々な手段を使って克服させたいです。」
その後
この動画は2020年2月にアップされました。その後のトビーの経過のアップデート動画が掲載されるのを心待ちにしています。
この動画で見えてきた回復の兆しが、本格的に軌道にのっていることを願います。そしてその先に、この愛らしい大型犬トビーにふさわしい里親さんとの出会いが待っていますように。
動画を見ることは保護支援にもつながります!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Viktor Larkhill (LetsAdopt)