山にこだまするマラミュートの遠吠え
発見
米国モンタナ州の人目につかない山奥に、アラスカン・マラミュートの子犬工場が発見されました。劣悪な環境で、150頭近くの犬が子犬の販売目的で監禁され、繁殖に酷使されていました。
保護団体The Humane Society of the United States が保護に乗り出します。
ところで、マラミュートと、よく似たシベリアン・ハスキーとの簡単な区別の仕方をご存じですか?
マラミュートは耳が頭の横の方についていて両耳の間隔が広く、ハスキーはもっと上つきで、間隔が狭いのです。それから落ち着いた状態で尾が少し巻き上がっているのがマラミュート、垂れているのがハスキーです。サイズは、マラミュートの方が一回り大きいです。
この犬は耳が欠けていますね。
保護
多くの子犬も見つかりました。このような場所から子犬たちが市場に流通していくのです。
犬たちに感じるのは「苦痛」だと、団体メンバーは言います。
「この子たちに、人々が目を向けてくれますように。」
人との交流も極端に少なかったようで、犬たちはメンバーを大歓迎してくれたそう。
チームが一丸となって活動します。
最後に
救出活動は夜まで続きました。
この団体は、警察と協力して何百頭という単位の違法な子犬工場の摘発に数多く立ち会っています。
目の前にいるかわいい子犬だけでなく、その子犬がどんな環境から市場に出回っているのかにも目を向けて、犬を買うことの影響を考えませんか?
大規模な救出の様子を動画でご覧ください。動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画の制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
動画制作者:The Humane Society of the United States
掲載YouTubeチャンネル:The Humane Society of the United States