吠えて向かってくる小型犬
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友人からの依頼で、保護団体HOPE FOR PAWS が15歳の犬「コービー」の保護に向かいます。
15歳のコービーはその時、路上生活ではなく、保護はされていました。しかし、攻撃的な態度が収まらず、施設で持て余していたようです。
接近
初対面のコービーに呼びかけると、フェンスに跳びつく勢いで、吠えかかってきました。右目はつぶれています。
食べ物を見せると吠えやんで、「ん、これは?」と見える方の目でじっとみつめ、パクッと食べました。
飲み込むと、また鼻にしわを寄せて牙を見せ、うなりながらこんな顔を向けてきます。
すぐに、「だめ!(No!)」と静止すると、大人しくなりました。
そしてまた食べ物にパクつくんです。現金な奴め。
コービーを外に出してもらうことにしました。まだ、人の動きを見て、鼻にしわを寄せてしまいます。それに緊張して震えています。
こういった犬は人と適切な関係を結んだ経験がなく、怖がる、威嚇する、という表現しか知らないのかもしれません。
喜ぶ、楽しむ、という感覚も、経験して初めて表現することができるのでしょう。
吠えるコービーの首にリードの輪をかけました。
コービーを抱え出してくれた人の制服のシャツのワッペンには、「アニマルケア・テクニシャン」と縫い付けてあります。動物看護士ですね。
その人のひざに乗ったまま、コービーはまた、手から直接食べ物をもらいます。
そして徐々に、頭や口回りをなでられるようになりました。
頭をなでている手は、コービーの一時預かりを申し出てくれた女性の手です。
ケア
いったん病院へ連れて来て、体を洗い、体調の検査をしました。
牙をむいて突進してきたあの姿から、想像もできない変わりようです。安心し落ち着くと、犬は短時間にこんなに変わるのですね。
その後
コービーは一時預かり家庭で、新しく「スティッチ」と名付けられました。
過去に何があったのかはわかりませんが、これからは、スティッチとして元気に生きてほしいですね。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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