ワガママ犬の主な特徴とは?
飼い主から見て、愛犬は我が子のように可愛い存在です。
そのため、ついつい小さい頃から愛犬を甘やかしてしまったという飼い主さんも少なくないでしょう。
しかし、最低限のしつけを行わなければ、成犬になったときにワガママ犬となってしまうかもしれません。
では、そんなワガママ犬にはどのような特徴があるのでしょうか。
散歩は犬が主導となって行われる
散歩時に、愛犬が行きたい方向に行っているという方は多いかもしれません。
基本ルートは決まっているけれど、その中で愛犬が行きたそうにしている方へ行ってみる、というスタイルです。ここまでならば、よくある光景ですね!
しかし、飼い主さんを引っ張るようにして愛犬が散歩していたり、あるいは飼い主さんが「もう行くよ」「そっちは行かないよ」と指示を出しても、全く聞かず、意地でもそちらへ行こうとするという姿が頻繁に見られたりする場合、ワガママになりつつあるかもしれません。
既にそれが当たり前のようになってしまっている場合、「僕が飼い主さんをリードするんだ」と、愛犬が自分の方が上であると勘違いしている可能性も考えられます。
思い通りに行かないと唸る(怒る)
愛犬から何かを催促されたり、要求されたりした経験を持つ飼い主さんは多いでしょう。
例えば、おやつを与える際に、ちょんちょんと前足で急かしてくるという光景は、珍しいことではありません。
しかし、おやつを与える際に「待て」と指示を出し、それが気に入られないと感じた犬が、唸ったり、無理やりおやつを飼い主さんの手から奪おうとしたりするのであれば問題です。
ワガママ度が進行していると言えるでしょう。
他にも、自分の思い通りに行かない、気分を害されるようなことをされたと感じたとき、すぐに攻撃的になるようであれば、ワガママ犬になってしまっているため、注意が必要です。
飼い主の指示を聞かない
ここまで紹介した2つの特徴でも出てきましたが、飼い主さんの指示を全く聞かないのであれば、それはワガママを通り越して、「自分がリーダーである」「だから飼い主の言うことを聞く必要がない」と思っている可能性があります。
これは、今まで飼い主さんが愛犬の要求をすべて受け入れてしまっていたり、あるいはしつけを十分に行っていなかったりしたことにより、起こっている可能性が考えられます。
他にも、愛犬の名前を呼んでも振り向きもせず、無視をするといった態度を頻繁にとる場合、格下に見られている恐れがあります。
愛犬のワガママを直す方法はあるの?
愛犬が、「自分がこの家のボスだ」と勘違いしているような状況は、今すぐ直すべき課題です。
トレーニング施設に連れて行くという手段が最も効果的ですが、今回は愛犬のワガママを直すために、飼い主さんが取り組めるコツをご紹介します。
常に落ち着いた態度を心がける
まず、飼い主さんは愛犬と接する際、常に落ち着いた態度を心がけるようにしましょう。
愛犬が反抗的な態度をとったときに、うろたえたり、ちょっとしたことで怖がったりするような仕草を見せると、愛犬は「頼りにならない」「僕のことを怖がった」などと察し、自分の方が上であると勘違いしてしまうことがあります。
愛犬に唸られたり、吠えられたりしてしまうと「えっ!?」と動揺してしまったり、「ごめんね~」とご機嫌を取りたくなったりするかもしれませんが、そこはグッと我慢し、冷静に飼い主としての行動を曲げないようにしましょう。
愛犬の要求を受け入れない
犬がワガママになってしまう大きな要因の1つに、飼い主さんが幼少期から甘やかしすぎてしまっていたという原因が挙げられます。
愛犬の要求を何でもかんでも受け入れていれば、愛犬も「飼い主は僕の要求を何でも聞いてくれる」と勘違いしてしまいます。
したがって、まずは愛犬からの要求を受け入れない姿勢をとることが大切です。
最初は反抗的な態度をとるかもしれませんが、徐々に諦め、無理に要求を通そうというわがままな態度が緩和されていくでしょう。
要求を通そうという態度をやめたときに、飼い主さんの方からご褒美を与えたり、褒めてあげたりするなどのアクションをとってあげると効果的です。
基本動作をマスターさせる
ワガママ犬に、飼い主の指示をしっかり聞かせる方法の第一歩として、基本動作(お座り、お手、待てなど)をしっかりマスターさせる必要があります。
始めは、「何であなたの言うことを聞かなくちゃいけないの」などと反抗的な態度をとるかもしれませんが、そこは飼い主の義務・しつけの一環として考え、粘り強くトレーニングしましょう。
基本動作をある程度マスターさせることができれば、その頃には飼い主の言うことを聞くという姿勢ができてきますので、基本的な指示を少しずつ聞くようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
皆さんの愛犬はワガママ犬に当てはまっていませんでしたか?
可愛いからとワガママ犬に育ててしまうと、後々お世話が大変になってしまうなどの弊害が現れます。ぜひ早いうちからしっかり上下関係を築き上げておきましょう。