スレッド・ドッグ
日本ではあまりなじみがない言葉ですが、『スレッド・ドッグ』が何を意味するか知っていますか?
”スレッド(sled)”とは、”そり”という意味です。”ドッグ”は”犬”です。
つまりスレッド・ドッグとは”犬ぞり”のことになります。
積雪の深い荒野が広がっている北米では、交通の手段として、犬ぞりは必要とされています。
犬ぞり用の犬達
当然のことながら、犬ぞりには犬が必要です。
1つのそりをひくのに、犬は10匹前後必要となります。
犬ぞりは犬達にとっては、とても過酷な重労働になります。
体力が尽きて、途中で死んでしまう犬達もいます。
昨年はわかっているだけでも、5匹、犬ぞりの途中で死んでしまったそうです。
シーズン・オフ
雪がないシーズンには、犬達は必要ないですよね?
カナダにも夏があります。場所によっては気温は40度近くなります。
犬ぞり用の犬達は、炎天下の中外で鎖でつなぎっぱなしにされています。
その光景を見たら…きっと誰もが言葉を失う事でしょう…
炎天下
日陰もない大地の上で、犬達はチェーンの短い鎖につながれっぱなしになっています。
彼らには犬小屋みたいな筒上の小屋が与えられてはいますが、その中自体が高温になるため、暑さ対策にはまったくなっていません。
知ってほしい
スレッド・ドッグの過酷な現実を記録し続け、改善と廃止を訴え続けている人がいます。
スレッド・ドッグの記録を取り続けている監督のフェイスブック:https://www.facebook.com/SledDogsFilm/
その過酷な現実を止めさせるための署名も集められています。もし、この記事を最後まで読まれて、動画も見られて、活動に同意されれるのであれば、署名をされることも1つの援助になるかと思います。
スレッド・ドッグ反対を求めるための署名活動:https://e-activist.com/page/27249/action/1?ea.tracking.id=facebook
最後に
下記動画は、2018年7月4日にスレッド・ドッグ用の犬たちの収容場所の檻の外から撮影されたものです。檻の向こうには日陰もない炎天下に200頭前後の犬達がいます。この日の気温は摂氏40度近くありました。
あなたはこれを見てどう感じますか?
A look at the kennel conditions at Chocpaw Expeditions...Please watch and share.
Sled Dogs Filmさんの投稿 2018年7月9日月曜日
※尚、この記事の及び写真&動画の掲載は、SledDogsFilmの承諾を得て行っています。