犬を自分で洗うために最適な場所はどこ?
犬を自分で洗うために最適な場所とはどこでしょうか。犬を洗う場所と言って一番に思いつくのは、やはり自宅のお風呂場です。
しかし、大型犬では自宅のお風呂場で洗う事が困難な場合もあります。小型犬ならお風呂場で洗えますが、シャンプーの間、ずっと中腰の姿勢でいるのは飼い主さんの負担になるので、最適な場所とは言えないでしょう。
では、犬を洗う場所はどこが最適なのでしょうか。やはり、愛犬はサロンで洗うよりも飼い主さん自身で洗ってあげたいと思う方も多いでしょう。
飼い主さんが洗う事で犬とのコミュニケーションにもなり、全身の状態もチェックする事もできます。そして、何といっても飼い主さんに洗ってもらえる事は、犬にとって安心感が大きく大変うれしい事でしょう。
近頃では、様々なホームセンターで犬をセルフウオッシュできるコーナーをよく見かけます。犬を洗うシンクはもちろん、ドライヤーやトリミング代も設置してあるので大変便利です。
そして、立ったままの姿勢で犬を洗う事ができるので腰にかかる負担もありません。そのため、犬を自分で洗う時には店に設置してあるセルフウオッシュを利用する事をおすすめします。
自宅でシャンプー!犬を洗う場所の選び方
自宅で犬のシャンプーをする時には、洗う部位によって場所を選ぶことが大切です。なぜなら、洗う部位に合わせた場所で洗う事によって、短時間で効率的に犬を洗う事ができます。
犬のストレスも少なくなるので、部位に合わせた場所で洗うようにしましょう。
全身を洗う時
全身を洗う時には、お風呂場で洗うようにしましょう。
洗面台と比較するとスペースも広いので、全身をしっかりと洗う事ができます。犬にとってもお風呂場はなじみのある場所なので、比較的リラックスした状態でシャンプーができます。
しかし、お風呂場で洗う時には、飼い主さんは中腰の姿勢を保たなくてはいけません。しかも、少し大きめの犬や多頭飼いで何匹も同時にシャンプーする時などは、洗う時間も長くなるので負担がさらに大きくなります。
また、お風呂場で犬を洗う時にはリードを付けて洗うようにしましょう。お風呂場で犬が転倒すると、骨折やねんざを起こしてしまう可能性があるからです。
お尻を洗う時
犬のお尻を洗う時には、洗面台が良いでしょう。洗面台を使えば犬を抱っこした状態で、お尻だけを手早く洗う事ができます。しかも、体の他の部分があまり濡れないので、犬にとってもストレスが少ないです。
ただし、犬のお尻を洗った後の洗面台は忘れずにしっかりと洗っておいてください。洗面台は顔を洗ったり歯を磨いたりする場所なので、大腸菌などで汚れていてはいけません。
足回りを洗う時
お散歩の後などに犬の足回りを洗う時は、屋外にある足洗い場を利用することをおすすめします。
屋外にある足洗い場を利用すれば、簡単に洗う事ができるので、飼い主さんの負担も少なくなります。特にお散歩は毎日のことなので、手軽に済ませたいですよね。
もし、犬の足洗い場がない場合には代用品が必要となります。例えば、洗面器などを利用して玄関前に準備しておきましょう。洗面器で足を洗うと、玄関前が濡れてしまうことが多いので注意して洗うようにしましょう。
自宅以外で犬を洗える場所と利用方法
飼い主さんにとって自宅で犬を洗う事は負担が大きく、洗う場所にも悩んでしまいがちです。しかし、出来るだけサロンを利用せずに自分自身で犬を洗いたい…、そんな風に思っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
実は自宅以外で犬を洗える場所は、案外と近くの店に多くあります。最近では様々なホームセンターなどの店舗内に、セルフシャンプーのコーナーが設置されていることも多いです。
大型犬でも対応できるシンクがあり、トリミングテーブルやスタンド型のドライヤーも設置されているので、とても楽に犬を洗えます。利用料金も500円前後の店が多いので、気軽に利用できる点も魅力です。
セルフシャンプーに予約は必要?
セルフシャンプーをする際には、基本的には予約は必要ありません。しかし、セルフシャンプー室が少ない店が多く、店によっては1室しかない場合もあります。そのため、休日などに利用する時には混雑しているかもしれません。
犬も待ち時間が長くなるとストレスになるので、予約をしてから行く方が良いでしょう。
コーナンのセルフシャンプーの料金
ホームセンターのコーナンにある犬のセルフシャンプーの料金は、30分で500円です。15分延長ごとに250円がかかります。室内も空調が整えてあるので、犬がシャンプー中に寒くなることもありません。
カインズのセルフシャンプー利用料金
カインズのセルフシャンプー利用料金は、最初の30分が500円です。そして15分延長ごとに200円となります。カインズホームの会員に入れば、最初の30分を450円で延長料金も15分180円で利用する事ができます。
セルフシャンプーを利用する時の注意点
セルフシャンプーを利用する時には、いくつかの注意点があります。まず利用後には、抜けた犬の毛をきちんと掃除しておかなくてはいけません。
またシャンプーで床が濡れた時には、床をモップで拭いておきましょう。その他には、犬の毛をカットする事は禁止されている場合が多いです。
ただし、店ごとに注意点は若干異なるので、事前に確認しておいてください。そして、店には基本的に犬用シャンプーとタオルやブラシ、爪切りなどは備え付けていません。そのため、セルフシャンプー利用の際には、これらを忘れずに持参しましょう。
犬を自分で洗う時の注意点とコツ
犬を自分で洗う時には、できるだけきれいに丁寧に洗ってあげたいですよね。しかし、むやみに念入りに洗う事は犬の皮膚や体に負担をかけている可能性があります。
その他にも、飼い主さんが犬をきれいにするためにしていた事が、実は犬にとってよくない事かもしれません。そのため、犬を洗う時には注意しておかなくてはいけない点を心得てから洗うようにしましょう。
また、犬を自分で上手に洗うにはちょっとしたコツがあります。コツを分かったうえで犬を洗えば、飼い主さんの負担も少なく洗う事ができます。同時に犬も快適にシャンプーができるので、一石二鳥といえるでしょう。
シャンプー上手な飼い主さんになったら、犬との信頼関係がさらに深まるかもしれませんね。
注意点1:人間用のシャンプーは使用しない
犬を洗う時には、人間用のシャンプーを絶対使用してはいけません。
良い成分が入った人間用のシャンプーだから、犬に使ってみようかと思う飼い主さんもいるかもしれません。しかし、人間にとって良い成分でも、犬にとっては良い成分ではないのです。
人間と犬とでは皮膚のpHが違うため、人間用のシャンプーを使っていると皮膚炎を発症したり、かゆみの原因になったりします。場合によっては脱毛してくることもあるので、人間用のシャンプーは絶対に犬には使用しないようにしましょう。
注意点2:顔周辺や耳などは念入りに洗いすぎない
犬の顔周辺や耳などを洗う時は、あまり念入りに洗いすぎないようにしましょう。顔周辺や耳などは特に汚れが目立つ部分でもあるので、しっかりと洗いきれいにしたいと思う飼い主さんも多いでしょう。
しかし、目や耳の中にシャンプーの成分が入ってしまうと、炎症を引き起こす可能性があります。また、口周辺もシャンプーを舐めてしまうかもしれません。そのため、顔周辺や耳などはシャンプーを薄めにして軽く洗うようにしましょう。
特に耳は外耳の周辺のみを、そっと洗うようにしてください。ガーゼなどで汚れをふき取ってあげる方法もおすすめの洗い方です。
注意点3:濡れたまま放置しない
犬を洗った後は濡れたままにしておいてはいけません。必ずタオルドライをした後に、ドライヤーで完全に乾かしてあげましょう。濡れたままにしておくと雑菌が繁殖し、皮膚の炎症を引き起こす原因にもなります。
また、寒い季節などは濡れている事で風邪をひく可能性もあるのでしっかりと乾かしてあげてください。
洗う際のコツ1:シャンプーはお湯で薄めておく
犬を洗う時のコツは、シャンプーを事前にお湯で薄めておく事です。シャンプーをお湯で薄めておくと、全身にシャンプーがスッと行き渡り、隅々まできれいに洗えます。
また、お湯に薄めておくと、犬はシャンプーを温かい状態で体に浴びる事ができるため、犬のストレスも軽減します。洗い流す時も手早く終わるので、短時間で洗える点もメリットです。
洗う際のコツ2:洗い流す時には頭部から
洗い流す時には頭部から順に洗い流しましょう。頭部や顔からわきの下、次にお腹や臀部、そして最後にしっぽの順番で洗っていきます。
頭部や顔などの体の上の部位から洗い流すことで、すすぎ残しが少なくなり、短時間できれいに洗い流せます。
まとめ
犬の皮膚の健康のためにも、定期的なシャンプーは欠かせません。
しかし、犬のシャンプーを定期的にする事は、飼い主さんにとって大変労力のかかる作業でもあります。また、自宅のお風呂場などで犬を洗うと、腰などへかかる負担も大変大きいものです。
最近は犬のセルフシャンプーを行っている店舗が多くあります。セルフシャンプーを利用すると、かなり楽にシャンプーする事ができるので大変便利です。
犬を洗う事が負担に感じている飼い主さんは、一度セルフシャンプーを利用してみてはいかがでしょうか。