犬のワクチン接種前後にシャンプーはできる?タイミングや注意点

犬のワクチン接種前後にシャンプーはできる?タイミングや注意点

「ワクチンを打った後にすぐシャンプーしてもいいの?」答えはダメです。どうしてダメなのか、どれくらい時間を置いたらいいのか、ワクチンやシャンプーの役割を通して解説します。

犬のワクチン接種前後にシャンプーをしてもいい?

お風呂に入っている犬

犬のワクチン接種前後にシャンプーは「しない」ようにしましょう。

「ワクチンを打ちたいけど、そろそろトリミングの予約も取りたい」そんな時に、どちらを優先してどのくらい期間を空けて予約するべきなのか、悩んでしまいますよね。また、ワクチン接種前後に飼い犬が汚れてしまい、やむを得ずシャンプーしたいときもあります。

どうして、ワクチンとシャンプーを同時に行ってはいけないのか、それぞれには少なからず「リスク」が伴うのです。

ワクチンの副作用

狂犬病も混合ワクチンも接種後は「安静に過ごすように」と必ず言われます。それは「副反応」や「ワクチンアレルギー」を起こす可能性があるからです。激しい運動や興奮によって、体調が悪化したり、アレルギーが出やすくなってしまう可能性が高まります。

ワクチン接種「当日」は、お散歩も控えめにし、お家でゆっくり休ませてあげましょう。また、「接種後3日~1週間」ほどは、犬の免疫反応が続いたり、注射や病院のストレスで体調を崩しやすいので、なるべく特別なことはせず安静に過ごすようにしましょう。

シャンプーは体力消耗

犬にとってのシャンプーはかなり体力を消耗するイベントです。普段しない慣れないことをすると、私たちもかなり疲れますよね。シャンプーの時は、温かいお湯で被毛や体をすべて濡らします。体をまんべんなく触り、ドライヤーが終わるまで「長時間」ワンちゃんを拘束するかたちになります。

濡れて体が重くなったり、シャワーで温かくなったり、今度はタオルドライのあと少し冷えてしまったり、ドライヤーの風の音を我慢したり、犬にとって「ストレス」がとてもかかる行為になります。ですので、シャンプーを行う際は、終わった後に「ゆっくりとリラックスする時間」が必要になります。

どれくらい期間を空けるべき?

  • ワクチン接種後のシャンプーは「1週間」空ける
  • シャンプー後のワクチンは「1~2日」空ける

副作用を考えると、ワクチン接種後からシャンプーまでは「1週間」は空けると安心です。最低でも2~3日は必ず空けてください。また、ワクチン接種をする条件として「体調が良い」ことが絶対です。

軽い下痢や、いつもより少し体温が高い場合も、接種を見送る可能性があります。体調が悪い状態で接種した際の「最悪のリスク」を少しでもなくすためです。シャンプー後は、犬はかなり体力を消耗し疲れてしまいます。いつもの「体調がいい」状態ではないのです。

シャンプー後にワクチンを接種する場合は、しっかり疲れがとれて調子が戻るよう「1~2日」は空けるようにしましょう。飼い犬がかなりシャンプーが苦手な場合は、ストレスが長引く場合もあるので、様子をみて期間を延ばしてあげてください。

犬のワクチン接種後やシャンプー後の適切な過ごし方

注射器と犬

ワクチン接種後や、シャンプー後の「安静に過ごす」とはどうしたらいいのか?大事なことは「休む時間」と「いつもと同じ日常」を過ごさせてあげることです。

ワクチン接種後は「2~3日」、シャンプー後は「1日」ほど安静に過ごせるとベストです。飼い主さんは愛犬の様子をしっかり見るように過ごしましょう。

散歩は無理に行かなくてもOK

健康のために、毎日長時間散歩に行く飼い主さんもいますよね。運動が大好きな犬や、大型犬、筋肉質な犬などにはもちろん散歩は欠かせません。しかし、ワクチン接種やシャンプーによって、すでに普段より体力が消耗している状態です。

無理に長時間散歩に行く必要はありません。気分転換に少しお外に出たり、排泄をしに行く程度で大丈夫です。ワクチン接種後は特に、激しい運動は逆に副作用の危険性が高まります。ですので、接種当日はなるべくお散歩を控えるようにしましょう。

新しいことを始めない

犬にとっていつもと環境が変わることは、ストレスの原因になり得ます。フードを切り替えたり、ケージの位置を変えたり、新しいおやつをあげるなど「いつもと違うこと」はできるだけこの期間にはしないようにしましょう。

普段から愛犬が好んで食べるものをあげたり、好きな場所でゆっくり寝かせてあげたり、いつもの日常を快適に過ごさせてあげましょう。

犬のワクチン接種前後にお手入れが必要になった場合

トリミングをされようとしているラブラドールレトリバー

ここまでで「ワクチン接種とシャンプーは一緒にしてはいけない」ことは理解していただけたかと思いますが、アクシデントで汚れてしまい、どうしてもお手入れが必要なときもありますよね。

うんちやおしっこで汚れてしまった場合や、体が濡れてしまった場合は、なにもしないことでさらに犬に負担をかけてしまう可能性があります。シャンプーの負担を減らしてあげながらも、お手入れをしてあげるようにしましょう。

  • 水のいらないシャンプーを使う
  • 部分洗い
  • ブラッシングをする

水のいらないシャンプーを使う

全身をシャワーで濡らすこと、ドライヤーで乾かすこと、にストレスを感じる犬が多いです。水のいらないシャンプーや、濡れタオルで拭いてあげるだけでも、汚れは軽減されます。

抗菌や消臭成分の入っているものを使うと、よりスッキリすることができます。仕上げに乾いたタオルでしっかりドライをしてあげましょう。

部分洗い

足先や、耳、しっぽ、おしり周りなどが汚れてしまった場合は、部分洗いをしましょう。小さい桶や、タオルを使って汚れた部分を濡らし、なるべく時間をかけずに短時間で洗ってあげましょう。

人間のおしり洗い用洗浄液なども活用できます。すすぐ必要がないので、汚れてしまった場所に洗浄液をかけて洗ってあげ、タオルでしっかり拭いてあげましょう。

ブラッシングをする

汚れが乾いている場合は、念入りにブラッシングするだけで取れる可能性があります。優しく、毛の根元を抑えながら何度かとかしてあげましょう。また、ドライヤーはブラッシングをしながらの方が早く乾きます。

ドライヤーの風を当てている部分にブラシをあて、毛の根元を意識して乾かすと、素早く、しっかり乾かせます。普段からブラッシングに慣らしてあげ、ドライの時にも上手に活用してみてください。

まとめ

シャンプーをされているコーギー

ワクチンやシャンプーの目的がわかると、飼い主さんも安心して「やってあげよう」と思えますよね。どちらも犬の健康を守る上で欠かせないことです。しかし、一歩間違えると逆に愛犬に辛いことが起きてしまう可能性があります。

飼い主さんは重要性をしっかり学び、愛犬のことを守っていってほしいです。ワンちゃんの健康が私たちの幸せにも繋がります。みなさまが愛犬と末永く楽しく暮らせることを願っております。

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