フレンチブルドッグは臭い?原因や対策について解説

フレンチブルドッグは臭い?原因や対策について解説

ブサかわで人気急上昇中のフレンチブルドッグ。しかし一方で、臭い、ニオイが気になる、といった事を見聞きする事も多くあります。今回はフレンチブルドッグは本当に臭いの?原因や予防法、対策などをご紹介します。

フレンチブルドッグは体臭が気になる犬種?

ベッドでくつろぐフレンチブルドッグ

ずんぐりとした丸い体と、ペチャッと潰れた独特の鼻、大きなお耳に、たるーんとシワの寄った顔、愛嬌たっぷりのつぶらな瞳がとっても可愛いフレンチブルドッグ。近年、そのブサかわ具合が可愛いと、人気が急上昇しています。

毛が短いため、お手入れも簡単そうで、一見体臭は気にならなそうに見えますが、実はフレンチブルドッグは犬の中でも体臭がきつくなりやすい犬種です。特に最も可愛い時期でもある子犬は、見た目は可愛いのに臭い!と悩む飼い主さんも多くいます。

フレンチブルドッグが臭い原因

かわいいフレンチブルドッグ

  • 脂っぽい肌質
  • 短毛種であること
  • 耳のケア不足
  • 口周りやお尻周りの汚れ
  • 肛門腺が溜まっている
  • しっぽに垢が溜まっている

脂っぽい肌質

犬の皮膚は、潤いを保たせるために、皮脂(ひし)が分泌されています。この皮脂と潤いが肌の乾燥を防ぎ、紫外線や微生物、アレルゲンといった外部の刺激から体を守るためのバリア機能を果たしています。

しかし、フレンチブルドッグは体質的に皮脂の分泌が他犬種よりも多く、肌が脂っぽくなりやすいです。そしてこの皮脂は、フレンチブルドッグ最大の特徴でもある顔のシワに溜まりやすく、そこに汚れが溜まったり雑菌が繁殖すると、ニオイが強くなります。

短毛種であること

犬の皮膚は豊かな被毛によって、汚れや雑菌が直接肌につかないように守られています。しかし、フレンチブルドッグは毛がとても短いため、この被毛のガード機能が弱く皮膚に直接汚れや雑菌が付きやすくなります。そのため、雑菌が繁殖しやすく臭いと感じやすくなるのです。

耳のケア不足

皮脂の分泌が多いフレンチブルドッグは、耳の中にも皮脂が溜まりやすく炎症を起こしやすいです。本来、耳には自浄作用があり、耳の中の汚れや耳垢は自然と排出されるようになっています。

しかし、耳に皮脂が溜まったり炎症が起こると、この自浄作用が低下してしまいます。すると、溜まった皮脂や汚れ、垢からニオイが出たり、そこに雑菌が繁殖して更なる炎症に繋がったりします。耳が臭いと感じたら、外耳炎や中耳炎を起こしてる可能性もあるので注意が必要です。

口周りやお尻周りの汚れ

フレンチブルドッグは唇にたるみがある分、ヨダレが出やすい犬種でもあります。口周りだけでなく、胸元にまでヨダレが付いてそれがニオイの原因になることもあります。唇のたるみには、食べカスなどの汚れも溜まりやすいです。また、お尻周りの汚れもニオイの原因になります。

老犬になると踏ん張る力が弱くなるので、排便の際に便や尿が体についてしまったり、踏んでしまうこともあります。便や尿がついたままにしておくと臭くなるだけでなく、皮膚炎などのトラブルにも繋がるため、排便をした後は綺麗にしてあげましょう。

肛門腺が溜まっている

肛門腺とは、肛門の左右にある小さな袋のことで、そこに悪臭のする液状やペースト状の分泌物が溜まります。この分泌物は、排便をする際にウンチと一緒に自力で排出できる犬も稀にいますが、生まれつき肛門腺が排出しにくかったり、小型犬や中型犬は排出する力が弱いことが多いです。

そのため、定期的に分泌物を絞り出してあげる必要があります。しかし、この肛門腺に分泌物が溜まってくると、ウンチをする時にこの袋が圧迫されやすくなり、便と一緒に排出されて、ウンチをした時に普段よりも臭いと感じることがあります。

同じ理由から、おならが臭くなることもあります。フレンチブルドッグのような鼻の短い「短頭種」は、呼吸が荒くなりやすく、呼吸と共に空気を飲み込みやすいため、おならが出やすい犬種でもあります。

そしてこの肛門腺を溜まったまま放置すると、肛門腺が炎症を起こす「肛門嚢炎(こうもんのうえん)」や、最悪の場合、肛門腺が腫れ上がり皮膚が破けてしまう「肛門嚢破裂(こうもんのうはれつ)」を引き起こすことがあります。

普段よりもウンチやおならが臭いと感じたら、肛門腺が溜まってないかよく見てあげましょう。

しっぽに垢が溜まっている

フレンチブルドッグはしっぽにも特徴があり、スクリュー状にくるんと巻いた形をしています。そのため、しっぽに垢や皮脂が溜まりやすく雑菌が繁殖しやすいため、お手入れをしないと臭くなりがちです。

フレンチブルドッグのニオイ対策

シャンプーをされるフレンチブルドッグ

  • ブラッシング
  • シャンプー
  • 顔のシワのお手入れ
  • 耳掃除

ブラッシング

フレンチブルドッグは毛が短いので、抜け毛が少ない、お手入れは簡単そうと思われがちですがそんなことはありません。毛が絡まったり毛玉が出来るといったことはありませんが、抜け毛は多い犬種です。

そして、体に汚れや雑菌も付きやすいです。ラバーブラシや獣毛ブラシで定期的にブラッシングをして、皮膚の汚れや抜けた毛をしっかり除去してあげましょう。

また、ブラッシングは皮膚のマッサージ効果もあるため、血行が良くなり新陳代謝が促されます。フレンチブルドッグは皮膚がデリケートです。ニオイ対策だけでなく、皮膚の健康を保つためにもブラッシングは効果的です。

シャンプー

脂っぽい肌質は皮脂が酸化たり、汚れや雑菌がついて臭くなりがちです。そのため、定期的にシャンプーをして、皮脂や汚れを落として全身を清潔にしてあげましょう。

シャンプーをする時に、顔のシワの汚れやお尻周りもしっかりと洗い、肛門腺も一緒に絞ってあげると良いです。自宅でのお手入れが難しい場合は、トリミングサロンや動物病院でやってもらいましょう。

ただし、シャンプーは体の汚れを一掃するにはとても効果的ですが、シャンプーのし過ぎは皮膚が乾燥してかえって皮脂を過剰に分泌させてしまう原因になります。

健康な状態であれば、シャンプーは月に1〜2度程度にしましょう。どうしてもニオイが気になる場合は、硬く絞ったホットタオルなどで拭いてあげるだけでも効果があります。

顔のシワのお手入れ

フレンチブルドッグの顔のシワやたるんだ唇には、食べカスや皮脂、埃などが溜まりやすく蒸れやすいです。放置すると、ニオイだけではなく、皮膚炎などの肌トラブルの原因にもなるので、食事の後やお散歩の後にはシワの間も優しく拭いて、綺麗にしてあげましょう。

耳掃除

耳にも皮脂が溜まりやすいため、週に1〜2度は耳掃除もしてあげましょう。綿棒はデリケートな耳の中を傷付けてしまったり、汚れを奥に押し込んでしまう事もあるので、使用しないようにしましょう。

コットンやガーゼなどに、耳専用のローション「イヤークリーナー」を付けて、耳の内側を優しく拭き取ってあげましょう。耳はとってもデリケートな部位です。

最初は耳掃除を嫌がる犬もいますが、フレンチブルドッグにとって耳のお手入れは健康を守るためにも不可欠です。オヤツをご褒美に与えるなどして、少しずつトライして慣らしてあげましょう。

ただし、耳に炎症を起こしてる場合は不快感や痛みから嫌がることもあります。酷く嫌がる場合は無理に行わず、耳の中に赤みがないか、臭くないかなどを見てあげましょう。

こまめな掃除など生活スペースのニオイ対策も重要!

掃除機とフレンチブルドッグ

愛犬のケアも大切ですが、部屋の掃除も同じくらい大切です。どんなに犬のケアをしても、抜け毛や排泄物を放置すれば、そこからニオイが出てしまいます。

また、絨毯やベッド、ソファなどの繊維に犬の皮脂が付くとニオイの原因になります。とはいえ、ソファやベッドなどは簡単に洗えるものではないので、除菌スプレーや消臭スプレーなどを使うと良いでしょう。

また、最低でも1日に1回は、部屋の換気をして空気を入れ替えましょう。空気中に漂ったニオイ物質は壁紙やあらゆるものに付着して、部屋全体が臭くなる原因です。空気清浄機を置いて、常に空気を綺麗にする事も効果的です。

まとめ

愛想をふりまくフレンチブルドッグ

特徴的な体やしっぽ、愛嬌のあるお顔でとっても可愛いフレンチブルドッグ。フレンチブルドッグと暮らす飼い主さんの中には、あのニオイがまた愛おしい!という方もいます。愛犬家にとっては、愛犬のどんなニオイもまた愛おいしものなんですよね。

しかし一歩外に出ると、犬を飼っていない人からすると臭く感じるのかな?と気になったり、部屋のニオイは気になる…ということも多いですよね。

フレンチブルドッグは体質的に、どうしても臭いニオイが気になりやすい犬種です。健康維持のためにも、快適な生活環境を整えるためにも、日頃からしっかりと必要なケアをしてニオイを抑え、幸せな愛犬ライフを送ってくださいね。

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