気になるパグの臭いの原因
- パグは脂性肌で独特の体臭がある
- 顔のシワに汚れが溜まりやすい
パグは脂性肌で独特の体臭がある
顔のシワが特徴的で、ムチっとしている容姿がたまらなく可愛らしいパグですが、パグを飼っていると臭いが気になるということがあるかもしれません。
パグは皮脂の量が多く、べたつきやすい脂性肌をしているため、「パグ臭」という独特の臭いがすることがあります。パグ臭の原因は、シワや垂れた耳、口など様々です。
顔のシワに汚れが溜まりやすい
お顔のシワはパグのチャームポイントでもありますが、シワは汚れが溜まりやすい場所でもあります。
顔のシワはいわば皮膚が重なっている状態なので、通気性が悪く蒸れやすいです。蒸れやすいお顔のシワは、細菌が繁殖しやすい環境なので、皮膚の病気を防ぐためにも日頃からケアをする必要があります。
パグの臭いを軽減するケアの方法
- 顔のシワはこまめに拭く
- 歯磨きをして口臭ケア
- 耳掃除をして清潔にする
- 定期的なシャンプー
- シャンプーができない時は体をこまめに拭いてあげる
顔のシワはこまめに拭く
ノンアルコールの赤ちゃん用の柔らかいウェットシートや蒸しタオル、綿棒を用意してください。
犬は口の周りを触られることを嫌がる場合がありますが、無理に押さえつけてしまうと、さらに嫌がって暴れるようになることがあります。そのため、日頃からスキンシップをして、シワを触っても驚いてしまわないように慣れてもらいながら、徐々に顔のシワのケアができるようにゆっくりと進めていきましょう。
シワは柔らかいので、優しくウェットシートや蒸しタオルで拭いてください。深いシワは、ぬるま湯でふやかした綿棒を使って、シワの間を優しく拭いていきましょう。
拭いたあとに湿気が残ってしまうと、それが原因となって細菌が繁殖してしまうことがあるので、乾いたタオルや綿棒を使って湿気が残らないように拭いてあげてください。
口の周りは食事をしたときの食べかすや水を飲んだときの水滴が溜まりやすいので、しっかりとケアをしていきましょう。
歯磨きをして口臭ケア
犬があくびをしたときに、口臭が気になることはありませんか。
歯磨きは毎日することが理想です。歯を磨く習慣を小さい頃から身に着けて、口臭だけではなく歯周病など口腔内の病気を予防していきましょう。
犬の歯ブラシはいくつか種類があり、ブラシタイプ、指に巻きつけて磨くことができる布タイプ、歯磨きシート、飲み水に混ぜる液体、噛むことで歯磨き効果が得られるおやつやおもちゃなどがあります。歯磨きガムなどでも歯垢の除去などが期待できるので、おやつとして与えるのもよいかもしれません。
歯磨きをして口の周りが濡れてしまったり、よだれが垂れてしまったときは、シワのケアと同様に乾いたタオルなどで拭いてあげてください。
耳掃除をして清潔にする
パグは垂れ耳なので、耳の中が蒸れやすく細菌が繁殖しやすいです。耳掃除はコットンや犬用の耳掃除シートなどを使用して、見える範囲の汚れを拭きとりましょう。
耳の奥まで拭こうとすると汚れを押し込んでしまったり、強くこすってしまうと傷がついてしまうこともあるので、飼い主さんが見える範囲を優しく拭いてあげてください。
耳を痒がっているなど耳の奥の汚れが気になる場合は、無理に掃除をせずに、動物病院で耳を診察してもらってください。
定期的なシャンプー
パグは脂性肌でべたつきやすく、ゴワゴワした被毛になりやすいので、定期的なシャンプーが必要です。
月に1回のシャンプーをすることで、体臭の改善や皮膚の病気を予防することができます。犬の表皮は柔らかいので、ゴシゴシとこすらずに優しくシャンプーをしてあげてください。
シャンプーができない時は体をこまめに拭いてあげる
シャンプーが苦手で体をうまく洗えないときは、濡れたタオルで体を拭いて、仕上げで乾いたタオルで拭いてあげてください。体を拭くだけでも汚れを取り除くことはできるので、体臭の軽減につながります。
お散歩から帰ってきたときや排泄をしたあとに、湿ったタオルや犬用のシートで拭いてあげるだけでも体を清潔に保つことができます。
室内にパグの臭いがする時の対処法
- こまめに洗濯をする
- 室内換気をこまめにする
- 空気清浄機を設置する
- ペットに安全な消臭剤を使う
パグの体臭対策をしても臭うのはなぜ?
愛犬の体臭の対策をしていても臭いが気になるときは、家具や愛犬が寝ているソファーやベッドに臭いがしみついているのかもしれません。布は犬の臭いがつきやすく、ソファーや絨毯で寝たり遊んだりすると、どうしても臭いがついてしまいます。
犬のベッドは顔や体をこすりつけたり、おもちゃは口にくわえて遊ぶので、しばらく使っていると臭いが気になることがあります。
こまめに洗濯をする
ソファーは洗濯できるカバーをかけたり、ベッドに乗ってしまうときも、シーツなどを洗濯することでしみ込んだ臭いを軽減できます。
犬用のベッドやおもちゃも定期的に水洗いすることで、部屋に漂ってしまう臭いの対策になるので、まめに洗濯をしてみてください。
室内換気をこまめにする
室内の窓を開けて換気をすることで、空気が入れ替わるので、臭いを軽減することができます。
1か所だけ開けていてもあまり換気ができないので、対角線上にある窓を2か所開けて空気を入れ替えましょう。窓がない場合は換気扇などを使用してみてください。
空気清浄機を設置する
空気清浄機は商品によって機能は異なりますが、花粉やほこりだけではなく、ペットの臭いの消臭効果が期待できます。
活性酸素やマイナスイオンによる消臭効果の機能がある空気清浄機を設置することも、室内のペットの臭い対策になります。
空気清浄機は、消臭できる臭いの種類にペットが含まれていないことも多く、費用や機能もさまざまなので、購入前に機能を調べてみてください。
ペットに安全な消臭剤を使う
ペット用の消臭剤は、スプレータイプや置き型の商品があります。
スプレータイプの消臭剤は、犬のおしっこの臭い対策として使用できます。床でおしっこをしてしまったときは、スプレータイプの消臭剤を活用して、臭い残ってしまわないように対策してみてください。置き型タイプは、置いておくだけで臭い対策ができます。
ペット用の消臭剤は、臭いを嗅いだり舐めてしまっても害がないものが多いので、安心して使用できると思います。
まとめ
今回は、パグ臭の原因と対策を紹介しました。
パグのチャームポイントでもあるシワや垂れ耳のケア、歯磨きや耳掃除で体臭の軽減や病気の予防ができるので、飼い主さんのできる範囲で対策をしてみてください。