ドライシャンプーの種類
泡ムースタイプ
人間用のヘアムースのような形状のドライシャンプーです。
シートタイプ
人間の赤ちゃん用のおしりふきのような形状のシャンプーです。
薄くて軽く、持ち運びが便利です。
スプレータイプ
ボトルの中に液状のシャンプー液が入っていて、スプレーすると霧状になって噴霧されます。
パウダータイプ
全く被毛が濡れない、粉状のシャンプーです。
ドライシャンプーのやり方
どのタイプも、ドライシャンプーを行う前にブラッシングで毛玉をほぐして、抜け毛を取り除いてから使用します。
泡ムースタイプ、スプレータイプ
泡を汚れた部分だけでなく、被毛をかき分けて皮膚までしっかり成分を行き渡らせます。
スプレータイプの場合は、皮膚から15センチくらい離れたところからスプレーします。
そして、ドライシャンプーを指でマッサージするように被毛に刷り込みます。
しばらくすると汚れが浮いてくるので、固く絞ったタオルなどで浮いてきた汚れを拭き取ります。
シートタイプ
体の表面の汚れだけでなく、被毛をかき分けてマッサージをするように使用します。
パウダータイプー
適量を体に振りかけ、ブラッシングをし、被毛に良く馴染ませます。
馴染み切れなかったシャンプー成分の粉っぽさが気になる場合は、軽く湿ったタオルでさっと拭き取ります。
ドライシャンプーのメリット
時間が掛からない
通常のシャンプーなら、全身くまなく濡らし、シャンプーで汚れを落とした後、しっかりとタオルで水分を拭き取り、さらにドライヤーなどで被毛を乾かしながらブラッシング…と、かなり時間が必要です。その点、ドライシャンプーは時間も手間も掛かりません。
体に負担が掛からない
手間や時間が掛かるだけでなく、体が濡れることやドライヤーの風や熱に対するストレスもありません。
そのため、シニア犬や出産直前、授乳期の母犬など体力が落ちている犬にとっては、体に掛かる負担が小さく、常に体を清潔に保つことができます。
部分洗いができる
お出かけした際に足だけとても汚れてしまったり、垂れ耳の犬種の場合だと耳の先だけが汚れてしまったりすることがあります。
汚れた足でキレイな箇所まで掻いてしまったら、汚れが広がりますし、不潔な足で耳を搔いたら、外耳炎になることもあります。
また、下痢をしてお尻周りだけが汚れてしまったときも、ドライシャンプーを利用すれば簡単に部分洗いができます。
ドライシャンプーの効果
常に清潔な状態を保っていられる
愛犬の体を常に清潔にしておくことは、愛犬の健康を保つためにはとても大切なことです。
しかし、体を濡らして行う本格的なシャンプーを毎日行うと、犬の皮膚や被毛を傷めてしまうため、毎日シャンプーするワケにはいきません。
お散歩が大好きで、活発な犬なら、散歩に出ただけで足が真っ黒になってしまいます。
足を洗うのが嫌いな犬なら、シートタイプのドライシャンプーを使って、こまめに汚れを拭き取る習慣をつければ、常に汚れのない状態を保ちやすくなります。
また、旅行先などでとても汚れてしまったときなどでも、ドライシャンプーがあれば、簡単に愛犬の体をキレイにできます。
体臭が軽減される
汚れを拭き取るだけでなく、犬の体に蓄積されていく犬自身の皮脂汚れを取り除くことで、体臭を軽減する効果もあります。
ストレスが少ない
ドライシャンプーを使えば、体が濡れることもなく、飼い主さんに無理やり動きを拘束される時間もわずかです。
通常のシャンプーと比べると、犬が感じるストレスは小さいのではないでしょうか。
まとめ
ドライシャンプーを使えば、手軽に愛犬の体を清潔にすることができ、さらにその状態を長く保つことができます。
とはいえ、自分の体を舐めることもあるので、ドライシャンプーを選ぶ際は、犬が舐めても大丈夫な成分のシャンプーを選ぶようにしましょう。