運動の量で犬種を選ぶ
犬は健康のための毎日の運動が欠かせません。
室内でボール投げなどをして運動させれば良いと考えている方もいらっしゃるようですが、私たち人間だって家の中に閉じこもって過ごすことは苦痛ですよね。それは犬も同じです。
お散歩で脳の老化を予防
お散歩に連れ出すことで新しい刺激を与えてあげることができ、脳の老化を予防することや老犬になった際の認知症などの予防にも効果的です。
運動量が少ない犬種
しかし、小型犬と大型犬では必要とする運動量が大きく違います。長時間のお散歩に付き合ってあげることができない場合、運動量が少ない犬種を選ぶのが良いのではないでしょうか。
- チワワ
- ポメラニアン
- シーズー
- ヨークシャーテリア
- パピヨン
などの小型犬は大型犬と比べるととても運動量が少ないです。
ポメラニアンの場合
うちには超小型犬であるポメラニアンの女の子がいます。毎日、朝と夜の2回、40分ずつお散歩をします。「小さいのに40分も?」と言われることがありますが、無理やり歩かせているわけではありません。
とーってものんびり歩くため時間がかかってしまうのもありますが、想像するよりも運動量がある方だと思います。歩きたくない日は抱っこばかり要求し、自分では5分くらいしか歩かない、そんな日もあります。
きっと、愛犬家のみなさんであれば、小型犬だからお散歩は少なくて良いということではなく、愛犬が満足できるまでお散歩させてあげたいと考えますよね。
抜け毛が少ない犬種を選ぶ
愛犬家のみなさんでさえも悩みのひとつである抜け毛の問題。こまめにブラッシングをしてあげるのは面倒だ、お掃除が面倒だ、そんな方には抜け毛の少ない犬種が良いのではないでしょうか。
しかし、全く毛が抜けない犬なんていません。1本の抜け毛にもイライラしてしまうようであれば、動物と暮らすことは向かないと思います。
抜け毛の少ないおすすめの犬種
- トイプードル
- ヨークシャーテリア
- マルチーズ
- パピヨン
- ビションフリーゼ
- ドーベルマン
- ワイマラナー
- ノーフォークテリア
などの犬種は抜け毛が少ないとされています。
ニオイが少ない犬種を選ぶ
これもまた愛犬家のみなさんでさえも悩みのひとつである犬のニオイ。シャンプーをしても良い香りが続くのは2日・3日くらいでしょうか…。
毎日、ブラッシングをしてあげること・お散歩の後はお尻周りと手足を洗ってあげること・カラダを拭いてあげること、この3つでうちの愛犬たちはニオイを軽減させることができています。
ニオイを少しでも軽減させたいのであれば、毎日のお手入れが重要だと思います。
ニオイが少ないおすすめの犬種
- トイプードル
- パピヨン
- ダルメシアン
- ビションフリーゼ
- チワワ
- マルチーズ
- ボーダーコリー
などの犬種はニオイが少ないと言われています。
飼いやすい犬種とは?
よく「飼いやすい犬が良い」と言いますが、私は逆に「飼いにくい犬なんているのかな?」と考えることがあります。
飼いやすいと言われている犬種であっても、小型犬なのか中型犬なのか大型犬なのかによって、飼いやすいかどうかは大きく異なると思います。
犬の大きさ
どんなに飼いやすいとされている犬種でも、十分なスペースを用意してあげることができなかったり、十分な運動をさせてあげることができなかったり、病気や介護など移動する際に重くて持ち上げたり抱えることができなかったりなどする場合、大型犬は合わない、となってしまいますよね。
被毛と抜け毛
抜け毛がとても少ないとされているトイプードルですが、被毛が伸び続けるため定期的なトリミング(毛をカットすること)が必要であるため、費用がかかってしまって嫌だな…面倒だな、と感じてしまう方には合わないでしょう。
長毛種
毎日のブラッシングが欠かせない長毛種は、飼いづらい、お手入れが面倒、トリミング費用がかかる、など言われることがありますが、私は長毛種であるポメラニアンと暮らしている中で、飼いづらい・お手入れが面倒だと感じたことはありませんし、仔犬の頃から自宅でトリミング(シャンプーや爪切りなど)をすることに慣らせておいたことで、自分で出来てしまいます。
人気の柴犬
日本の気候や暮らしに適しているということから飼いやすいとされ、最近とても人気の高い柴犬ですが、個体差はありますが、クールな性格であることから愛嬌がないと言われてしまったり、抜け毛がとっても多いことから飼いにくいとする方もいらっしゃるようです。
実は飼い主さん次第!
飼いやすいとされている犬種も、飼い主さん自身がどうであるかによって、飼いにくくなってしまう可能性もあります。
人や犬を襲ってしまい“悪い犬”としてメディアに取り上げられてしまった犬がいますが、悪い犬なんていません。人が悪い犬にしてしまったのです。
まとめ
ご紹介した以外にも、犬種選びのポイントはたくさんあります。
環境
- マンションor一戸建て
- 持ち家or借家
- 南国or北国
- 田舎or都会
家族構成
- 若い夫婦or老夫婦
- 子供がいるor子供がいない
暮らし方
- 愛犬とアジリティーを楽しみたい
- 愛犬と海や川や山に行きたい
- 愛犬と旅行を楽しみたい
- 一人っ子である子供の兄弟姉妹になって欲しい
- ひとり暮らしのパートナーになって欲しい
ちなみに私が愛犬と暮らすきっかけになったことは、ご紹介した選び方には何一つ当てはまりません。
- 1ヶ月放浪していた犬を保護し、その後家族になった。(4代目わんこ)
- ペットショップで生後7ヶ月、繁殖犬になる予定だった犬を選んだ。(3代目わんこ)
これが私が愛犬と暮らすきっかけになった事柄です。ただただ直感でした。
他にも迷子の犬や捨て犬を見かけたことはありましたが、何故かあの時は「保護しなくては!」「私がママになる!」と思いました。
ペットショップには可愛い小さな生後2ヶ月ほどの仔犬がたくさんいましたが、何も考えることなく選んだ犬に対して「繁殖犬になる予定だったんですー」とスタッフさんから一言。
犬と出会うのは運命や直感
トイプードルを飼いたい!
チワワを飼いたい!
柴犬を飼いたい!
シェパードを飼いたい!
そう思うのには、きっと何かその犬種との繋がりがあるのかもしれません。
飼う犬種を決めてペットショップへ行ったのに、何故か他の犬種に惹かれてしまった、なんてこともあるかもしれません。
こんなことを聞いたことがあります。
「犬は飼い主に似ると言うが、人が自分に似た犬を選んでいるだけだ。」と。
これまで4匹の犬と暮らしていますが、出会いは突然で、とても不思議なものばかりでした。今年の春には思いもよらない出会いから子猫が家族に増えましたし、どんな出会いがあるか本当に分からないなと思いました。
飼うまではいろんなことを考え、犬種に迷い、なかなか決められずにいる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、運命?直感?そんなことの方が多いのではないかと感じています。
ユーザーのコメント
女性 匿名
正直言って犬にかかる手間や抜け毛、医療費などの覚悟が足りなかったと思います。
夫婦での話し合いはしましたが、子供達にしっかりと話していなかったので犬嫌いな子もいて、室外飼いにしていました。紫外線の影響からか老年性白内障になりました。
子供達も独立したので室内犬にしたのでとても嬉しそうです。
犬ならどの子でも良かったのでは無くて、この子なら飼いたいと思う縁があった子でした。
散歩を楽しんだりブラッシングに歯磨き、目薬を差したりと何でもない毎日が幸せだと思います。