飼いやすい犬種について
初めて犬を飼おうと決めたとき、どの犬種にしようかどんなグッズを揃えたら良いのかなど、わくわくしますよね。
ですが、はやる気持ちをいったん落ち着かせましょう。飼いたい犬が飼いやすい犬ではなかった場合、飼い主のライフスタイルが変化するなどで飼育放棄に繋がってしまうことも少なくありません。
では、飼いやすい犬とはどんな基準なのでしょうか。犬がいる生活をより楽しむためにもチェックしておきましょう。
飼いやすい犬の主な基準とは?
抜け毛が少ない
抜け毛が少ないことは、お手入れが比較的楽なことから、飼いやすいひとつの目安になるかもしれません。犬の被毛は、下毛(アンダーコート)と上毛(オーバーコート)の二重構造になっているダブルコートと、下毛がないシングルコートの二種類があります。
ダブルコートの犬は春と秋に夏毛と冬気に生え変わる換毛期があり、この時期には特に抜け毛が多くなります。一方、シングルコートの犬には換毛期がありませんが、一年を通して少しずつ被毛が生え変わるため、ダブルコートの犬種に比べると抜け毛が少ないことから、比較的お手入れしやすい面があります。
ダブルコートでは、チワワ、ポメラニアン、コーギー、ゴールデンレトリバー、柴犬などが人気があり代表的な犬種です。シングルコートでは、プードル、マルチーズ、シーズー、ヨークシャーテリア、パピヨンなどが人気の犬種です。
ダブルコートの場合は、換毛期には特にブラッシングが重要になります。ケアをしないと被毛が絡まってしまったりフェルト状になることで皮膚炎につながる恐れがあります。また、 た、部屋のこまめな掃除も必要となります。
シングルコートの場合も換毛期がないだけで、被毛は生え変わる時に抜けますし、ブラッシングなどのお手入れも最低限必要ですが、初めて犬をお迎えする場合や、お手入れなどに多くの時間を費やすことができない場合は、シングルコートで短毛種が向いているかもしれません。
室内犬と室外犬
室内犬と室外犬ではどちらが飼いやすい犬ということはなく、それぞれにメリットとデメリットがあります。犬は外飼いが一般的だった昔と違い、現在では住宅事情などもあり室内飼いが一般的で推奨されています。
室内飼いは常に飼い主や家族と接する時間が多く、コミュニケーションも取りやすいため犬との信頼関係も築きやすくなります。また、犬の健康面を考える上でも、清潔な環境や温度管理も保たれるのもメリット。
その反面、甘やかしすぎてわがままに育ってしまったり、抜け毛で飼い主がアレルギーになってしまったりなど、注意したい点もあります。また、家具の破損や異物の誤飲にも気をつける必要があります。
外飼いは、番犬として飼育する場合や、家の中が抜け毛や臭いなどで汚れないこと、家族にアレルギーがある場合や、室内ほどトイレトレーニングの必要がないことなどが挙げられますが、飼い主や家族とのコミュニケーション不足に陥る傾向にあります。
また季節の温度変化などの影響が大きく、夏の熱中症やフィラリア症の心配、冬は低体温症など犬の健康面のデメリットが多いです。また、コミュニケーションが不足すれば、犬の体調の変化にも気づきにくいため、一般的なご家庭の場合は大型犬であっても室内飼育をおすすめします。
犬の性別
同じ犬種でも、性別によって性格に違いがあることもあります。一般的にメスの方が飼いやすい傾向があるとされていますが、個体差もあるため、飼い主さんやご家族に合った性別を選びましょう。
犬種には関係なく、基本的にオスの方がメスに比べ体が大きくなる傾向があります。また、発情期や縄張り意識が強いことからマーキングやマウンティングをすることもありますが、犬の本能によるものです。
おしっこをするときに片足を上げてするので、室内でのトイレのしつけや臭い対策は工夫が必要になるかもしれません。また、メスに比べると体力があり活発な犬が多いので、一緒に運動したり遊びたい方には向いているでしょう。
メスは、オスに比べ体が小さい傾向があります。年に2回の発情期や生理による出血の際は、室内でのオムツの着用が必要になります。大型犬は体が大きい分、出血も多くなることは理解しましょう。
犬種にもよりますが、性格はオスに比べ穏やかでおとなしい傾向にあるので、ゆったりと犬のいる生活を楽しみたい方には、メスの方が向いているかもしれません。
犬の性格
犬は犬種によって性格に違いがあります。好奇心が旺盛で運動能力の高いボーダーコリーやトイプードルは、犬と一緒に体を動かして、アクティブに遊びたい飼い主におすすめです。おとなしく、人懐っこいパグやシーズーは、常にそばにいて穏やかなふれ合いで癒されたいという方におすすめです。
このように、飼い主のライフスタイルや環境などによっても飼いやすいと思う犬種はさまざまですが、同じ犬種でも生まれ持ったものや環境によって個々に性格の違いがあります。一匹一匹の性格を個性としてしっかり受け入れることが大切です。
しつけがしやすい
ボーダーコリーやプードル、ゴールデンレトリバーは聡明で賢いことから、しつけがしやすい犬種と言われています。パピヨンやマルチーズなどははやんちゃな気質も持ち合わせているため、しつけの際には良いことと悪いことをしっかり教えることが大切です。
犬種に限らず、無駄吠えなどの癖がついてしまうと、近所からの苦情の種にもなりかねないので、しっかりとしつけることが大切です。しつけは、犬が人間と共に暮らす上でとても大切なもので、どんな犬になってしまうかは飼い主次第。正しいしつけやトレーニング方法をしっかりと学び、子犬の頃からしっかりと信頼関係を築くことが大切です。
犬のサイズ
犬のサイズは、小型犬、中型犬、大型犬に分類されます。マンションなどの集合住宅で犬を飼う場合、犬のサイズなども制限している場合も多いため、将来的に犬を飼おうと思っているなら、契約前に確認しておきましょう。
また、室内飼育では犬にもパーソナルスペースが必要となるため、犬のサイズに合わせてしっかりとスペースを確保できる環境を用意することも大切です。部屋の広さや建物の形態によっても飼いやすい犬は変わってきます。ご自身のライフスタイルや環境にあったサイズの犬種を選ぶようにしましょう。
飼いやすい小型犬ランキングTOP10
小型犬は室内飼いにも適していることから、日本ではとても人気があります。また、病気や老犬になったときのケアのしやすいことも小型犬の特徴です。その中でも、特に人気の高い犬種をご紹介します。
1.トイプードル
トイプードルは、容姿のかわいさはもちろんのこと、成犬になっても体重は3kg前後で体高は24〜28cm程と小柄で、トリミングも楽しめることや、毛色の種類が豊富な点などからも常に人気の犬種です。
性格は好奇心旺盛で賢い傾向があるため、比較的しつけがしやすいでしょう。また抜け毛が少ないため、マンションなどの集合住宅などでも飼いやすい犬種でしょう。
2.シーズー
シーズーは、菊の花のように見えることからクリサンセマム・ドッグとも呼ばれています。ピンク色の舌がペロッと出ている口と大きな瞳がとてもかわいく、お尻を振りながら歩く姿も魅力的です。
性格は穏やかで忠誠心が強く、友好的な個体が多く、しつけもしやすいと言われています。ただし、頑固でプライドが高い面も持ち合わせているので、子犬の頃に甘やかし過ぎには注意が必要です。
3.ヨークシャテリア
ヨークシャーテリアは、美しく品のある被毛が特徴で動く宝石とも言われています。日本だけでなく、世界中で愛されている犬種です。抜け毛も少なく、成長とともに毛色の変化を楽しむことができるのも特徴。性格は頭の回転が速く、勇敢で気が強い傾向があります。
飼い主との強い信頼関係を築くことがしつけのポイントになるでしょう。
4.キャバリア
キャバリアの正式名称はキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルと言われ、18世紀イギリスのチャールズ2世に溺愛されていた犬として有名です。素直で好奇心旺盛な傾向があり、子犬のころから遊びを交えてしつけをすると上手に覚えてくれるようになります。
キャバリアの被毛はダブルコートなので、抜け毛が多い犬種です。絹のように細い毛質は絡みやすいので、こまめなブラッシングが必要になります。少し面倒に思われるかもしれませんが、良いコミュニケーションの時間ととらえてみると良いでしょう。
5.マルチーズ
マルチーズは、真っ白で美しい被毛と思わず抱きしめたくなる容姿から、古くから愛玩犬として世界中で愛されきた犬種。
性格は明るく陽気な傾向がありますが、運動量はそれほど必要としないため、1日20分程度の散歩と室内で遊ぶ程度で十分です。神経質な面も持ち合わせているので、散歩中や訪問者に無駄吠えすることがあるため、無駄吠えのしつけはしっかりと行う必要があります。犬とアクティブな行動を求めていない飼い主さんに向いているでしょう。
6.ミニチュアダックスフンド
ミニチュアダックスフンドはアナグマなどの狩猟犬として古くから飼われていたため、嗅覚が鋭く、胴長短足の容姿からは想像できないほど機敏に動きます。明るく楽天的な面と、独立心が強く頑固な面を持ち合わせているため、主従関係もしっかりと築いてしつけを行う必要があるでしょう。
忠誠心が強いことから、しっかりと信頼関係を築くことができればしつけも上手く行くでしょう。胴長短足なダックスフンドは、背骨や腰に負担がかかりやすいため、椎間板ヘルニアなどには注意が必要です。
7.チワワ
チワワは、体が小さく扱いやすいため、女性やお年寄りにも人気があります。体が小さいので、多くの運動は必要としませんが、気が強く神経質な面も持ち合わせいるため、社会性を身に付けさせる意味でも毎日のお散歩は必要です。
チワワの被毛はダブルコートで、特に換毛期にはこまめなブラッシングが必要です。かわいいからと甘やかし過ぎには注意し、しっかりと信頼関係を築くことでしつけも上手にできるうようになります。
8.フレンチブルドッグ
クシャっとしたブサカワな顔立ちが人気なフレンチブルドッグは、筋肉質でがっしりした体つきではあるものの、運動量はあまり多くなく散歩も短時間で十分なため、散歩の時間に多くを費やせない方に向いているかもしれません。
また、抜け毛は多いですが、短毛でトリミングの必要がなく家庭でケアが可能な点も魅力の一つです。遊びが好きなのでたくさん遊んであげてコミュニケーションをとると良いでしょう。
9.ポメラニアン
フワフワな毛と尖った鼻先がかわいいポメラニアンは、平均寿命も15歳と飼育環境や健康管理に気をつけると20年以上の子もいる長寿傾向があります。そのサイズ感と友好的な性格は、小さな子供のいる家庭でも飼いやすい犬として人気があり、家族の一員として共に成長していくことが楽しめるでしょう。
うまくしつければ、留守番も得意なので、一人暮らしや共働きの家庭でも安心して飼うことができます。運動量は多くを必要としませんが、ストレス発散のためにも少しの時間でも毎日お散歩に行きましょう。
10.パグ
ずんぐりむっくりな体つきとしわしわ顔のパグの魅力にはまってしまう方は多く、人気の犬種です。穏やかな性格でいつも飼い主のそばに寄り添い、従順でやさしい傾向があります。
短毛ですが抜け毛が多いので、換毛期は掃除が少し大変かもしれませんが、トリミングの必要がないので経済的です。散歩は気分転換に20分程度で大丈夫です。遊びが好きなので、愛犬とたくさんコミュニケーションを取りたい方に向いています。
飼いやすい中型犬ランキングTOP5
小型犬よりももう少しサイズのある犬を飼いたいと思っている方には、中型犬がおすすめです。育て方によっては、小型犬よりも体つきがしっかりしていて病気にもかかりにくい傾向があるのも中型犬の特徴と言えるでしょう。
1.ビーグル
スヌーピーのモデルとなった犬として有名なビーグルは、好奇心旺盛で体も丈夫な個体が多く、小さい子供がいる家庭でも飼いやすいとされています。被毛はダブルコートで換毛期には抜け毛が多く掃除が大変ですが、トリミングは不要です。
運動量が多い犬種なので、1日2回30分程度の散歩や運動を取り入れてあげましょう。運動不足はストレスにつながるので気をつけましょう。
2.アメリカンコッカースパニエル
ふさふさの長い毛が特徴のアメリカンコッカースパニエルは、筋肉質で体のバランスが取れていて、しつけもしやすいことから人気の犬種です。被毛は長く伸び続け、抜け毛も多いので、こまめなブラッシングとトリミングが必要になります。
被毛のケアを怠ると皮膚炎になることもあるので、こまめなお手入れが必要です。散歩は1日30分~1時間ほどで散歩や遊びを取り入れて、ストレスを溜めないようにすることが重要です。
3.柴犬
天然記念物でもある日本犬の代表ともいえる柴犬は、日本の気候にあった犬種です。飼い主への忠誠心が強く、信頼関係をしっかりと築くことができると、忠実に飼い主の指示に従ってくれるようになります。
きれい好きな一面もあり、トイレのしつけが比較的しやすい犬種です。短毛ですが、抜け毛が多いことが特徴です。運動量も多いので毎日散歩は必須です。また、犬種としての登録はありませんが、豆柴も柴犬と同じような性格や特徴を持っています。
4. シェットランドシープドッグ
シェルティの愛称で親しまれているシェットランドシープドッグは、美しく上品な被毛が特の人気の犬種。抜け毛が多いので、美しい被毛を保つためには毎日のお手入れが必要となり、スキンシップの一環として時間をかけられる方におすすめです。
体を動かすことが好きなので、毎日1時間程度の散歩が必要です。散歩に行かれない日や休日にドッグランを利用してみるのも良いでしょう。
5.コーギー
短い足と丸いお尻が特徴のコーギーは、牧羊犬として活躍していた犬なので、物覚えも良くしつけがしやい傾向があります。運動が好きなので、1日2回1時間程度の散歩が理想です。
牧羊犬であったことから、本能として吠えや噛み癖がある場合も多いため、子犬の時期にしっかりとしつけることが大切です。胴長短足の特徴から椎間板ヘルニアになりやすい犬種でもあるため、肥満を防ぐためにも食事の管理は重要です。また、過度な運動も腰に負担をかけるため、注意が必要な場合があります。
飼いやすい大型犬ランキングTOP5
犬を飼うなら大型犬がいいという方もいると思います。ですが、大型犬を飼うには家の広さや経済的に余裕があるかなど、しっかりと計画を立ててから飼わなければなりません。大型犬の中でも比較的飼いやすいと言われている人気の犬種をご紹介します。
1.ラブラドールレトリバー
ラブラドールレトリバーは、成犬の体重は30kg前後で、性格は人懐っこく、穏やかな面とやちゃな気質も持ち合わせています。運動や遊びが好きなので、1日1時間程度の散歩を取り入れましょう。
盲導犬や警察犬としても活躍するほど、賢いことで知られており、人間が大好きなのでお子さんのいる家庭などでも問題ないでしょう。子犬の時期からしっかりとしつけることで、成犬になった時に困らなくなります。短毛ですが、ダブルコートで抜け毛は多いので、ブラッシングは欠かさないようにしましょう。
2.ゴールデンレトリバー
ゴールデンレトリバーもラブラドールレトリバーと同じように成犬では30kg程度まで成長します。温厚で社交的でとても人懐っこい性格から、ペットとしても向いています。運動量も多く活動的なので、1日1時間程度の散歩やフリスビーやボール遊びなどを取り入れてあげましょう。
艶やかなウェーブがかった被毛は、定期的なトリミングが必要になります。また、ダブルコートなので、日々のブラッシングも大切になります。お手入れや散歩など犬に多くの時間を費やせる方に向いています。
3.スタンダードプードル
スタンダードプードルは、プードル種の中で最も大きいサイズになります。全犬種において1、2位を争うほど聡明で賢い犬種としても有名で、しつけもしやすい傾向があります。
運動量が多いので、散歩は欠かさずに行いましょう。トリミング費用が高額になる傾向がありますが、たくさんのカットスタイルを楽しむこともできます。抜け毛は少ない反面、絡みやすいので、こまめにブラッシングをしてあげましょう。
4.バーニーズマウンテンドッグ
バーニーズマウンテンドッグは、成犬になると体重45kg程度に成長し、超大型に分類されます。体力があり食欲旺盛で太りやすい傾向があるため、食事の管理や運動など健康管理は重要です。
性格は忠誠心が強く、温厚なことからしつけもしやすい傾向があります。大型犬特有の股関節が弱い傾向があるため、カーペットやクッションを用意し、足への負担がかからないよう、室内環境も整えることが重要です。
5.秋田犬
忠犬ハチ公でおなじみの秋田犬は、映画のイメージのとおり飼い主に忠実な犬種です。運動量も多いので、可能なら1日2回各1時間程度、長距離の散歩をしてあげると良いでしょう。
抜け毛が多いのでブラッシングをこまめにしてあげましょう。また、寒さには強いですが、夏の暑さには弱いので室内の温度や湿度の管理に注意が必要です。きれい好きな面もあるので、寝床やトイレを常に清潔に保つことも重要です。
飼うのが難しい犬種もいる?
比較的しつけがしやすく飼いやすいと言われる犬種がいる一方で、ペットとして飼うには難易度が高いと言われる犬種もいます。
体の特徴や性格など理由は様々ですが、どの犬種もしっかりと愛情をもって育てることができれば、家族の一員として楽しい生活を送ることができます。一匹一匹の個性を認めてあげることが大切です。
ジャックラッセルテリア
ジャックラッセルテリアはやんちゃでパワフル、好奇心旺盛なエネルギー溢れる小型犬です。その性格から、家具を壊したり、スリッパをかじってボロボロにしたりと、いたずらではすまされないほどに飼い主を困らせてしまうこともあります。従順性に欠ける面や、攻撃的な面があることからしつけがうまくいかないことが多いようです。
とても賢くポジティブな性格から、飼い主さんのやり方次第でしっかりとしつけることができるので、叱ってしつけるよりも、褒めてしつけるようにしてあげましょう。たくさんのエネルギーを蓄えているので、ストレスが溜まらないよう、散歩や運動で発散させることが重要です。
セントバーナード
アルプスの少女ハイジで有名なセントバーナードは、体重70kg程度にもなる超大型犬。アニメのイメージから飼ってみたいと憧れる飼い主さんは少なくありませんが、セントバーナードを飼うには、広い敷地やたくさんの運動量だけでなく、飼育には多くの費用がかかることも考えなくてはなりません。
また、力も強いことから、散歩中などは大きな体に引っ張られないよう飼い主さんの体力も必要です。セントバーナードに限らず、大型犬を飼うためには費用や環境、飼い主の体力などあらゆる面で余裕が必要となるこを念頭におきましょう。
パピヨン
耳の飾り毛が蝶のように華やかなパピヨンは、その可愛さから人気の犬種でもあります。かわいいからとつい甘やかして育てしまうと、信頼関係が崩れてわがままになってしまうケースが多い傾向にあります。
パピヨンの性格は、社交的で好奇心旺盛な傾向があるため、しっかりとしつけることができれば、問題はありません。小さな子供のいる家庭でも上手に過ごすこともできます。メリハリをつけてしつけることが大切です。
ボーダーコリー
ボーダーコリーは、全犬種の中でも特に賢く、牧羊犬としても有名です。運動神経が抜群でドッグスポーツなどでも活躍していることから、アクティブに犬と過ごしたい飼い主さんと良いパートナーとなれるでしょう。ただし頭が良すぎる面から、飼い主との信頼関係がしっかりと築けていないと、飼い主を馬鹿にしてしまい指示に従わなくなることもあるようです。
しっかりとした主従関係と信頼関係を築くことができれば、しつけもすぐに覚え、アジリティーやダンスなどさまざまな芸も覚えてくれるようになりますよ。
ダルメシアン
ダルメシアンは映画101匹わんちゃんで一躍人気となった犬種です。美しいスポットが特徴で存在感があります。ダルメシアンは、もともと馬車の伴走犬として活躍した歴史を持ち、野良犬を追い払うなどしていたことから番犬気質が高く、警戒心が強い傾向があります。
社会性を身に付けさせるための訓練が必要なことから、初心者の方には飼いやすい犬とは言えないでしょう。エネルギー溢れる元気な犬なので散歩や運動にたくさん時間をかけることができる方に向いているでしょう。
どんな犬種でも飼いやすくするには飼い方が重要
飼いやすい犬だからと言って、しつけをしなければわがままになって問題行動を起こしてしまうなど、最終的には手に負えなくなってしまうこともあります。逆に飼うのが難しいと言われる犬種でも、しつけ次第で良いパートナーになってくれます。
すべては飼い主の愛情や、しつけ方次第ということです。しっかりと犬の個性や性格などを見抜き、家族の一員としてたくさんの愛情を注ぎながら育ててあげることが大切です。かわいがることと、しつけることにメリハリをつけましょう。
まとめ
一番大切なのは、飼うと決めた犬に対して最後まで愛情を持って一緒に生活していくということです。飼いやすい犬種など本来は存在しません。信頼関係を築くことができればどの犬種も飼いやすい犬になります。
これから犬を家族の一員として迎えようとわくわくしている方にとって、どの犬種にしようか迷っているときのひとつのヒントになればいいと思います。
散歩の時間や被毛のケアの時間など、こんなに費やさなければいけないの。と驚いたかもしれませんが、飼い始めれば、その時間はあっという間に過ぎてしまう、大切なコミュニケーションの時間になると思います。たくさん迷って、最高の一匹との出会いを願っています。
ユーザーのコメント
30代 女性 Chappy
ランキングに入っていない犬種もしつけ次第や、性格でとても飼いやすいワンちゃんもたくさんいますよ♪
40代 女性 Haru
吠えるトイプー、飼い主に呼ばれて無視するトイプー、叱られると飼い主に歯をむくトイプー、キゲンが悪いとかみ付くトイプー・・・・。
いやいや、トイプーに限ったことじゃないし、もちろんお行儀のいいトイプーもたくさん知ってる。
頭が良いトイプー、しつけがしやすいトイプー・・・・・生まれ持った可能性、ちゃんと花開くようにしてあげて初めて飼いやすい犬と言えるのかもね。
ちなみに私の愛犬はポメラニアン。賢く、(うるさいほど)よく吠えるので番犬にもなるポメ。甘えん坊だが自立心がある(はずの)ポメ。ええ、ポメラニアンも飼いやすいですよ♪
40代 女性 こみゃこ
でも、そう簡単にはいかないのが動物。街中でランキングに入る犬をよく見かけますが、いい子=飼いやすいのか?すべては飼い主次第ですよね。
私にとって飼いやすい犬は、自宅でトリミングできて、自力で犬を運べる大きさであることですね。
女性 PAURA
私の行動もずっと目で追って、言ってる事も分かっているかの様な表情でじーっと見ています。
子供の方は真逆でのほほんとしていて食に対して貪欲なので何でも食べてくれますし、人懐っこく、いつもそばに来て甘えます。しかし、小心者なのでベッドや椅子に飛び乗れないし、階段も下りられず毎度誰かがに乗せてもらったり、抱っこして下ろしてもらったりです。神経質の所もあるので最初は分からずトリミングに連れて行って帰ってくるとストレスで全身血だらけになるまで掻きむしってしまって最初は何が原因なのか分かりませんでした。シャンプーを変えてもダメ。動物病院の先生に「この子神経質だからストレスなのでは?お母さんが洗ってあげたら大丈夫だと思うよ!」その通り!以降、トリミングは連れては行けません。ペットホテルはもってのほか
女性 AKI
「誰になんて言われても」
私の父はポメラニアンを飼っていましたがわがままでした。
だから、日本犬だけが駄目な訳ではありません。
女性 カカオ
50代以上 女性 あお
はじめてのワンコで、他のワンちゃんを飼ったことがないので比べようがないのですが
飼いやすい、飼いにくいと一概には言えないと思いますが、うちの場合はじめてとはいえ躾はそこそこ上手くいったのではと思っています。
一般的にシュナウザーは飼いにくいとされる犬種のようですが、賢く、頑固さはあるもののトイレも、オスワリ、マテ、オテ、オカワリも割とすんなり覚えてくれました。
子犬の頃は甘噛みをよくしていましたが、遊びの中で噛むと痛いという事を覚えたのか本気で噛む様なことはしなくなり瞬時に噛んでしまった時もすぐ反省したのか噛んでしまった部分をぺろぺろと舐めてきてその仕草がたまらなく可愛く愛しい我が家の家族です。
飼いやすい飼いにくいは、関わった人間次第でどのようにでも変わるものなのではないでしょうか?
女性 モンモン
40代 女性 かかたん
2匹共飼いやすいです。
知らない人が、来ると番犬がわりに吠えますが、それ以外は吠えないし。
やっぱり飼い主の相性としつけのもんだいのような気がします。
40代 女性 こたママ
40代 女性 時代屋
特にイタグレなんてw
本当に飼いやすい限定ならシーズーとマルチーズ、ヨーキー、コーギー位しか・・・
ポメラニアンは吠える、ダックスは最近の乱繁殖で病気持ちが多い、トイプーは賢すぎて
飼い主次第、チワワは意外と気が強く結構大変、柴犬は主人には忠実だが、他犬とあまり仲良く出来ない
ゴールデンは大型犬で初心者にはハードル高い。
最近だとスピッツが随分改良されて、全く吠えなくなってるので意外とおすすめかも。
ただし、以前より少し大きくなっている。(本来の大きさ?)
50代以上 女性 匿名
ボーダーは運動量がとか、賢いので、とかいろいろ言われてますが、個体差によるのではないかと。
うちのボーダーは、お散歩好きだし弾丸のように走ることもあるけど、それより飼い主と一緒にまったりしたり撫でられてる方が幸せそうに見えます。
たまに、庭に放しても走り回るより一緒に遊んだり、ブラッシングや撫でてもらいたがります。ずっと、そうされるのを待ってる感じで、催促して吠えることはあまりありません。飼いやすいです。
犬にも人間にもとてもフレンドリーで、ありがたいです。
ただ、抜け毛がハンパないです…
50代以上 女性 匿名
犬種によらず個々の性格もあると思いますが犬は群れで生きていく動物
その群れのリーダーになることを虎視眈々と狙っているわけで自分よりこいつは下だと思えば全くしつけもできないし威嚇もします
リーダーになれない人間には飼いやすい犬なんて存在しないと思います
40代 女性 匿名
50代以上 女性 匿名
40代 男性 はぴ
その上で比較的飼い易いというランキングなのであって
私の知っている個体はどうこうというのはお門違いです。
個体差と全体の傾向の違いを理解できない意見が多すぎる。
50代以上 女性 匿名
ここに挙げている犬種でも、初心者に不向きな犬種はあります。
「そんなことないよ~、楽だったよ~(^^♪」と言う方は、とってもラッキーだったということです。飼いやすい仔に当たって良かったですね♪
50代以上 女性 タルト
ただ抜け毛は多く、1日さぼると部屋中大変なことに。
あと心臓が弱い犬種なので定期健診をしています。
でもとても可愛くそんな苦労も忘れてしまいます(^^)
40代 女性 うずら
柴犬って、飼いにくい犬種だと思う。
私が知ってる柴犬は、どの子も問題犬。
先日も、私柴犬に咬まれて怪我しましたもん。
柴犬って、オオカミに一番近い気性の持ち主らしいです。
そんな犬が、飼いやすい犬種かなぁ?
ウチは、ビーグルがいます。
明るくてフレンドリーで、ビーグルって飼いやすいと思うんですけどね〜。
まぁ、どのご家庭も、自分んちのワンコが一番!なんですけどね。
10代 女性 Kaho
40代 男性 ミンパパ
飼いやすいかは、飼い主の躾、経済面、生活リズムに合った性格なのでは?
最終的に飼ってからでないと飼いやすかったかどうかはわかりません。
うちのワンコもランク外の犬種ではありますが、物事の理解力の早さ、性格の良さ、無駄吠えの無さは非常に飼いやすい犬種なのかな?
訓練士さんいわく、ボーダーコリー並みに頭が良く、この犬種の認識が変わったとの事。
運動は半端ないですが、飼っていて苦労もありますが、室内室外両方で飼いやすい子なのかなと思っています。
女性 あんず
なんの知識も無く迎えた子ですが、日々勉強しながら向き合って来ました。
うちの子は躾は特にしていませんし、社会化も意識した事は有りませんでした。
かなりフレンドリーでのんびりしていますが大型犬だからかよく吠えられます。
次も同じ犬種をと思いますが、体力的に抱き抱えられる子でなくては難しいかも知れません。
しっかりと向き合っていけるならどの子も可愛い家族になれると思います。
30代 女性 kte
テリア種は難しいと聞いていたけど、うちの子はのんびり、穏やか、びびりの性格でプードルよりもしつけやすく、指示も聞けます。
犬本来の性格も大きく関係ありますよねー。
うちのプードルは賢いけどかなり頑固で自己中って感じですw
女性 匿名