犬を飼うのに必要な準備
初めて犬を飼う時に必要な準備についてご紹介します。これから愛犬をお迎えしようと考えている方は、是非チェックしてみてくださいね。
日用品の準備
まず、犬を飼う時は犬用の日用品を準備する必要があります。お迎え先に愛犬が食べ慣れているフードやお気に入りの食器類、おもちゃなど最低限必要となる日用品について、事前に確認しておくと良いですね。
特にお迎えする初日から必要となるクレートやサークル、トイレなどについては前もって購入、設置しておくようにしましょう。日用品の準備に掛かる費用については、愛犬の体の大きさや準備する物によっても異なりますが5万円~8万円前後であることが多いようです。
かかりつけ医
犬を飼うのに必要な準備として、自宅近辺でかかりつけ医を見つけておくことも大切です。特に犬をお迎えしてからの1年間はワクチン接種や去勢、避妊手術、健康診断など動物病院に通院する機会が多くなるため、早めに信頼できるかかりつけ医を見つけておきたいところです。事前に近辺の動物病院の口コミや料金設定についてチェックしておくと良いでしょう。
生活環境を整える
犬を飼うのに必要な準備として、これから愛犬が安全、快適に過ごすために生活環境を整えておく必要があります。初めての環境に好奇心や不安感が生じることが自然なことであり、電源コードを噛んだり、狭い場所に入り込んでしまったりすることも少なくありません。片付けられるものはなるべく高い場所や引き出しの中に収納するよう心がけ、室内に危険な場所がないかどうかをしっかりとチェックしましょう。
また、飼い主さんが仕事などで外出する際のお留守番の時間や方法、日々の生活リズムについてもしっかりと考えておく必要があります。家族で暮らしている場合は、散歩や食事などお世話について役割分担しておくのも良いかもしれません。出張などの外泊を伴う仕事をしている場合などはペットシッター、ペットホテルなどの預け先もリサーチしておきましょう。
必要な届け出について
日本で犬を飼う場合、飼い主は取得から30日以内に市町村へ犬の登録を届け出ることが、狂犬病予防法で義務付けられています。登録料3,000円と狂犬病予防注射の注射済証明書が必要となります。動物病院によっては狂犬病予防注射の接種と合わせて届け出を代行してもらえる場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
また、既に居住済みの賃貸マンションで新たに犬を飼う場合も、契約書や家賃の内容に変更が生じることがあるため、管理会社に連絡して確認しておくと良いでしょう。たとえペット可マンションであっても勝手に犬を飼っていいわけではなく、然るべき届け出が必要となります。トラブルを防ぐためにも「○日頃に犬をお迎えする予定である」ということを報告しておきましょう。
費用の準備
犬を飼い始める時に必要となる費用については、以下のようなものがあります。
- 生体購入費用
- 日用品購入費用 5万円~8万円
- 犬の登録費用 3,000円
- ワクチン接種 6,000円~8,000円
- 狂犬病予防注射 3,000円~3,500円
- 健康診断 10,000円~25,000円
- その他予防薬など 5,000円前後
犬を飼う時に必要となる費用については、生体購入費用から日用品準備費用、病院代など様々です。生体購入費用を除外したとしても、その合計費用は決して安いものではありません。狂犬病予防注射やワクチン接種、健康診断、ノミ・ダニやフィラリア対策などの費用に加えて数ヶ月すれば去勢、避妊手術の費用も必要となります。
小型犬に比べて大型犬のほうが日用品や病院代が高額になる傾向にありますが、小型犬であっても飼い始めの1年間で12万円~18万円、中型犬や大型犬の場合で15万円~25万円の費用が必要となることが多いようです。犬を飼う時は、これらの費用について余裕を持って準備することができるのかどうかを、
しっかりと考えておく必要があります。
犬を飼うためには、物だけではなく費用や環境、心の準備なども必要となります。犬を飼うということは、ただ可愛いだけではなく旅行などの趣味が制限されたり、仕事の都合で長期間留守にする場合などには、事前にお世話を頼める人を確保しておく必要があったりと、今までどおりにならないことも増えます。それらをしっかり踏まえて準備を整えたいですね。
犬を飼うのに必要なグッズ
犬を飼うのに必要なグッズについてご紹介します。
トイレ用品
犬を飼う時、室内に設置するトイレを準備しましょう。犬の室内用トイレは、トイレトレイにペットシーツを設置するタイプが一般的です。トイレトレイにも様々な種類がありますので、愛犬の体の大きさや設置場所によって選ぶと良いでしょう。はみ出しを防止するためにも、大きさに余裕を持って選ぶのがおすすめです。
リッチェル しつけ用 ステップトレーは、全成長期に対応したしつけ用トイレトレイです。プラスチック製なので水洗いも可能、軽くて扱いやすく、価格も比較的安価なためオススメです。サイズはレギュラーとワイドの2種類、カラーはブラウン、グリーン、ピンクの3種類です。
散歩時などに外で用を足すという場合でも、必ず室内にトイレを設置してください。室内にトイレがなければ、飼い主さんの外出などが長引いた場合に長時間トイレを我慢しなければなくなります。膀胱炎などの病気の原因となる可能性もあるため、室内でトイレをする習慣も付けておくことを強くおすすめします。
フード、食器類
犬を飼う時に必ず必要になるのがドッグフード、食事や水飲み用の食器類ですよね。フードやフードボウルについては、犬種や食べ方の癖、慣れているものなど個体によって向き不向きが異なるため、様子を見ながら切り替えると良いでしょう。筆者が全犬種においてオススメしたいのが、フードボウルの滑り止め防止や食べやすい姿勢をサポートする犬用の食器台です。
ハヤシ ウッディーダイニングは、木製の犬用食器台です。洗える滑り止めマット付きで、高さは4段階に調節が可能となっています。サイズはS、Mの2種類となっていますので愛犬の体の大きさによって選ぶと良いですね!
ジェックスピュアクリスタルは、犬用の自動給水器のなかでも人気が高い商品の一つです。専用フィルターを使用することで水道水をろ過、常に新鮮で美味しい水を与えることができます。ジェックスピュアクリスタルシリーズは、超小型犬から大型犬、多頭飼い用など幅広い犬種に対応した容量のものが販売されていますので、是非愛犬にあったサイズのものをチェックしてみてくださいね。
サークル、ケージ
犬を飼う時、準備しておきたいのがサークルやケージです。犬用のサークルやケージの種類は非常に豊富なため、愛犬の体の大きさや部屋の広さ、使用目的などに合わせて選びましょう。
ペティオ (Petio) トイレのしつけが出来る ドッグルームサークルは、スタンダードなサークルタイプであり、子犬期のトイレや短時間のお留守番などのトレーニングにも向いています。
お留守番が長時間になる場合などで愛犬が出入りする場所を制限したい時などにはワイヤータイプのサークルを利用するのもオススメです。アイリスオーヤマ ワイヤーサークルは、ワイヤーパネルをジョイントで繋げるだけの簡単設計、使用しない時はコンパクトに収納することが可能です。
クレート、キャリー
犬を飼う時、お迎えする時の方法を確認しておく必要があります。車や電車、徒歩などその方法に合ったクレートやキャリーケースなどを準備しておきましょう。
ファーストラックス ソフクレートは、ソフトタイプのクレートで折りたたむことも可能。丸洗いも可能で衛生面も安心、更に底面は防水仕様なのでアウトドアにも向いていますね。サイズはS、M、L、XL、XXLの5種類。ソフトタイプで見た目もオシャレなので、室内のハウス代わりに設置しておくのもオススメです。
首輪、リード
犬を飼う時、お散歩や通院などの外出時に利用する首輪やリード、ハーネスなどが必要になります。これらにも様々なタイプがありますが、首に負担が掛からないハーネスがオススメ。なかでも成長期にはサイズ調節ができるハーネスを選ぶと良いですね。
(DauStage) ハーネス リード 首輪 セットは、丈夫なデニム素材の首輪、ハーネス、リード、トートバッグの4点セットです。サイズはS、M、L、XLの4種類、カラーはピンク、レッド、ブラック、ブルーの4色。特に体の成長が著しい中型犬、大型犬の場合はすぐに首輪やハーネスのサイズが合わなくなってしまうため、サイズ調節が柔軟なものを選んでおくと安心ですね。
おもちゃ
犬を飼う時、愛犬と一緒に遊べるおもちゃを準備しておきましょう。犬用おもちゃにも様々な種類がありますが、材質や形状などそれぞれ個体によって好みが分かれます。まずは、愛犬の好みを知るためにもスタンダードな犬用おもちゃから試してみるのがオススメです。
ピューピューと音がでるぬいぐるみ素材のおもちゃ、様々な形状のロープおもちゃのセットです。特に子犬をお迎えする場合は、歯の生え変わりによって歯がむず痒く、色々な物を噛んでしまうこともあるため、思い切り噛んで遊べるおもちゃを準備してあげたいですね。
ケアグッズ
犬を飼う時、なるべく早くに始めて慣れさせておきたい自宅ケアには、ブラッシングや歯磨きなどがあります。ブラッシングに使用するブラシは、毛質や毛の長さによっても異なりますので、愛犬の被毛に合わせて選びましょう。まず、シリコンタイプのブラッシングブラシなどで体に触られることに慣れることから始めるのも良いですね。
ペットキッス (PETKISS)歯みがきシートは、取り出したシートを指にまいて犬の歯を拭くだけと非常に簡単に使用することができるためオススメです。
犬を飼う時に準備しておきたいグッズをご紹介しました。後々必要になってくるものは他にもたくさんありますが、上記のグッズを準備しておけば一先ず安心です♪
子犬を飼うのに必要な準備
ここまで成犬、子犬に限らず必要となる準備についてご紹介してきました。基本的に、成犬であっても子犬であっても新しい環境へ迎えるということに関しては同じであり、飼う時の準備も異なる点はそう多くありません。ただ、以下のようなことに注意しておくと良いですね。
子犬を飼うのに必要な準備
子犬を飼うのに必要な準備として、お留守番中の環境をしっかり整えておくことが大切です。お迎え前の状況にもよりますが、やはり成犬と比べて子犬のほうがお留守番が不得意である場合が多いため、なるべく子犬が家に慣れるまでは長時間のお留守番は避けたいところです。お迎えの日を仕事の休暇中に合わせたり、家族と協力したりしてしばらくは子犬を見守りできる環境を整えましょう。
子犬を飼うのに必要なグッズ
子犬を飼うのに必要なグッズは、その月齢によっても異なります。一般的にブリーダーやペットショップから子犬をお迎えする場合は生後3ヶ月以降であるため、ここまででご紹介してきたグッズを準備すれば問題ありません。子犬お迎えセットとして最低限必要なグッズが生体購入価格に含まれていたり、別途購入が可能であったりすることもありますので、確認しておきましょう。
しかし、何らかの事情で生後間もない子犬をお迎えする場合は、哺乳や排泄の補助、体温の維持、体重測定のためのグッズなど以下のようなものが別途必要となります。
- 犬用哺乳瓶、スポイト
- 綿棒、脱脂綿
- ベビースケール
- 犬用湯たんぽなど
生後間もない子犬をお迎えする場合は、そのお世話の方法などを獣医師などにしっかりと相談することも大切です。信頼できるかかりつけ医を早めに見つけられるよう心がけましょう。
子犬を飼うのに必要な費用
子犬と成犬をお迎えする時に最も異なる点はその費用です。準備しておくグッズはそう大差ありませんが、子犬の場合は成犬に比べて近々のワクチン接種の回数が多かったり、不妊手術が必要であったりと病院代にかかる費用が2万円~5万円程度高くなる傾向にあります。
子犬を飼うのに必要な準備については、その犬種や性格、月齢によっても異なります。お迎え先のブリーダーやペットショップなどにアドバイスを仰ぎながら準備しましょう♪
初めて犬を飼うのにオススメの犬種
初めて犬を飼うのにオススメの犬種についてご紹介します。
トイプードル
初めて犬を飼うのにオススメの小型犬は、日本国内での飼育数ランキングでも不動の1位を誇る人気犬種トイプードル。小さく愛らしい体と友好的な性格が家庭犬として絶大な人気を集めています。利口でしつけもしやすく、独特のカールがかった被毛が抜けにくいことなどから、初めて犬を飼う人にもオススメの犬種と言われます。
他にも、トイプードルと同じ小型犬の中では穏やかな気質を持つシーズーや、聡明で従順なヨークシャーテリア、パピヨン、キャバリアなども初心者向けの犬種として挙げられることが多い犬種です。これらの小型犬犬種においての「飼いやすさ」とは、穏やかで愛情深く、運動量がさほど多くないことから生活する地域環境を選ばず室内飼育に向いているなど、家庭犬としての理想にほど近いことが理由とされています。
ボーダー・コリー
初めて犬を飼うのにオススメの中型犬は、全犬種のなかでも最も知能が高いとされているボーダー・コリーです。牧羊犬や競技犬としても活躍するボーダーコリーは、家族に対しては非常に愛情深く、共同作業を好みます。ただ、その知能の高さ故に正しい服従関係を築く必要があることや、十分な運動量を確保する必要があるため「飼いやすい」という点では一概には言えません。
しかし、愛犬とアウトドアやスポーツを楽しみたい場合や広い敷地で走り回れる環境が整っている場合などは非常にオススメの犬種です。
ボーダーコリーと同じ中型犬では、ビーグルや柴犬なども非常に人気が高い犬種ですが、いずれも猟犬としての気質や犬本来の気質を持つ犬種であるため、それらをしっかりと理解して向き合う必要があります。人間にとって都合の良いという意味での「飼いやすさ」は少ないものの、いずれも非常に魅力的な犬種であるため、飼い主次第でとても良いパートナーになってくれますよ!
ゴールデン・レトリバー
初めて犬を飼うのにオススメの大型犬は、穏やかで優しい気質を持つゴールデン・レトリバーです。忍耐強く攻撃性も低いため、小さなお子さんがいるご家庭での飼育にも向いていると言えます。しかし、好奇心旺盛で運動量も多く、常に家族の側にいることを望むため、それらに応えられる環境が必要となります。
ゴールデン・レトリバーと同じ大型犬では、非常に聡明で盲導犬や聴導犬としても活躍するラブラドールレトリバーやラフコリーなども人気の犬種です。それぞれ個性があるものの、愛情深く知的なため、正しい主従関係を築くことができればしつけはそう難しくありません。
一般的に、初めての犬を飼うのにオススメの犬種といえば小型犬が挙げられます。それは、運動量や犬種としての特異的な気質が中型犬や大型犬に比べて少ないことが関係しているのかもしれません。しかし、体の大きさに関わらず犬種としての気質はそれぞれが持ち、それらをしっかりと理解しなければ信頼関係を築くことも、しつけをすることも困難となります。
初めて犬を飼う時はその生活環境や理想の犬との付き合い方と、お迎えしたい犬種の気質が合っているのかどうかを事前に調べておくことが大切です。「お世話が楽」「手が掛からない」犬種などは存在しません。逆に飼い主が正しい知識を持って真摯に向き合えば、どんな犬種であっても応えてくれますよ!
まとめ
初めて犬を飼うのに必要な準備やオススメの犬種についてご紹介しました。初めて犬を飼う時の準備は、犬の体の大きさや年齢によっても異なりますのでお迎え先に事前に相談しておくと良いですね。また、後々必要になってくる日用品なども非常に多いので、費用は余裕を持って準備しておくことをオススメします。
初めて犬を飼うのにオススメの犬種については、飼いやすい犬の基準は人それぞれであり、一概には言えません。どんな犬種でも命を迎えることには変わりなく、手が掛かることももちろんあります。そのため、まずはお迎えしたいと考えている犬種について、その気質をしっかりと理解することから始めましょう。犬種ごとの特徴を詳しく調べてみると、意外な気質を発見することもありますよ~!
ユーザーのコメント
女性 匿名
家族が増えた。と、考えて下さい。
家族に対して、病気になっても
家にはお金が無いから我慢して。とは
言わないです。
何を置いても、家族の体調改善だけを
考えませんか?
難しい事では、ありません。
私はいつも、ワンコに対して
家族に出来ることは人も、犬も、
関係ないと思っています。
むしろ、人間より、より
愛情に溢れて、自分の生きる糧であり
かけがえの無い存在です。
私は今、家にいてくれる
ワンコに感謝の気持ちで一杯です。
40代 女性 匿名
30代 女性 みねあゆ
例えば、大掃除するとき。組み立て家具を設置するとき…などなど。
安心なはずの家の中でも、ちょっと犬がそわそわと、居心地が悪そうなときがあります。(でも、飼い主の傍にいたいらしい。)
そんな時は、勝手にクレートに入って避難しています。
(爪切りや、お風呂前の抱っこの時も逃げ込むことが…)
何か心もとないときに逃げ込む場所、あるのとないのでは、精神的なダメージが全く違うと思います。
(飼いはじめや、引っ越ししたて等でも、犬にとって重宝する品だと思ってます。)
女性 May
女性 大福
犬を飼っている人は、この大変な作業を喜びとして行える器の大きな人たちだと思うのです。
犬を飼い始める方は、当初は戸惑うことばかりでしょうが、数年たてば苦労もすべて良い思い出になって自身の成長にもなっていると思います。
女性 栗
でも、喜んで出しています。医療費も、本当はしなくてもいいかもしれない検査だって心配だから余計にやってしまいます。犬の服やおやつも、犬を飼い始める前に想定していたよりずっといいものを買い与えています。気持ちよくお金を使えているので、不満はありません。
女性 ぜぜ