”夏でも夜は涼しい”は時代遅れ
一昔前なら、日中の暑さを我慢すれば、夜には涼しい風が吹いていました。そのため、夏でも夜は窓を開けて風通しを良くしてさえいれば、犬も快適な睡眠を取れていたはずです。
しかし、いまや夜でも日中とさほど変わらない暑さが残り、窓を開けたところで入ってくるのは生暖かい風だけ…。これでは、暑さに弱い犬が体調不良を起こすのも無理はありません。
そこで今回は、犬が寝る時の暑さ対策をご紹介します。夜は涼しいという時代遅れな考えは、捨て去りましょう!
1.エアコンを切らないで!
犬の飼い主さんは、夏場はエアコンをかけているはずです。我が家の愛犬は暑さに弱く、すぐに体調を崩してしまうため、ゴールデンウイークあたりからエアコンをかけるように心掛けています。
しかし、1日中エアコンをかけ続けていると電気代もかかりますし、体には良くないような気がしますよね…。そのため、夜は日中ほど暑くはないから大丈夫だと思って、エアコンを切っている飼い主さんもいるかもしれません。
ところが、異常な夏の暑さが続く近年は、夜は涼しいという定説を覆しつつあります。私たちが「暑苦しくて寝られない!」と感じるほどの暑さは、犬であれば熱中症を引き起こすほどでしょう。
暑さに弱い我が家の愛犬は、たとえエアコンをつけていても、暑さで下痢やおう吐といった体調不良を起こすほどです。犬のためを思うなら、エアコンの温度は人が寒いと思うぐらい(25℃~26℃)に設定するのがよいでしょう。そして、温度だけではなく湿度にも注意して、湿度50%程度を保つように心掛けましょう。
2.飲み水を多めに用意する
暑いとき、私たちなら汗をかくことで体温を調節できますが、犬にはそれができません。そのため、犬は水分補給や口を開けてハアハアすることで体温を調節しようとします。寝る前には、飲み水を多めに用意して、たくさん水分を補給できるように環境を整えてあげる必要があります。
我が家では、飲み水の器をより深いものに変えましたが、器を2つ用意するのもよいでしょう。このとき注意すべきなのは、ノズルタイプの給水器を使用している家庭です。ケージや専用の台に設置できるノズルタイプの給水器は、水の飛び散りを防いでくれる便利なアイテムです。しかし、ノズルタイプの給水器は1度に出る量が少ないため、他の給水器に比べて犬が満足するまで倍以上の時間がかかるといわれています。犬が快適に寝られるように、夏は器タイプの水飲み器を用意してあげるべきでしょう。
3.クール素材のベッドやマットを使用する
触るとひんやり冷たいクール素材の犬用ベッドやマットは、夏の強い味方です。我が家の愛犬も、気が付くと接触冷感のクッションでまどろんでいます。人も犬も、ひんやりして気持ちが良いと感じるのは同じなのですね!
ただし、エアコンのよく効いた室内では、クール素材のベッドやマットが極端に冷たくなる場合があります。犬の体が冷えすぎないようにするためにも、ブランケットなど暖まることのできるグッズも置いておくとよいでしょう。
4.ケージは窓から離れた場所に!
夜を乗り切ったら、すぐに暑い日差しが降りそそぐ朝がやってきます。そのため、ケージやベッドはできるだけ窓から離れた場所に置くようにしましょう。
まとめ
犬が寝る時の暑さ対策をご紹介しました。いかがでしたか?
日中より少し涼しくなったと思っても、油断は禁物です。近年の夏の異常な暑さは、夜でも続いているため「窓を開けておけば大丈夫」なんて思わないことです。エアコンやクール素材の犬用グッズを効果的に使用することで、快適な夜を過ごしてもらいましょう。
それでは犬の皆さま、よい夢を…♡
ユーザーのコメント
女性 匿名
人でも夜の水分摂取は大事だと言うし、我が家ではたっぷりの水を用意してますが。
どうなんでしょうね?