犬の散歩をしてはいけないNGタイミング1:気温が高いとき
ワンちゃんの散歩に適さないタイミングとしてまず紹介するのが気温が高いときの散歩です。特に気をつけなければいけないのが真夏の散歩です。夏の散歩は人間でも辛いと感じる時が多々ありますが、それはワンちゃんも同じです。
また、ワンちゃんは身体の作りが人とは異なるため暑さの感じ方も異なります。例えば真夏のアスファルトは60°Cぐらいまで温度が上がりますがその上をワンちゃんは直接歩きます。そのため肉球をやけどするリスクもあります。
体が地面から近いのも危険につながります。夏場は空からだけでなく地面からの照り返しでも間接的に温められます。ワンちゃんは人よりも背が低いため、この照り返しからの体温上昇が非常に多くなってしまいます。
飼い主さんが外へ出てみて、今日は若干いつもよりも涼しいから散歩も平気と判断しても油断してはいけません。ワンちゃんは夏の直射日光と照り返しの暑さで、熱中症にかかってしまう危険性があるからです。
犬の散歩をしてはいけないNGタイミング2:雨が降っているとき
雨が降っている時も散歩を避けた方が良いです。
理由は複数あり、被毛に雨粒が降りかかることにより濡れてしまいバクテリアが繁殖して皮膚炎になってしまったり、蒸れて悪臭を放つきっかけになってしまったり、地面が濡れることにより水たまりなどからワンちゃんの足元の毛がとても汚れてしまうことがあります。
また、普段なら気付くことでも雨が降っていることにより、他のワンちゃんが残したウンチやおしっこの痕跡が雨水で洗い流され、路上に出てきやすくなり、それを肉球や被毛につけてしまうと寄生虫卵や病原菌をもらってしまうかもしれません。
さらに、飼い主さんの片手が傘で塞がれている場合、ワンちゃんに対するコントロールが低下して思わぬ事故につながってしまう危険性もあります。このようにデメリットの方がメリットよりも多いため、雨の日はなるべく散歩に行かない方が良いと思います。
犬の散歩をしてはいけないNGタイミング3:食後すぐ
食後すぐに散歩に行くのもタイミングとしてはNGです。
食後すぐに散歩に行くなどの運動をすることにより、特に中型犬や、大型犬に胃捻転を引き起こすリスクが高まるからです。
胃捻転とは、おなかの中で胃が一回転してしまい胃の入口(食道と胃)出口(胃と十二指腸)が塞がってしまい、最終的に血流障害を起こしてしまう病気です。症状として、胃の中における食べ物の滞留、血流の悪化と炎症、周辺臓器の圧迫といったさまざまな障害を引き起こします。
また、これだけではなく食後に散歩などの運動をすることにより、脳のかん流低下が起こる場合もあります。
脳のかん流低下とは、食事を取った後に体内の血液が消化器系に集まり、脳に流れ込む血流量が相対的に減ってしまう現象のことです。人でもよく起こる食後に眠くなる現象のことです。
つまり、脳のかん流低下によってワンちゃんの注意力が低下し普段では考えられない事故などに巻き込まれたり、怪我をする可能性があるため、出来るだけ食後すぐではなく、食前や食べてから3時間ほどあけてから行くようにしてあげてください。
まとめ
これだけでなく、ワンちゃんが気乗りしないときや、体調が良くないときに無理矢理連れて行くのも避けてください。体調がさらに悪化してしまうことも考えられます。 いずれの場合でも散歩に行くことによって何か嫌なことが起こると散歩嫌いになってしまうかもしれません。環境や、体調が良いときに行くことにより、ワンちゃんは大好きな飼い主さんと散歩に行けることに喜びを感じてくれると思います。
ユーザーのコメント
女性 匿名
記事にある通りで、日中に外を歩かせることは避けたいので、かといって夏は夜も暑くて、ベストな時間帯は早朝かと六時に散歩に出かけるのですが、そうなると朝ごはんをいつ食べさせるべきかと頭を悩ませています。
空腹での運動も望ましくないと耳にしたことがあるので、起床後すぐの散歩は避けたい。食後も二、三時間は空けたい、となると朝四時に食べさせるしかありません。いくらなんでも早すぎだとは思うのですが、これ以上遅くすると暑い時間帯の散歩になってしまいます。
このジレンマを解消するにはどうしたら…皆さんどう対処しているかすごく気になっているところです。
40代 男性 シドキさん
夏場‥暑い日の散歩は日が照っているときは避けたいのですが一日二回の散歩飼い主が一人暮らしで仕事の都合上朝は5時頃に行けますが夕方の散歩が私が夜勤務の為どうしてもまだ日が照っている時間帯になってしまいます。他の方も同じような仕事の都合があると思いますがどうしてもこの時期頭を悩まされます。