1.【白い大型犬】グレートピレニーズ
真っ白でフワフワな毛をなびかせながら歩く姿が、とても優雅で美しいグレートピレニーズは、チベタンマスティフが祖先であるとされており、山脈で牧羊犬として活躍していた歴史があることからヨーロッパではピレニアンマウンテンドッグと呼ばれています。
カラダの大きさ
- 体高:70cm~80cmくらい
- 体重:50kg~60kgくらい
体高も体重もオスとメスでそれほど大きな違いはありませんが、50kgを超える超大型犬です。
特徴
極寒な山地で活躍していた犬種であるため、とても密集した分厚くフワフワな被毛を持ち、強靭な筋力を持っています。
オオカミにとても近い犬種であるとされているのですが、後ろ足にも狼爪を持っている個体もいます。
性格
とっても穏やかな性格で飼い主や家族に対して愛情深く、小さな子供たちにも優しく接することができます。
責任感が強く、危険に立ち向かっていく勇敢な一面もあります。
飼うときの注意点
股関節形成不全や膝蓋骨脱臼などの関節疾患に注意が必要ですので、滑りやすいフローリングにはしっかりと対策を行いましょう。
抜け毛がとても多いため毎日のブラッシングを欠かさず行い、皮膚病などを予防しましょう。
暑さにとても弱いため熱中症に注意しましょう。
2.【白い大型犬】ドゴアルヘンティーノ
最強の獣猟犬と呼ばれているドゴアルヘンティーノは、ジャガーやピューマを退治する犬として活躍していた過去を持ち、現在では護衛犬や軍用犬や警察犬として活躍しています。
2007年に公開されたアルゼンチン映画の“ボンボン 幸せを呼ぶ白い犬”をご存知でしょうか。
世界一ツイていないおじさんが幸せを呼ぶ犬と出会うお話なのですが、主役と務めた犬がドゴアルヘンティーノです。
カラダの大きさ
- 体高:60cm~70cmくらい
- 体重:35kg~45kgくらい
大型犬に分類されており、筋骨がしっかりしています。
特徴
もともと垂れ耳なのですが、断耳することで立ち耳になっている犬が多いようです。
デューラップと呼ばれる喉下の皮膚のたるみや、太く長い尻尾も特徴的です。白い被毛は短毛で密集しており、肌のピンク色が透けて見えることもあります。
被毛が白い理由は、猟師がイノシシの間違えて撃ってしまわないように統一されたからなのだそうです。
性格
最強の獣猟犬と呼ばれていますが、しっかりとしつけをすることで家庭犬としても暮らすことができます。
とても友好的で甘えん坊な性格なので、人と接することが大好きです。
飼うときの注意点
猟犬らしく飼い主や家族にはとても忠実ですが、他の人や犬には攻撃的になることもあるため社会性をしっかり身に付ける必要があります。
毛包中症・股関節形成不全・胃拡張・胃捻転に注意しましょう。
運動量を必要としますので、1時間程度のお散歩に1日2回連れて行ってあげられることが理想です。
3.【白い大型犬】マレンマシープドッグ
マレンマシープドッグは2000年以上の歴史を持つ、とても古い犬種です。
白い被毛が好まれた理由は、夜間でもよく見えることと不審者やオオカミとの区別がしやすいということです。
カラダの大きさ
- オスの体高:69cm~81cmくらい
- メスの体高:63cm~74cmくらい
- 体重:30kg~45kgくらい
とても大きなカラダですが、俊敏な動きをすることができます。
特徴
サーベル形の尻尾と垂れ耳、後ろ足の狼爪が特徴的です。
グレートピレニーズの祖先であるとされており、大きなカラダと白い被毛はとてもよく似ています。
性格
とても穏やかな性格で初心者にも飼いやすい犬種であるとされています。小さな子供と遊ぶことも得意ですし、飼い主や家族に対してとても優しく愛情を持って接します。
普段は全く攻撃性のない犬種ですが、飼い主や家族に危険が及ぶようなことが起きてしまったとき、相手を容赦なく攻撃することがあります。
飼うときの注意点
運動量を必要としますので、毎日のお散歩や運動は欠かせません。1時間程度のお散歩に1日2回連れて行ってあげられることが理想です。
大型犬に多い、股関節形成不全・胃拡張・胃捻転に注意しましょう。
まとめ
犬好きならきっとご存知のグレートピレニーズ、ご存知でない方も多いであろうドゴアルヘンティーノとマレンマシープドッグ、私が好きな白い大型犬3種をご紹介しました。
大型犬と暮らすことは大変なことも多いだろうなと思いますが、いつかは暮らしてみたい、そんな憧れを私は持っています。
3種とも穏やかで優しい犬種なので家庭犬として向いていると思います。
ユーザーのコメント
20代 女性 ゆず
大型犬は性格が穏やかな子が多いですよね。体が大きいわりに小さいワンちゃんや人間の赤ちゃんにも優しく接することができるのでとってもお利口さんだなと思います。