老犬介護をする心構えと用意しておきたいモノ

【獣医師監修】老犬介護をする心構えと用意しておきたいモノ

医学の発達やライフスタイルの変化によって、わんこも「超高齢化社会」を迎えつつあります。今回はわんこの高齢化と切り離せない、老犬介護についてご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

頑張りすぎは禁物!老犬介護の心構え

ソファに寝ているシニア犬

大好きな愛犬には少しでも長生きしてほしい。それは、全ての愛犬家の願いです。けれど、シニア期のわんこにはさまざまな健康トラブルが付き物ですし、それにともなって介護が必要となるケースも増えています。老犬介護には、どのような心構えで臨めばいいのでしょうか?

わんこの年老い方を知っておくこと

愛犬が年老いていくことを想像するのは、誰でも辛いものです。ですが、シニア期は否応なく訪れます。そのときに、愛犬の突然の変化に驚いたり、うろたえたりしてしまわないよう、わんこの年老い方を知っておくことが大切です。シニア期に入ったときにどんな変化が起きるのか、何ができなくなるのか、どんなことから不自由になっていくのか等を知っておくことで、介護の心構えをしておきましょう。

「介護」ではなくまずは「手助け」から

介護というと「何か特別な知識や技術が必要なのかな?」「自分に本当にできるのかな?」と仰々しく考えてしまいがちですが、介護の第一歩は、わんこができなくなったことや、やりづらくなってきたことを「手助けしてあげる」ことです。そのためにはまず、わんこが何をしたいと思っているかを察してあげることが必要ですよね。それを察してあげられるのは、飼い主であるあなたです。介護が必要となる日までに愛犬との絆を深め、わんこが求めていることが何なのか、分かってあげられるようになっていたいですね。

頑張りすぎずにゆったりとした気持ちで

「これまで自分に幸せを与えてくれた愛犬に、少しでも恩返ししたい」という気持ちから、わんこの介護をひとりで抱え込んでしまう飼い主さんも少なくありませんが、頑張りすぎは禁物です。人間の介護と同様に、わんこの介護も長期に渡ることも多く、ともすれば終わりの見えない戦いになってしまいがちです。飼い主さんが頑張りすぎてしまった結果、飼い主さん自身が体調を崩してしまったり、介護を続けられなくなってしまったりしては、飼い主さんもわんこも不幸になってしまうだけです。現在は、わんこ向け介護サービスや一時預かり、老犬ホーム等、さまざまなサービスが登場しています。誰かを頼ることを後ろめたく思わずに、自分のライフスタイルと体力に見合った老犬介護との付き合い方を見つけることが大切です。

これがあると便利!用意したい介護用品

わんこの介護用品もさまざまなものが登場しています。必要となる介護用品は、わんこの介護の必要度合いによってもちろん違いますが、今回は介護のシーン別にいくつかご紹介します。

食事の介護

ドレッシング容器

  • 食器台
  • シリンジ/ドレッシング容器

食事をとる際に手足で身体を支えているのが大変そうになったり、腰が立たなくなってしまった場合には、食器台を利用して高さを出してあげると、かがみ込む姿勢をとらずに済むので楽になります。

また、介護のレベルが進み、流動食を与えるようになったら、注射器のような形をしたシリンジで食べさせてあげることになります。専用のシリンジを購入してもいいですが、100円ショップ等でも売っているドレッシング容器でも代用が可能です。

散歩の介護

ドッグカートに乗る犬

  • 歩行補助器具
  • ドッグカート

足腰が弱ってきても、大好きな散歩に行きたいという気持ちを持ち続けているわんこは多いもの。そんな気持ちに応えてあげるためにも、歩行補助器具はぜひ揃えておきたいものです。

また、歩行補助器具で支えて歩くのが大変な場合には、ドッグカートを利用してしまうのも1つの方法です。自分の足で歩くことが難しくても、カートで連れ出して外の空気を吸わせてあげるだけでも、わんこにとっては気分転換になり、良い効果があります。

生活の介護

  • 床ずれ防止マット
  • クッション
  • ドライシャンプー

寝たきりになってしまった場合、心配なのは床ずれです。床ずれを防止するためには、低反発素材の床ずれ防止マットを敷いてあげたり、通気性の良い素材のシートを重ねてあげたりしましょう。特に体重がかかりやすい部位にはクッションを当ててあげると良いでしょう。なお、ドーナツ型のクッションは体重が均等に分散されないため、NGです。

また、水を使わなくてよいドライシャンプーを用意して、定期的に身体をきれいにしてあげることも大切です。

まとめ

手をつなぐ人間と犬

いかがでしたでしょうか?「うちの子はまだ若いから、介護はまだ先のこと」と思っても、こういった現実があるということを今のうちから知って、想像しておくことが大切です。愛犬と最期まで幸せに暮らすために何ができるのか、考えておきたいですね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 女性 ままたん

    昨年18才で、愛犬を亡くしました。幸い、寝た切りもなく、オムツも使わず、ご飯も自分で食べてました。介護は一切してないのですが、早目に使用していて良かったな!と思った物は、高反発マットです。これを置いて、その上にベッドを置いて寝ていました。年老いて、足腰が弱ってきた時も、何の違和感なく、上がりおりしてました。16才の時に、私達のソファーに、上がろうとした時に、右前足十字靭帯を痛めてしまい、急ぎ病院へ行きました。が高齢の為に、手術は全身麻酔は無理との事で、自宅でリハビリ?始めは殆ど歩けず。7日くらいから、1日30㍍位から、リハビリ散歩。あっという間にしゃんしゃんと歩けました。先生も驚いておりました。又、フードは、早目にシニアフードに切り替えました。内容が、グルコサミン、コンドロイチン、酵素、葉酸、オメガ3、オメガ6等、今、人間でも良いと言われているものが入ったのを与えていました。これが、この、靭帯の回復にも功をそうした。と思っております。又、ブロッコリー、キャベツ、さつまいも、ささ身に、至っては、ブランドの物を食べてました。美味しい。と食べてくれる事が、何よりでしたので。私達より、短命なのは、始めから承知の上、家族として、迎え入れた訳です。おやつも、高蛋白、低カロリー、馬肉、ターキー、ヒマチー等。私達は、安物でした。(笑)散歩は勿論。食事、運動、睡眠。ストレス。人間と同じですね。早く年老いてしまう分、内容は濃く、1日1日を楽しく、大切に過ごしました。 毎日、その子が何を求めているか?何をしたら、快適か?等を見極める?良く観察する事が大切だと思います。 結果、私達はとても幸せな18年間でした。と、大切な事を忘れておりました。健康診断を定期的に受ける。我が家は9才の時にドッグドッグを受けました。異常なし。毎年、健診。毎月、採血、採尿、レントゲン、あっ、一番は、清潔でしょうか?皮膚、お口の中、顔、寝床、お尻、陰部等を清潔にする。兎に角、全て人間と同じ様な事を守っていれば、健康で長生きしてくれます。私達は、ピンピンコロリ!を目標に生活しております。(笑)上手にまとめることが出来ずにお許し下さい。私達の経験談として、1つでもお役にたてれば、幸いです。
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