チワワの毛色は何色あるか
4種類のカラーバリエーション
チワワは他の犬種とは異なり、規定でミスカラーが存在せず単色の毛色というよりは、複数の色が混ざった毛を持ち合わせています。
色の種類が多岐に渡っているので、チワワの毛色を大まかに分類すると以下のような分類になります。
- ブラック
- チョコレート
- ホワイト
- レッド
特に、ペットショップで見かける事が多い色はチョコレート色のチワワです。厳密に言うと、チョコレートと薄い茶色であるタンの2色が混ざったチワワが多く流通しています。
次に店舗で見かける機会が多い毛色はブラック+ホワイトの毛色のチワワです。
一方でホワイト系統の色のチワワはペットショップで見かける頻度は高くありません。
ホワイトにクリーム色が混ざった毛色のチワワは見かける事がありますが、現在のチワワの毛色の人気が「茶色系」であるため、「白系」のチワワの流通は以前と比べると減少しています。
毛色ごとのチワワの魅力について
どの毛色のチワワが魅力的に見えるか飼い主次第
チワワはどの毛色であっても可愛らしい外見をしています。毛色よりもむしろ、毛の短いスムースコートチワワにするか、毛の長いロングコートチワワにするかを飼育の判断材料にする飼い主も多いです。
しかし、毛の長さだけに拘るのではなく、毛色を見て最終的に家族としてお迎えするかどうかを決定する事もチワワの飼育の楽しみのひとつです。
ブラック
ブラックの色のチワワの多くには、ホワイトやタンの色が混ざっている事が多いので「パンダ」を彷彿とさせます。
したがって、ぬいぐるみのような愛らしさを最も体現している毛色です。
またスムースとロングのどちらを選んだ場合であっても表情が可愛らしく見える毛色なので、失敗が少ない色であると言えます。
遺伝子的に黒色は強いため健全な子が多いともいわれます。
チョコレート
ブラックの毛色と同じく、失敗が少ない色という利点でチョコレート系統の色も人気です。
茶色にホワイトもしくはタンの混色が多く流通しているため、多くの飼い主が「テディベア」を連想し、飼育を決める方が多いです。
ブラックもチョコレートも汚れが目立たないため、忙しい方にもお手入れしやすい毛色です。
監修ブリーダーによる補足
色素の薄い子は身体的に弱い子が多く見受けられます。目の色が薄い子など飼育を決める際には十分理解してから迎えましょう。
ホワイト
体毛がブラックやチョコレートのチワワはお手入れがし易い一方で、ホワイトの毛色を持つチワワは念入りにお手入れを施さないと、お散歩後は土の汚れがひじょうに目立ってしまいます。
しかし、太陽の光に照らされたホワイトのチワワは美しさと高貴な印象を演出します。
そして現在では流通量が多くない毛色なので人目を引き、目立つ事が出来ます。
よって、愛犬に時間と愛情を大量に掛けたいと考えている方に適している毛色です。
監修ブリーダーによる補足
ホワイト系等の子で鼻の赤い子(レバー)は色素が薄いため、身体的に健全でない子が多いです。迎える際にはよく理解してから迎えてあげて下さいね。
レッド
レッドの毛色のチワワは一見、見た目が似ている犬種のポメラニアンやパピヨンと区別が付き難い可能性が高いです。
しかし、爽やかで元気な印象を与えてくれる毛色です。
ブラックやチョコレート色と比べると、ホワイトが混ざっている事が多いのでお手入れの時間を多く割かなければなりません。
ですが、ホワイトのチワワよりも親しみやすく、メンテナンスに掛かる時間やコストも少なくて済む点がメリットです。
毛色によって性格は異なるか
チワワの性格は毛色による大差は見られない
他の犬種とは異なり、チワワはどの毛色であっても基本的な性格は個体差が少ないです。
好奇心旺盛で嫉妬深く、飼い主に忠誠を示す犬種です。
したがって、飼育しやすいブラックやチョコレートの色のチワワを選んだからといってコミュニケーションを疎かにして良い訳ではありません。
1日のうちに数十分だけでも構わないので、愛犬とのスキンシップの時間を確保し、信頼関係を築き上げる事が飼い主にとっても愛犬にとっても重要となります。
まとめ
現在、流通しているチワワの毛色は多種多様です。
自分の好みやライフスタイルに適しているかを良く見極めてから飼育を決める事が大切です。
また、毛の色によってチワワの性格に個体差が見られる事はありません。
よって、チワワの保有する基本的な性格を尊重しながら、愛犬の毛色に合わせた生活スタイル、先天的な色素異常などによる身体的な特徴を理解する事が飼い主の重要な責任となります。
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20代 女性 みけ