気性が荒いとされている犬種とは?
気性が荒い犬や自我が強い犬はしつけが難しく、主従関係を築き上げることが難しいとされています。犬と暮らすことが初めての方にとって、気性が荒い犬は避けるべきだという意見もあります。
しかし、犬暮らしたことがあり、犬の反抗的な態度に対して、しっかりと厳格に接することができる方にとっては、気性が荒い犬や自我が強い犬は、しつけ甲斐があり、とても魅力的であると思います。気性が荒いとされている犬種、自我が強いとされている犬種には下記のようなものがあります。
- 土佐犬
- ブルテリア
- ボーダーコリー
- ジャックラッセルテリア
- ミニチュアダックスフンド
- ワイマラナー
- ブルドッグ
- ダルメシアン
- サモエド
- オーストラリアンシェパード
- ロットワイラー
- ボクサー
- シベリアンハスキー
- グレートピレニーズ
- セントバーナード
- ウィペット
- ドーベルマン
- ミニチュアシュナウザー
- ボルゾイ
「意外!」「そんなことない!」と感じられる犬種もあるかもしれません。気性が荒いとされている犬種は確かにあるのですが、もちろん個体差があります。
温厚で優しく大人しいとされている犬種にも気性が荒い犬がいることと同じです。土佐犬やブルテリアはとくに気性が荒い犬種だとされ、飼育に注意が必要な犬種です。
しかし、子犬と面倒を見て、とても優しく接している土佐犬を見たことがありますし、やはり個体差があるのだと思います。気性が荒いとされている犬種を3種ピックアップし、詳しくご紹介しましょう。
ドーベルマン
- 利口
- 警戒心が強い
- 飼い主に忠実
- 人懐っこい
- 甘えん坊
このような性格であるとされているドーベルマンですが、噛み癖や引っ張り癖がついてしまわないよう、子犬のうちからしっかりしつける必要があります。
1日2回、1時間程度の運動を必要とします。運動不足である場合、ストレスがたまってしまい、気性が荒くなってしまうことがあります。問題行動の原因にもなるため、体力に自信があり、たっぷりと運動をさせてあげることができる方に向いている犬種だと思います。
ボルゾイ
- 温厚
- 飼い主に忠実
- 物静か
- 甘えん坊
このような性格であるとされているボルゾイですが、猟犬としての気質を持ち、他の動物を追いかけるなどの攻撃的な一面も持っています。また、性格には個体差があり、その差は大きいとされています。
温厚でフレンドリーで誰とでも仲良くなれるタイプ、警戒心が強く他人には決して懐くことのない臆病なタイプ、この2つのタイプがあるようです。人が大好き!というよりは、そっと寄り添うタイプなので、あまり遊び好きな犬種ではなく、子供のいる家庭には向かないでしょう。
しつけの難易度はとても高く、長く犬と暮らしてきた方でさえも難しいとされており、初心者の方が憧れで飼うことができるような犬種ではありません。
ロットワイラー
- 落ち着きがある
- 温厚
- 飼い主に忠実
- 家族を大切にする
- 警戒心が強い
このような性格であるとされているロットワイラーですが、護衛能力にも優れています。自信満々であり、敵に対して恐れ知らずで、立ち向かって行く勇気を持っています。牛を倒すことができると言われているほどの逞しい勇敢な犬種です。
そのようなことから気性が荒いとされているのかもしれません。基本的なしつけはもちろんなのですが、社会化訓練・服従訓練がとても重要です。
- 座れ
- 待て
- 来い
- 止まれ
- やめ
などの指示にしっかりと従うことができること、人(飼い主)の横について歩くことができることなどが必要です。成犬ともなれば体力に自信のある男性でさえも適いませんから、人(飼い主)に従わなければならないことを理解させなければなりません。
まとめ
- ドーベルマン
- ボルゾイ
- ロットワイラー
ご紹介したこの3種は私が子供の頃から憧れている犬種です。とても魅力的な犬種なんです。しかし、この犬種を幸せにしてあげる自信が私にはなく、憧れのままです。どんな犬種も、どんな犬も、しつけや環境次第で気性が荒い犬になってしまう可能性があります。
適切に飼育することができているかどうか、十分な運動をさせてあげられているかどうか、「うちの犬は気性が荒くて…」という方、ぜひ考えてみてください。実は、犬ではなく飼い主さんに問題があるケースがほとんどなんです。