犬に鹿肉を与えるメリットと期待できる効果について

犬に鹿肉を与えるメリットと期待できる効果について【獣医師監修】

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牛、豚、鶏以外のお肉を愛犬に食べさせたことがありますか?冬は、狩猟シーズンですので、郊外の道の駅などに行くと、猟師さんに駆除されて食肉に加工されたイノシシ肉や鹿肉が売っているのを目にすることがあります。今回は、その中でも鹿肉に注目し、愛犬に鹿肉を与えるメリットと、その効果についてご紹介したいと思います!

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

鹿肉は優秀な食肉

鹿肉

私たち日本人には、あまり馴染みのない「鹿肉」。
ですが、欧米やオーストラリアでは、わざわざ飼育してまで鹿肉を食べる習慣があります。
特に鹿肉を好んで食べるのがドイツで、季節によってはスーパーで塊のお肉を手に入れることもできます。
日本でおなじみのミートソースなども鹿肉で作るそうですよ。
海外の人に高級な肉として好まれるのは、ヘルシーさと、栄養の豊富さによるものです。
では、鹿肉は牛肉や豚肉と比較して、どんな栄養素が豊富で、食肉としてどんな点が優れているのでしょうか?

1.たんぱく質が豊富

鹿肉は、牛肉や豚肉に比べて、たんぱく質がおよそ二倍含まれています。
ただし、鶏肉のササミと比べるとほぼ同じくらいです。

2.脂質が少ない

同じグラム数、同じ部位で比較すると、鹿肉は牛肉や豚肉に比べて脂質が10分の1程度。

3.鉄分が豊富

鹿肉は、牛肉や豚肉と比較すると、鉄分を1.7倍多く含んでいます。

4.ビタミン類が豊富

脂質代謝に関与するビタミンB群を多く含んでいます。

5.不飽和脂肪酸、必須脂肪酸が豊富

鹿肉には、他の食肉にない不飽和脂肪酸の一つ、DHAが含まれています。
不飽和脂肪酸とは、常温では液体の状態を保ち、中性脂肪の低下や悪玉コレステロールを減らしたり、血をサラサラにする効果がある、体にとって良い効果をもたらす脂です。
鹿肉には、不飽和脂肪酸以外にも、必須脂肪酸と言って、犬の体内では合成できず、けれども摂取しなければならない成分も何種類も多く含まれています。

6.アセチルカルニチン

アセチルカルニチンは、脳機能の向上効果やストレス軽減などの効能のある成分で、牛肉にも含まれていますが、鹿肉には牛肉の約2倍のアセチルカルニチンが含まれています。

鹿肉を与えるメリットと期待できる6つの効果とは?

肉を食べる犬

1.食欲が増す

食べ物に対して偏食やこだわりがあったり、普段から食が細いワンコさんに、食べ慣れていない鹿肉をいきなりたくさん与えても食べてくれないかもしれません。
けれども、もともと犬は野生で生きてきた肉食のケモノです。
普段から食べ慣れているフードの上に加熱した鹿肉をトッピングしたり、エゾシカのジャーキーをおやつ代わりに与えてみて、様子を見て下さい。
徐々に食べ慣れていくうちに、きっと牛肉とも豚肉とも、鶏肉とも違う食感や味、ニオイを気入ってもらえたら、とても喜んでおいしそうに食べてくれるはずです。
食が細くなるシニア期、出産後、病後などの体力が必要なときは特にオススメです。

2.健康的に減量できる

鹿肉は、他の食肉と比較するとカロリーが低いので、少しぽっちゃりしたワンコさんの減量食として、最適です。

3.皮膚、毛艶が良くなる

ゴールデンレトリーバー

豊富なたんぱく質と必須脂肪酸、不飽和脂肪酸、鉄分、ビタミンBの効果で、皮膚や毛の艶が良くなります。

4.貧血予防

鉄分が不足すると、犬も人間同様、疲れやすく、息切れを起こしたりします。
また、体の抵抗力も弱くなるため、病気にかかりやすくなります。
鹿肉を食べることによって、鉄分をたくさん摂取出来れば、貧血を改善し、抵抗力の強い、健康な体を保つことが出来ます。

5.強い骨を作る

鉄分は、体内の血を増やす効果があり、また意外なことに骨や歯を丈夫にする効果もあります。

6.アレルギーを抑える

海外から輸入されている鹿肉でも輸入する際に、とてもたくさんの制約があります。
例えば、成長させるためのホルモン剤を使っていないことや、餌となる牧草に使われている農薬の安全性をクリアできているかなど…。
それでも、不安で信じられないのなら、国産の鹿肉をオススメします。
特に、北海道のエゾシカの肉は、100%が野生で、ハンターさんが狩り、その鹿を食肉として加工してあるので、添加物を食べていたり、犬がアレルギーを起こす可能性のある食品を食べていたという心配はほぼありません。
ですから、飼育された鹿肉ではなく、狩猟や駆逐目的で食肉として加工された鹿肉は、アレルギーを引き起こす可能性がとても低く、なんらかの食物アレルギーを持つワンコさんにとっても、最良な肉であると言えるかもしれません。

鹿肉を与える際に注意すること

肉を与えようとする人

腎臓、肝臓に疾患がある子には与えない

薬も、たくさん与えれば毒になります。

初めて与える時は、加熱して少量づつ

鹿肉の栄養素を余すことなく体の中に取り入れるのなら、生食が一番です。
けれども、絶対的な安全性を確保できない以上、生食は避けたほうが無難です。
もしも、どうしても生を与えたいのであれば、生食用の肉を入手して、それをほんの少しづつ与えて愛犬の様子をしっかり観察しつつ、鹿肉を与える量を加減しましょう。
アレルギーを起こす可能性は低いかもしれませんが、皮膚や消化器のアレルギーがある場合は注意して与えましょう。

まとめ

元気な犬

鹿肉のことを調べていくと、犬達だけでなく、私たち人間にとっても鹿肉はとても体に良い食べ物だということがわかってきました。もっと、手軽に食べることが出来たら、ぜひ、食事に取り入れてみたい…とあこがれる気持ちすら湧き上がってくるほどです。
ちょうど、わが家は100%手作りご飯なので、たくさんある鹿肉の通販サイトの中から吟味して、ぜひ、生肉を入手して試してみたいと思います!

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    3ヶ月の子の里親に……ミックスの大型犬でしたが血液検査をしたら全ての項目が平均値以下!う◯ちが何処にあるのか?と言いたくなるほどの回虫駆除に4ヶ月、その後は肺炎、アレルギー、アトピーと病院のお世話にならない1週間は無いくらい通いつめました。
    以前虚弱な子が居たとき鹿肉を与えていたので躊躇なく鹿肉三昧デス。アトピーのフードにトッピングおやつも鹿肉ジャーキーです。幸い専門店がありそこで作られているので添加物も無く安心して与えて居ます。あれから1年半先月の血液検査の結果は待ちに待った全ての項目が最低LINEですが平均値に収まってくれました。鹿ー!良いと思います!
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