犬がおせんべいを食べると危険な理由
犬にとってはせんべいそのものというよりも、せんべいに含まれる食材や、消化、誤飲の問題など二次的な要因が危険といえます。それらは思わぬ事故を引き起こしたり、病気の原因になったり、ずっとあげ続けてしまうと犬の寿命を短くしたりすることがあります。
犬にとってせんべいに含まれる食材が危険!
犬は人間の3分の1ぐらいしか食塩は取ってはいけないとされています。当然ながら、人間とは塩分の摂取量が異なるので、人に食べ物、つまり人間用のせんべいでは塩分過多となり、様々な悪影響が出てしまいます。
例として塩分の取り過ぎは心臓、腎臓への負担、高血圧などの原因となります。また、犬は塩分を感じる舌を持っていないため、自分でコントロールができないので際限なく摂取してしまいます。刺激物に関してはこしょう、しょうゆ、わさび、とうがらしなどが含まれるせんべいも胃に負担となり、内臓にもよくありません。
犬にお砂糖の入っているおせんべいは食べさせないで!
塩分過多が犬にとってよくないのは分かりましたが、では砂糖などがまぶしてあるタイプのおせんべいはどうなのでしょうか。
犬にとって砂糖は全て害があるとは言えず、ドッグフードにも必要な量はある程度含まれていますが、人間の食べ物ではやはり含有量が多く、犬にとっては糖尿病、肥満、歯周病などの原因になる場合があります。
歯の病気は歯の問題だけでなく内臓にも影響を及ぼします。結果として短命になる可能性もあります。犬にはお菓子でも必ず犬用に作られたものを与えましょう。
犬に与えてはいけないせんべいのその他の成分
その他のせんべいにトッピングされていることがある犬に与えない方がいい食材としては、チーズ、ピーナッツ、マカデミアナッツ、生の豆、ゴマなどがあります。
まず、チーズは場合によってはかゆみ、発赤、脱毛、下痢、おう吐などを引き起こす可能性があり、ピーナッツは肥満、糖尿病、腎臓病、泌尿器系の病気、結石などの原因になることがあります。
マカデミアナッツは原因についてよく分かっていないのですが、おう吐、高熱、筋硬直、震え、心拍数の増加などを引き起こすことがあるとされています。ゴマは有害ではありませんが、食べることでアレルギーを引き起こすことがあるので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか?犬に人間のおせんべいをあげても中毒などになるケースは少ないようですが、それでも病気の原因や誤飲、消化不良などを引き起こしかねないため、やはり与えるべきではないでしょう。犬におせんべいをあげたいときは犬用の安全なものをあげましょう。