ピットブルの特徴や性格、飼い方から注意点まで

ピットブルの特徴や性格、飼い方から注意点まで

ピットブルについて、特徴・性格・平均寿命・被毛・体重・飼い方・注意点などをご紹介しています。危険なイメージの強い犬種ですが、実はとてもフレンドリーで優しく賢い犬種なんです。

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ピットブルの特徴

手足の先が白いピットブル

ピットブルは“闘うため”に人間によって作り出された犬種であり、“強くなるため”にトレーニングを積む犬もいるようです。

一見とても怖そうな見た目をしていますが、私が出会ったことのあるピットブルはとても優しく穏やかな犬ばかりです。「怖い」「危険」など誤解も多い犬種ですが、ピットブルはどのような犬種なのか、みなさんにもご紹介したいと思います。

実は、中型犬なんです!

“ピットブル=大型犬”と思われている方も多いようなのですが、大型犬と呼べるほどカラダが大きいわけではありません。とても筋肉質でキュッと引き締まった太いカラダをしているため、大きく見えているのかもしれません。

体高は46cm~56cmほどで中型犬に分けられています。もともと筋肉質で美しいカラダをしていますが、過剰なトレーニングを強いられたことにより、筋肉が巨大化しているピットブルもいます。それもまた、巨大化した筋肉がピットブル=大型犬と見えてしまう理由なのでしょう。

ピットブルの性格

ビーチを走るピットブル

闘うために作り出された犬種であること、強くなるために過剰なトレーニングをしいられ巨大化した筋肉質なカラダ、人によっては「怖い」「危険」などと感じてしまうかもしれません。第一印象はとても強烈なのですが、その見た目通りの性格をしているのでしょうか。闘うために人間が作り出した犬種は、危険な犬種なのでしょうか。

優しく賢い

ピットブルはとても賢く忠誠心があり、心優しい犬種です。飼い主さんや家族への愛情が深く、赤ちゃんや小さな子供を守るピットブルの姿を動画で見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、ピットブルによる人間の死亡事故が多発しており、「危険な犬種」というイメージを持っている方も少なくはありません。

ピットブルという犬をよく理解することなく飼ってしまった飼い主さんの問題であり、マナーの悪い飼い主さんによって引き起こされた事件なのです。上下関係や信頼関係をしっかり築きくことができれば、きっと良いパートナーになってくれる犬種です。ピットブルだけではなく、どんな犬種にも同じことが言えるのではないでしょうか。

ピットブルの平均寿命

首輪に骨のチャームをつけたピットブル

平均寿命は8歳~14歳と言われています。ピットブルは、スタッフォードシャー・ブル・テリアという犬種を基礎として作り出された犬種であり、遺伝性疾患が多く報告されているようです。乱繁殖が行われていたことも遺伝性疾患の原因なのではないかとされています。

ピットブルの被毛

二頭のピットブルの仔犬

被毛はとても短く厚みがあります。毎日のブラッシングを欠かすことなく続けることができれば、ツヤのある滑らかな被毛へと整えることができます。被毛のカラーは、ホワイト・ブラック・タン&ホワイト・トイカラーなど豊富にあることも魅力的です。

ピットブルの体重

白いピットブル

大型犬のイメージの強いピットブルですが、先にお話したように中型犬に分けられており、体重は15kg~30kgほどです。しかし、80kgを超える大きなカラダを持つピットブルもいますが、ほとんどの場合、突然変異やトレーニングによる筋肉強化などによるものだそうです。

ピットブルの飼い方

黒いピットブル

ピットブルによる人間の死亡事故が多発しており、原因は飼い主さんの無責任な飼育にあるようです。
ピットブルはプロのドッグトレーナーでさえも飼育が大変な犬種だとされており、軽い気持ちで飼育することができる犬種ではありません。“闘うため”に人間が作り出した犬種です。ピットブルと暮らしたいのであれば、相当な覚悟が必要です

世界最強の闘犬種を飼育するために

ピットブルは「飼いにくい犬種」でもあり「飼いやすい犬種」でもあります。一般的なイメージとは違い、とてもフレンドリーで優しく賢い犬種です。飼いにくいとされる理由は世界最強の闘犬種であるからです。

私が実際に会ったことのあるピットブルは二頭いますが、一頭は生後半年の頃からプロのドッグトレーナーさんに数ヶ月の間トレーニングのために預けられていました。犬の問題行動の原因となってしまう運動不足は厳禁ですし、興奮を抑制するためのしつけも必要ですし、犬同士のケンカの仕組みや止め方なども理解しておかなければなりません。

ピットブルは世界最強の闘犬種であり、人間を噛み殺してしまった事件も多く報告されており、とても危険な犬種だとされていますが、それは飼い主さんの無責任な飼育が原因であり、ピットブルが悪い犬だからではありません。そして、ピットブルだけではなく、どんな犬種も簡単な気持ちで飼育することは間違いです。犬の幸せを心から願うのであれば、上下関係と信頼関係をしっかり築き、適切な飼育をすることが大切です。

ピットブルを飼うときの注意点

あご乗せをしたピットブル

犬はとても我慢強い動物であり、敵から身を守るために痛みを隠すという習性を持っています。ピットブルはとても我慢強く、病気の発見が遅れてしまうことも多くあるようです。定期的な健康診断を受けさせてあげることができると良いのではないでしょうか。

どんなにしっかりとしつけをされたピットブルでも、犬の問題行動の原因となってしまう運動不足は厳禁です。とにかく運動量が多いため、体力に余程の自身がなければ飼育できません。たっぷりと運動をさせてあげられるだけの広い庭を持っている、などの環境を与えてあげることができる方に向いているのではないでしょうか。

まとめ

黄色い花とピットブル

一般的には「怖い」「危険」「死亡事故」などのイメージが強いピットブルですが、私にはピットブルに対する悪いイメージは全くありません。ピットブルに関する悪いニュースを耳にする度に、悪い飼い主に出会ってしまったんだな、適切に飼育してもらう事が出来ていなかったんだな、その後に良い人と出会うことができれば良いな、などと感じてしまいます。

ピットブルは、とても賢く優しい犬であり、初対面の私にもフレンドリーに接してくれて、パートナーとしてとても頼もしい犬だなという印象です。そんなピットブルと出会えたのは、愛犬であるピットブルを心から愛し、理解し、適切な飼育をすることができている飼い主さんがあってこそだと思います。

同じ犬とは思えないほどカラダの大きさに違いのある、うちの愛犬ポメラニアンの女の子とも仲良く接してくれますし、相手のことをよく理解し、相手(ポメラニアン)に合わせて接してくれていることがわかります。

闘うために人間によって作り出した犬種であるピットブルですが、ピットブルという犬をよく理解し、適切に飼育することができれば、安全に安心して飼育することができると思います。選ばれし者だけが飼うことができる犬種なのかもしれません。

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