ブリアードの性格と特徴、寿命から子犬の値段まで

ブリアードの性格と特徴、寿命から子犬の値段まで

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ブリアードは、かつてナポレオンが飼っていた犬として有名な大型犬です。目を覆う長い毛が特徴的な容姿で、CMなどテレビに出ることも時折あるので目にしたことがある方もいるでしょう。ブリアードはその昔、羊を管理する牧畜犬として活躍し、現在は原産国のフランスをはじめ世界中で、ペットとして人気があります。ゴージャスな見た目と、幼い子どもの面倒も見てくれる優しい性格を持つ、ブリアードについて紹介します。

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ブリアードの性格

草むらにいる黒いブリアード

性格

  • 賢い
  • 判断力がある
  • 忠誠心が強い
  • 人見知り
  • 家族が大好き

ブリアードは飼い主に対する忠誠心がとても強い犬です。人見知りが強く、見知らぬ人には「自分のテリトリーに入るもの」と警戒心を持ち縄張り意識が強い面もありますが、信頼できる家族の前では大らかでマイペース、好奇心旺盛な性格を見せます。

また、ブリアードは勇敢な気質で、自分よりも大きく強いものにでも立ち向かっていくところがあります。瞬間的な判断力も持ち合わせ、一度覚えたことは忘れない賢さもあることから、飼い主にとって頼りがいがあり、番犬としても最適です。

ブリアードの特徴

柵の間にいるブリアード

大きさ

体の大きさ

  • 体重:30kg前後
  • 体高:56~68cm
  • 分類:大型犬

ブリアードの体重は30キログラム前後、体高は56~68センチメートルとなり、体格は体高より体長がやや長く、風貌がオールド・イングリッシュ・シープドックにも似ている大型犬です。被毛に覆われているのでわかりにくいですが、骨格がよく、しなやかで筋肉質な体をしています。

被毛

毛色の種類

  • アイボリー
  • ブラック
  • フォーン
  • グレー(もしくはブルー)

ブリアードの被毛はボリュームがあり、少しウェーブのかかったシャギーコートが全身を覆っています。アウターコートが硬くて長く、アンダーコートは細かく密集しているダブルコートで、頭上半分を覆う独特の長く垂れ下がった被毛がトレードマークです。

ブリアードの毛色は、アイボリー、ブラック、フォーン、グレーなどで単色の個体が多いですが、耳や鼻先にブラックがまざっているものもいます。

体の特徴

ブリアードの顔は長い被毛に隠れていますが、立派な眉毛や口ひげとあごひげ、太くて短い鼻面と非常に愛嬌があります。大きめの頭で胸は深く、しっぽはまっすぐ、脚は長めのスマートな外見、大きな瞳は茶か黒色です。

噛み合せはシザーズバイト と言われる下の切歯の外側が上の切歯の内側にわずかに接するもので、レトリバーやコッカースパニエルなど多くの犬種がこれにあたります。

耳は2パターンのタイプがあり、顔の横に垂れ下がっている垂れ耳と、立ち耳があります。いずれの耳も飾り毛が付いていて、犬種としての基準ではどちらも標準のタイプとして認められています。

ブリアードの寿命

振り向くブリアード

平均寿命

10~12歳

ブリアードの寿命は10~12年です。大型犬のためあまり長くはありませんが、健康管理をすることでブリアードの寿命を少しでも延ばすことは可能です。

長毛種ならではの皮膚疾患や、大型犬特有の股関節形成不全など疾病になりやすいため、日々の様子をよく観察し、異変に早めに気づくことが大切です。餌や運動量などを、年齢に合わせて適度に調整することで健康が保たれ、ブリアードの長生きに繋がるでしょう。

ブリアードの子犬の値段

ブリアードの子犬

値段の相場

30万円前後

ブリアードの子犬の価格の相場は30万円前後になります。ブリアードは大型犬で飼育には広い庭が必要なため、海外では人気がありますが、 日本では飼育されている数がかなり少ない犬種です。

ブリアードの子犬は希少で、国内のペットショップではほぼ見かけることがありません。そのためブリアードの子犬を海外から輸入する場合もありますが、手数料や税金がかかるため高額となり、販売価格が40~50万円することもあります。
 

ブリアードをブリーダーから迎えるには

積雪の中にいるブリアード

ブリアードは、日本のペットショップでは簡単にめぐり合うことが出来ず、ブリーダーでの取り扱いもほぼ無いのが現状です。ブリアードの子犬を迎える方法の一つとして、海外のブリーダーからの購入があります。

ブリアードの子犬を海外から輸入する場合、自分でブリーダーを見つけて購入する方法や、自分では難しい場合には代行業者にお願いすることもできます。

輸入のデメリットとしては時間がかかることや直接子犬を見られないことがあげられます。ブリアードの子犬を海外のブリーダーから迎える場合は、慎重に検討をしましょう。

ブリアードの里親になるには

おすわりしているブリアード

ブリアードは日本においては知名度が低く、飼育頭数がかなり少ない犬種です。インターネットや動物病院の掲示板でさまざまな理由で飼えなくなってしまった犬の里親を募集している情報を見ることはできますが、ブリアードの募集を目にすることはほとんどありません。

根気強く探せば里親になる可能性もゼロではないでしょうが、ブリアードの里親になるのはかなり難しいでしょう。

ブリアードの飼い方

寝転がるブリアード

環境

ブリアードはダブルコートの長毛犬なので耐寒性は優れていますが、暑さが大の苦手で高温多湿の日本の環境では上手く適応できない可能性があります。こまめな温度や空調管理が必要とされるので室内で飼うことをおすすめします。

しかし、閉ざされた空間は苦手で、ストレスが溜まると問題行動を起こしやすいです。大好きな家族と一緒にのびのびと過ごせる室内と、走り回れる広い庭のある一戸建てが理想的な環境です。

運動

ブリアードは牧羊犬の素質を持ち合わせており、運動量は大型犬の中でもトップクラスです。ブリアードの運動量を確保するためには、散歩は毎日1時間、最低でも2セット行うのが望ましく、若犬のうちはランニングも取り入れ、しっかりと体を動かしてあげましょう。

毎日の運動が足りないと、ストレスから攻撃的になったり健康問題へとつながる場合があるので、しつけを慎重に行わなければなりません。時には思い切り走ることのできるドッグランなど、広い場所へ連れて行ってあげるのもよいでしょう。

しつけ

ブリアードは忍耐強い犬ですが反面頑固なところがあり、しつけがしやすいというわけではないので注意が必要です。大型で力強く独立心がある犬種のため、しつけ方次第では扱いにくい犬になります。できればプロのトレーナーを付けて訓練をすることが望ましいでしょう。

ブリアードは、ほめながらしつけることがコツです。忠誠心から飼い主をよろこばせようとする傾向があるので、上手にほめながらトレーニングを続けましょう。家族に対して非常に愛情深く自尊心が強いので、家族一人一人が訓練するようなイメージでしつけを行うのが良いでしょう。

訓練不足だと家庭内で自分がリーダーだと思い込み、支配的に振る舞うことがあるため、飼い主との徹底した主従関係を築けるようにすることが重要です。

ブリアードは大型犬のため、体重1キログラムに対して約50キロカロリーのフードが必要とされています。5歳を過ぎると代謝や運動量が徐々に減るので、肥満にならないよう摂取カロリーを制限してあげましょう。

ブリアードにおすすめのフードは、関節の健康維持に配慮されたものや、消化器官が敏感なので消化に負担がかからないものです。丸呑みしないよう大粒で、噛み砕きやすい固さのものを、好みを探りながら決めてあげて下さい。
 

お手入れ

ブリアードの毛は非常にもつれやすく、特にアンダーコートは密集しているため、毎日のブラッシングで抜け毛を取り除かないとすぐに毛玉になってしまいます。ブラッシングは一日2回程度行い、クシを使ったコーミングも取り入れ、毛の輝きを保ちましょう。月に一度の定期的なシャンプーとトリミングも必要です。

特徴的なくちひげは、口元が汚れやすいので、清潔を保つためにも食後は拭き取ることをおすすめします。顔の周りの毛が伸びてきたら、目の周りはリボンで留めてあげると眼病予防にもなります。

ブリアードがかかりやすい病気

ぐったりするブリアード

股関節形成不全

ブリアードなどの大型犬で多く見られる病気です。股関節の発育異常によって炎症や形成異常の原因にもなり、成長期には起立困難や、過度に疲れやすいなどの症状が現れます。原因は先天的なものですが、悪化する要因として激しい運動や体重増加があります。

  • 脚を引きずり、痛がる
  • 両方の後ろ足を同時に運ぶ、うさぎ跳び歩行をしている
  • 階段の昇り降りを嫌がる
  • 歩幅が小さい

上記の症状が見られた場合は、早めに獣医師の診断を受けるようにしましょう。

胃捻転

ブリアードのように胸の深い大型犬に多い病気です。ごはんを食べた直後に散歩などの運動をしてしまうと、胃が捻れて膨れ上がったり、血行不良から炎症が起こる症状があります。処置が遅れると急死を引き起こす場合もある怖い病気です。

胃捻転を防ぐには水をがぶ飲みさせないように気をつけ、食事を一度にたくさん食べないよう、1日2回以上に分けることも必要です。また、食後はすぐに遊ばせないようにしましょう。

ブリアードの歴史

ロバと遊ぶブリアード

ブリアード(Briard)の存在は8世紀頃からと言われ、原産国フランスの牧羊犬としては古い歴史を持ちます。単に羊を追うだけでなく、オオカミなどから家畜を守る護畜犬として、また第二次世界大戦では、軍用犬として活用されていた時期もあります。

日本では「フレンチ・ローランドシープドッグ」という名前でも知られていますが、国内では小型犬の人気が高いこともあり、大型犬のブリアードは登録頭数がとても少なく希少な犬種です。ブリアードという名称は近世になってからのもので、犬種名の「ブリー」は、チーズで名高い農村部ブリー地方の犬であることが由来のようです。

まとめ

ブリアード

ブリアードは、長くウェーブがかかった被毛と筋肉質な体でとても見栄えのする犬です。ツヤツヤの美しい被毛を保つために毎日丁寧なブラッシングは欠かせず、運動量が豊富に必要なため十分な散歩が必要となるなど、手がかかる面もありますが、その分愛情も深まりそうです。

ブリアードは忠誠を誓ったように飼い主に尽くし、愛する家族のために役に立とうとします。ブリアードとしっかりと主従関係を築くことができれば、きっと素晴らしいパートナーになるでしょう。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 ぶりりあん

    写真を見るともちろん知っているワンコですが、「ブリアード」っていう名前ということを初めて知りました。
    可愛いですよね。おめめが見えてるの?っていうぐらいお顔が毛で覆われているイメージです。
    イギリス映画かなにかで見た時以来、日本で目にしたことはいまだにありません。
    恐らく、毛質や体格、運動量など考慮すると日本のような狭い国で、しかも湿気の多い国では飼いにくいワンコなのかもしれませんね。
    この犬種はどうしても皮膚が弱い子が多いようです。あと毛質もあると思いますがとてもからまりやすいそうで、すぐに毛玉になってしまうとのことでこまめにブラッシングが必須。
    牧羊犬や軍用犬として飼われていたぐらいなので、とっても飼い主に従順で、かなり体力のあるワンコのようです。その分、しっかりとした運動が必要なのでお散歩時間も他のワンコよりも長い方が好ましいとなるとやはり日本で飼うのは難しいのかなとも思ったりします。
    イメージは北海道など比較的湿気が少なく、広大な敷地の中でのびのびと生活出来る環境であればブリアードちゃんものびのびと飼えるんじゃないかなと思います。
    こういう貴重なワンコを守っていくのも大事なことですね。
  • 投稿者

    女性 Yaiko

    ブリアードは実際には見たことがありませんが、映画で観たことがあります!すごくインパクトがあるので、覚えていますね。モジャモジャの毛につぶらな瞳がたまらなく可愛いくて、まるで人形のようですよね!冬に一緒に寝たら暖かいだろうな~と、ふと思ってしまいました(笑)。人懐っこい犬にも見えましたが、頑固であまり人に慣れないということでしょうか。また、名前の由来もかなり珍しいと思いました。特徴のある犬ですね。大型犬でこんなに品がある犬は魅力的だと思いますが、やはり飼うということになればそれなりのスペースも必要だろうし、毛のカットなどのトリミングも必要になってくるでしょうね。この記事のように、珍しい犬の歴史や飼い方や注意した方が良い病気などがまとまっていると、とても役に立って良いですね。
  • 投稿者

    40代 女性 たろう

    ブリアードという犬をはじめて知りました。ふさふさで顔も覆われているくらい毛が長い犬種なんですねー!(*^^*)色もかわいい色していますね♪ブラッシングは必須でしょうが、コミュニケーションのひとつになるので楽しく出来そうですね♪ただすごく運動量が必要そうです。しっかり散歩出来る人じゃないと飼えないかもしれないですね。
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