飼いやすいと言われている中型犬
犬種の持つ特性や、実際に飼ったことのある人の評判から、「飼いやすい」とされている中型犬の犬種を見ていきましょう。
1.アメリカン・コッカー・スパニエル/イングリッシュ・コッカー・スパニエル
どちらかというと、アメリカン・コッカー・スパニエルのほうが馴染みがある人が多いでしょうか?ディズニー映画『わんわん物語』のヒロイン・レディがこの犬種です。イングリッシュ・コッカー・スパニエルはアメリカン・コッカー・スパニエルの原種に当たります。
もともとは猟犬として生まれた犬種ですが、どちらも飼い主に忠実で温厚な性格から、むしろ家庭犬として普及した歴史を持っています。また、抜け毛が少ないのも飼いやすいポイントの1つです。
2.ウィペット
日本ではあまり見かけない犬種ですが、欧米では家庭犬として人気のある犬種です。もともとはうさぎ狩りのために改良された猟犬で、それだけに走る速さは中型犬の中では最速のスピードを誇っています。
飼い主に従順で情が深く、小さい子どもにも友好的に接することができることから、家庭犬向きの犬種とされています。また、しつけがしやすく扱いやすいだけでなく、無駄吠えが少ないというところも飼いやすさにつながっています。
3.キャバリア・キングチャールズ・スパニエル
イギリス王室で寵愛されたことから人気が上がった犬で、キャバリアとは「中世の騎士」を意味しています。日本でも見かけることが多くなってきている犬種の1つではないでしょうか。
人なつこく賢いことから、初心者でもしつけをしやすいところが飼いやすさの所以です。また、社交的な性格の子が多いのも魅力です。
4.日本スピッツ
その名の通り、日本原産のスピッツです。純白のフワフワな毛並みが特徴的ですね。今でこそあまり見かけなくなりましたが、高度経済成長期には一大ブームとなるほどの人気を博した犬種です。
「吠える犬」のレッテルを貼られたことがブームの終焉のきっかけとなりましたが、その後の品種改良が進んだことで、現代ではむしろ無駄吠えの少ない穏やかな性格の子が増えています。また、しつけもしやすく、飼い主に忠実なところも飼いやすいといえるでしょう。
忘れないで!「飼いやすさ」の注意点
頭に置いてほしいのは、これらの「飼いやすさ」はあくまで「一般論」であるということです。
全ての子がその犬種らしいとは限らない
私たち人間にも個性があるように、わんこにも個性があります。飼いやすいとされている犬種でも、みんながみんな必ずその犬種らしい個性を持っているとは限りません。「飼いやすいと聞いていたのに・・・」と失望して、飼育放棄なんてことは絶対にあってはいけません。
最終的には飼い主さんのしつけ次第
また、その犬種らしい良い個性を持っていたとしても、その個性を伸ばすことができるかは、飼い主さんのしつけ次第です。「無駄吠えしない犬種と聞いていたのに、無駄吠えばっかり!」なのは、その子のせいではなくて、飼い主さんがしつけを怠ったせいではありませんか?しつけは絶対に怠ってはいけません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?室内のスペースや庭の問題で大型犬はハードルが高いかもしれませんが、中型犬であれば、小型犬とそれほど変わらない環境で飼うことができます。小型犬に目が行きがちですが、中型犬も愛犬候補に入れてみてはいかがでしょうか。
ユーザーのコメント
30代 女性 まる
40代 女性 匿名
犬種の特徴をしっかりと把握した上で、生活スタイルに合ったパートナー選びをしたいと思います。
女性 ゴン吉
確かによく吠える犬だと環境に左右されてなかなか飼いづらいですが、今は無駄吠えが少なくなっているとのことで、スピッツ愛好家の方が増えそうですね。