犬が交通事故に!万が一のとき、どうしたらいい?
決して起きては欲しくありませんが、毎日のように起きてしまっている交通事故。他人事ではありませんし、自分の身にも、愛犬の身にも起きる可能性があります。もし、愛犬が事故に遭ってしまったとき、どのように対処したら良いのでしょうか。
犬の交通事故による損傷について
愛犬が交通事故に遭ってしまった、という話をよく耳にします。SNSなどでもよく目にしますし、ほとんどの場合、飼い主さんの目の前で事故が起きてしまっているようです。家から脱走してしまい、発見されたが、事故に遭ってしまい亡くなっていた、というケースも多いですよね。
大型犬と小型犬 生存率の違い
犬の交通事故による損傷は、大型犬と小型犬で大きな違いがあります。大型犬の場合、カラダが大きいため、跳ね飛ばされたり巻き込まれたりすることが多く、小型犬の場合、カラダが小さいため、車の下にもぐることができて助かったりなど、小型犬の方が生存率が高いというデータがあります。
大型犬と小型犬 損傷個所の違い
タイヤに踏まれてしまうというケースも多いのですが、カラダの真上をタイヤで踏まれてしまっても生存していることがあり、肝臓の破裂や横隔膜の亀裂などが生じるようです。中型犬や大型犬の場合は背骨の骨折が多く、小型犬の場合は骨盤の骨折が多いというデータもあります。
犬が交通事故に遭った場合の対処法
犬が交通事故に遭ってしまった場合、まずは交通量が多くて危険な道路から救い出してあげなければなりません。落ち着いてなんかいられないかと思いますが、とにかく冷静な判断が必要です。
ドライバーさんに停車してもらう
交通量の多い道路である場合、ドライバーさんに停まってもらうように合図を出すと良いでしょう。左右のドライバーさんに停まってもらい、周りをよく見てから愛犬の元へ行きます。咄嗟に飛び出してしまっては飼い主さんまでもが交通事故に遭ってしまいかねません。
犬に噛まれてしまう可能性を考慮する
交通事故に遭い、意識が朦朧としている可能性があります。飼い主さんが抱き上げようとした瞬間、防衛反応により本気で噛みついてしまったというケースがあります。
助け出そうと必死で、噛みつかれたことは気にしていられず、病院へ駆け込んだときには飼い主さんの方が血まみれだった、なんてこともあるようです。意識がはっきりとある場合にも、痛みから噛みついてしまうこともあると思いますので十分に注意しましょう。
もし、他人が助けようとしてくれている場合にも注意を呼び掛けてください。噛みついて相手に大怪我を負わせてしまうことがあります。
交通事故に遭い犬の意識がない場合
あまり犬のカラダを動かさないようにし、すぐに病院へ行きましょう。応急処置をしなくては!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、交通事故のほとんどは応急処置に効果はないそうです。獣医師のもとで適切な診察と治療を受けるのが最も良いのです。
交通事故の場合、人工呼吸と心臓マッサージは効果が無い事が多い
事故に遭った犬の呼吸が苦しそうな場合、横隔膜に亀裂や破損がある場合が多く、あまり人工呼吸の効果はないようです。酸素が必要なのであれば、病院の酸素室へ急ぐ方が明確です。
交通事故の場合、心臓以外の部分に原因があることで心停止することが多いため、心臓マッサージの効果はほとんどないようです。犬に心臓マッサージを行う必要性が高いのは、感電した場合と溺れた場合だそうです。
犬が交通事故に遭ってしまう理由
お散歩中に首輪が抜ける
私が最近聞いた話では、お散歩中に「あっちには行きたくない!」と愛犬が嫌がり、無理やりリードを引いたことで首輪が抜けてしまい、走って逃げてしまった際に車とぶつかってしまったようです。このケースがとても多いように感じます。
首輪がポンっ!と抜けてしまった経験は私も何度かありますが、マテ・おいで・オスワリなどの支持にしっかり従うことができるようにしていたため、すぐにマテをさせ、逃げることなく済みました。
飼い主がいない時の事故原因
また、これは飼い主さんの見えない場所での交通事故なのですが、最近よく耳にする中には、トリミングサロンから逃げ出してしまって交通事故に遭い亡くなってしまった、というケースです。とても悲しい結末ですよね。
まとめ
大切な愛犬が交通事故に遭ってしまわないためにできることはたくさんあります。また、日々行っていることの中に愛犬が交通事故に遭ってしまう可能性の高い事柄がある可能性もあります。
- リードを着けずに抱っこしていたら飛び降りて逃げ出し、車に跳ね飛ばされてしまった
- リードを着けずに自宅前の道路でおトイレをさせていたら、車に轢かれてしまった
- 外に繋いでおいたらリードが外れて逃げ出し、車とぶつかってしまった
- お散歩中にリードを強く引っ張ったら首輪が抜けて道路に飛び出してしまい、車に轢かれてしまった
このようなケースがとても多いようです。
対処が必要なのか、誰にでも簡単に理解することができますよね?
- 自宅から出るときは必ずリードを着ける!
- おトイレをさせるためだけに外へ出る場合も必ずリードを着ける!
- リードに不具合はないか確かめる!
- 無理にリードを引っ張らない!
- 首輪が抜けてしまう犬はハーネスを着ける!
交通事故に遭い、カラダが不自由になってしまう犬もたくさんいます。最も大変なのは犬自身ですが、飼い主さんも愛犬の介護に追われることになるでしょう。お散歩中、急に進路変更することもありますし、急に走り出してしまうこともありますし、愛犬から目を離さずにいましょう。
ちょっとした不注意で愛犬の命を奪ってしまわないよう、注意が必要です。
ユーザーのコメント
30代 女性 てとめる
女性 マナピ
その話しを聞いただけで私は号泣で、お隣さんちのワンコだったとはいえ立ち直るまで時間がかかりました。今でも思い出すと涙が溢れてきます。
その子のお母さんに事故の時の話しを聞きました。
とある海浜公園で遊ばせていた時のこと・・・道路に飛び出した子猫を見つけ、その子のもとへ走って行き子猫を咥えた瞬間に走ってきた車に跳ねられたそうです。
その子は子猫を助けようとして自らの命を絶ってしまうことになりました。
ジャックラッセルはもともとかなりの運動量を必要とするワンコなのでお隣さんちのご夫婦はいつも毎日雨の日も雪の日も朝晩散歩に連れて行っていました。
その慣れもあり、公園など広い敷地ではノーリードだったんですね。
そこでワンコの母性本能が出てしまったのでしょう。
助けた子猫は一命を取り留めたそうです。
子猫が助かったのは良かったのですが、やはり可愛い我が子の命を落としたのは飼い主の責任もあります。いくら行き慣れた公園であってもノーリードは危険です。
いざという時に野生の本性が出るのは当たり前です。自分の可愛い我が子を守る為には一番に命の綱でもあるリードを必ず付けておくことです。
特に、自分ちの周りだから、毎日通っているから、広い敷地だから(ドッグラン以外)・・・そんな理由はワンコには通じません。
車やバイクも急に飛び出してきたワンコやネコを避けることは非常に難しいです。
ましてや相手が人間ではないのでその後の保障の問題などがなかなか難しいこともあります。
命が助かったとしても後遺症が残る可能性が非常に高いのも交通事故です。
まずは外に出る時には命の綱(リード)をしっかりと繋いでおくことが交通事故のような不慮の事故で我が子から守ることが何より大切なことだと思います。
40代 女性 みけ
女性 匿名
50代以上 男性 匿名