「シーズーは飼いやすい犬種」の言葉に注意
ペットショップなどで言われる“飼いやすい犬種”の言葉には気を付けなければいけない。“飼いやすい”と勧められシーズーを飼い始めたが、実際には苦労していると、シーズーとの生活25年以上の筆者に相談を寄せる人も少なくない。常に人気犬種トップ10に名前を連ねるシーズーだが、悲しいことに、飼育放棄により保健所に持ち込まれることも多い犬種だ。
シーズーは静かで大人しい子が多い
シーズーは基本的に自分の世界が大事で、他の犬と活発に遊ぶというよりは、飼い主のそばで寄り添っているタイプ。特別賢いわけではないが、表情が豊かで、人の心を読み、調和を取ることにとても優れている。遊ぶことは好きだが、運動量は少なく、お年寄りやお子様のいる家にも適している。そういう面では、確かに“飼いやすい”と言えるかもしれない。
“飼いやすい”と“世話が楽”は違う
シーズーは、小型犬のなかで、一位、二位を争うほど世話は大変である。特に、気を使わなければいけないのは、熱中症、肥満、皮膚病。短吻種なので、暑さ対策は必須で、夏はクーラーがフル稼働だ。車中での放置や、クーラーなしのお留守番は命にかかわる。
“卑シーズー”との異名を持つシーズー
シーズーは食べることが大好きで、食への執念はすごい。たくさん運動するわけではないので、肥満になりやすい。もともと、心臓病を発症しやすいので体重管理は重要。そして、最後に皮膚病。これが、シーズーの世話を大変にしている一番の原因。
程度のちがいはあるが、純血腫の80%ぐらいは、アレルギー体質だと思っていいだろう。最低でも、毎日のブラッシング、2週に1度はシャンプー自分で簡単なカットできなければ、1~2ヶ月に1度はトリミングが必要。
それ以外にも、耳の手入れ、皮膚のお薬、アレルギー対応フード選び、薬用シャンプー選び…気を使うところは、山ほどある。しかし、お手入れさえ怠らなければ見るも無残な姿になることはなく、たいていの仔は美しい姿を保っている。
シーズーを飼うときの注意点
シーズーの飼い主の皆さんから寄せられた「シーズーを飼うときの注意点」をご紹介!
女性 20代
シーズーは小柄でとてもおとなしい子が多いです。運動量もそれなりに多いので散歩は必ず行かないといけません!そのとき気をつけなければならないことが、散歩の時に地面と近いので夏場は涼しいところを選んでお散歩しなくてはなりません。まめにブラッシングをしていないと毛玉ができてしまったりするので定期的に行いましょう。
女性 20代
みなさんもご存知のシーズー。かわいいですよね!これから飼いたいと思っている方もいらっしゃると思います。そんなシーズーを飼うときの注意点をいくつかあげたいと思います。シーズーは忠誠心の高いわんちゃんで比較的おとなしくおおらかな性格ですので人にはすぐ慣れ仲良くなることが早いと思います。
ですが好奇心旺盛で少し活発な部部もありますので、おもちゃを与えて遊びを教えてあげたり1日2回くらいのお散歩をさせてあげることが理想です。また、食事ですがカラダも小さいので小粒タイプの物を選びましょう。子犬の場合は砕いてから与えるなど手を加えてあげてください。
女性 40代
シーズーは、顔がぺちゃっとつぶれたような、鼻の短い犬種ですよね。そのため、高い気温にとても弱いので、夏は気をつけてあげて下さい。我が家のシーズーは、エアコンをかけていても8歳頃から毎年「熱中症」になり、点滴に通いました。
しかし、ここ3、4年間は獣医師のアドバイスで、保冷剤を首に巻いたり、かき氷のみぞれや、犬用のゼリーを凍らせて食べさせるなどを始めてから、点滴に通うこともなく、夏を乗り切っています。
我が家のシーズーは、この夏で、17歳をむかえます!
女性 20代
シーズーは可愛らしい外見と飼いやすいと言われている犬種ですが、皮膚や歯には注意が必要です。シーズーは皮膚が弱く、日本の湿度や気候だと、皮膚病になる子が多いです。少しでも皮膚に赤みや痒みがでたら病院で診てもらってください。
放っておくと後が大変になります。また、シーズーはカット犬種でもあり、皮膚も弱いのでこまめにシャンプーなどで清潔にしてあげましょう。また、目に毛や睫毛が入ってしまい傷をつけてしまう事もあるので、顔回りは特に手をかけてあげた方がいいと思います。
シーズーは顎が小さく、下の歯が前に出るアンダーになりやすいので、生後6~7ヶ月したときに乳歯が残っていたら、獣医と相談して歯科処置をした方が良いかもしれません。そのまま歯並びを放っておくと噛み合わせも悪くなり、歯周病になりやすくなります。
可愛らしい外見で飼いやすい方の犬種ですが、デリケートな部分もあります。しっかり様子を見て、何かあればかかりつけの病院へ行きましょう。
女性 10代
シーズーを飼うとき、特に気をつけなければいけない大事な3点があります!
(1)高温多湿が苦手な犬種です。夏場の室温管理には特に注意です!
(2)シーズーの毛はほとんど抜けずに伸びつつけます。こまめなブラッシングやトリミングは欠かせません!
(3)大人しそうに見えて意外と活発です。お散歩は必ず毎日しましょう!
シーズーについてのまとめ
もともと、愛嬌あり、どんな人とも仲良くなれる素質があるシーズー。お手入れはスキンシップの一環であり、病気や怪我の早期発見にもなるので一石二鳥と考え、ヘアスタイルのアレンジやリボンなどの装飾品をつけて可愛く着飾るようなことを楽しめる人には、ベストパートナーになること間違いなしである。
結局、どんな犬にもいい部分と苦労する部分がある。その苦労する部分が負担になるか、ならないかは、飼い主の生活スタイルに大きく依存しているだろう。
さて、生活スタイルと合う犬種がわかったら、あとは直観。ブリーダーさんのところでも、ペットショップでもいいと思うが、いろいろな仔と会って、目を見て、話をして、実際に触れてみて、ただ可愛いというだけでなく、気が合いそうと感じた仔と出会ったら、家族の一員として迎え入れて欲しい。そして、苦楽を共にその仔を最後まで愛すべきだと思う。
▼シーズーについて詳しく知りたい方はこちら
ユーザーのコメント
50代以上 女性 K9-ABC
みんな、飼い主さん達の愛情をたっぷり受けて、デリケートな肌に注意してもらったり、こまめにトリミングやブラシをしてもらって、綺麗なのですね。お散歩で会ったら、是非飼い主さん達に賛辞を送りたいです!
20代 女性 小夏
わんちゃんがおばあさんの歩幅に合わせてゆっくりお散歩をしているのをみていてホッコリしています。
本当に飼い主さんのことが大好きなんだな…って愛情深いわんちゃんだなっておもいます。
あんなに飼い主さんのそばにいてくれるのなら小さいこともきっと優しく遊んでくれるんだろうな…って妄想すると微笑ましいですね
40代 女性 TIKI
被毛のケアは必須のようで、アレルギーが多いというのはしっかりと意識して飼う事が大事ですね。そして温度にも常に注意してあげないと熱中症になりかねないと思いました。
可愛くて飼いやすいということはもちろんあると思いますが、そういった大変な部分もあるということをわかった上で責任持って飼ってほしいと思いました。
女性 シュートママ
他のお友だちのワンコちゃんの話しを聞いたら、やっぱり飼いやすいし優しいですよ(*´∀`)♪
50代以上 女性 匿名
でも以前ペットショップに勤めてた時、2週間に一度トリミングされる飼い主さんと何カ月かに一度トリミングに出す人とどっちか2つで飼われ方は極端でした。
皮膚の弱い子の多い犬種なのでマメにお手入れして欲しいものです。
耳も垂れ耳なので外耳炎になりやすいのでお手入れ大切です。
あと、自分の子供が産まれたからと言っていきなり外犬にしてしまった人とかシーがかわいそうでした。
自分のライフスタイルを将来までよく考えて飼ってほしいです。
女性 ジャム
30代 女性 み。
あとは全身に気が付けば小さいイボが出来ていることが多いです。脂肪球のようで、これは自然とつぶれて無くなってしまうので、余程大きくなったり、痛がる様子がなければ放っておいても大丈夫なようですが、つぶれた後のケアは大事です。
目が大きいので、目ヤニや涙やけにも注意が必要かと思います。不衛生にならないように、まめに拭いてあげることも大事だと思いました。
女性 匿名
30代 女性 すまいる
シーズーって可愛いけどやっぱりお手入れなどわんこのお世話が、苦にならない。ホントにこの犬種が好きな方じゃないと結構手がかかる子です。
保護した頃から若干腎臓の数値が高めで、毎年検査はしていたのですが…腎臓に結石があることが分かりました。獣医さんの話によると、シーズーは腎不全になる子が多く、その原因は結石によるものであることが多いとの事でした。
どんな犬種でも簡単に飼いやすい!!とは言い難いと思います。 それぞれの性格があります。
基本、大人しくおっとりしてますが、多少頑固なところもあります。
人間は大好き。他の動物にはあまり興味は示しません。うちの子はこんな子です。
30代 女性 匿名
しかし、お世話は意外にも気をつける事が多く、耳の洗浄や涙焼けのケアに毎日のブラッシングなどなど。ブームが去った頃には、保健所に持ち込まれる頭数が多かったと聞いています。
飼う前に犬種の特徴を調べるのは勿論、ペットショップさんには飼育の注意点をしっかりと伝えてもらいたいものです。
あと、 小型犬の中でも意外に大きくなるのでビックリされる方が多いですね。
ちなみに、先代シーズーも今の子(11ヶ月メス)も大きい個体で8キロ以上あり「大きいけど、シーズーですよね?」と言われます。
女性 マリーまま
女性 モモ
初代は19歳まで生きてくれた男の子。次は11歳で乳ガンで呆気なく逝ってしまった女の子。そして今、1才10ヶ月の女の子ですが、どの子もおとなしくて、人の気持ちのわかる優しい飼いやすい子でした!
でも、今の子以外はアレルギーで、病院通いも多く、シャープーも頻繁にしてました
。シーズーは経済的には負担が多くかかる犬種かもしれないですね
でも、苦にならないほど、可愛いです(^^)
50代以上 女性 シーズー大好きおばさん
目の病気にかかりやすく、目が大きいので目を傷付けやすいです。
7歳の時に、友達犬と接触し角膜を傷付けて、瞼を縫い付けました。
後は心臓病ですね。老犬の仲間入りしたら、健康診断をし、早期発見で見つけ、投薬で進行も抑えられると思います。
15歳半で虹の橋を渡り、保護犬のペキニーズとのシーズーミックスの子を迎えました。ペキニーズが混じっているせいなのか、育った環境の違いか、性格も違います。活発です!個体差がありますね。
長くなってしまいましたが、シーズーは飼いやすい犬種だと思います!
トリミングや普段のお手入れは手がかかりますが…。
病気も健康診断で、早期発見し仲良く付き合っていく事が大事ですよね。ただ悪性腫瘍の早期発見は難しいかな⁈
50代以上 女性 匿名
女性 ぼーの
20代 女性 ゆず
投稿者さんがおっしゃるように、飼いやすい事と手間が掛からない事はイコールじゃないと私も思います。ちゃんと手間と愛情を掛けてお世話してあげて欲しいですね。