シーズーのおすすめカットと普段のお手入れ方法について

シーズーのおすすめカットと普段のお手入れ方法について

私は元トリマーですが、トリマー時代のお客様の中にはシーズーを飼われてる方が多く、色々なシーズーを見てきましたので、その経験から私なりにお伝えできればと思います。

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シーズー

シーズーの毛について

シーズーは上毛と下毛の二層になったダブルコートという被毛ですが、ダブルコートの犬種の中では抜け毛が少ない方です。柴犬などのダブルコートに比べるとブラッシングはとても楽な方だと思います。

シーズーの皮膚について

シーズーの皮膚はとてもデリケートで弱く、アレルギーを引き起こしたりと皮膚病になりやすい犬種でもあります。その際は薬浴で洗ったり、お薬を処方されたりと様々ですので、飼い主様がされるお普段の手入れ方法については獣医師やトリマーに相談されることをおすすめします。

家でできるお手入れについて

被毛をいかに美しく見せるかを前提としてお手入れされているショードッグとは違い、ペットとして飼われているシーズーは、いかに清潔に生活しやすいお手入れができるかがポイントです。

毎日一日一回はブラッシングを心がけていただきたいと思います。当然、そうすることで毛玉にはなりませんし、汚れも多少ははらうことができます。毎日お手入れされてるかたであれば、ブラシを使うよりは、コーム(くし)で十分だと思います。最近では100均でも購入できますね。

スリッカーブラシ

そして、足周りや肛門周りなど、汚れやすい箇所は気が付いた時に伸びた毛をハサミでカットしてあげると良いでしょう。(ドラッグストアなどのペット用品売り場で1000円前後で購入できます)

その際、皮膚を触って位置確認をし、怪我には十分注意して行って下さい。同時に可能であれば、爪切りや耳掃除などのお手入れも飼い主さまが普段から慣れさせておくと、お店などでのトリミング時にスムーズにすすめることができます。

お手入れを嫌がる子はどうすればいいのか。

嫌がる子の中には、暴れる子、噛む子、ぺろぺろなめてくる子、それぞれ色んなリアクションを取るわんちゃんがいます。

嫌なままではずっとお手入れができなくなってしまいますし、何よりお手入れのたびに愛犬にストレスを与えてしまうことになります。少しずつでかまいません、ワンちゃんのペースでお手入れに慣れさせる練習をしてみましょう。(好物のおやつを持ってやるのもいいですね!)

お手入れに慣れさせる練習方法

①道具を持たず、手で体を触られることに慣れさせる

②道具を持った手で体に触れてみる

③実際に道具を使ってみる(例えば、一か所だけ、毛をとかしてみる)

させてくれたら褒める。嫌がったらその時はやめてみる。

これはとても地道なことですが、お手入れを嫌がる子にはその理由が必ずありますので、その恐怖や不安を少しずつ取り除いてあげましょう。決して無理矢理やって、逆にトラウマを作らないように注意してください。

お手入れを嫌がる理由

・過去に痛い思いをした(恐い思いをした)
・普段からスキンシップが少なく、全体的に触られることになれていない
・皮膚や関節などに疾患がある(→医師に要相談)etc...

お手入れを嫌がるようになった原因には、様々な理由があると思いますが、ワンちゃんにとって、無理のないストレスのかからないお手入れを少しずつしていただきたいと思います。道具を出しても逃げなくなったり、少しでも変化があらわれてくると、お互いに前向きな気持ちで続けていくことができますよね。

トリミングについて

シーズー

シーズーといえば、トリミングが必要な犬種です。そのカットバリエーションも多く、近年ではカラーリングをしたり、エクステンションをつけたりと、見る人も楽しませてくれますね。

シーズーの毛はそのままにしておくとどんどん伸び続けますし、ブラッシングも怠るとみるみる毛玉が沢山できてしまいます。頻繁にトリミングを希望されるかたで、二週間に一度。通常ですと、一か月に一度はトリミングされることをおすすめします。

その中でも、私がおすすめしているのは、一年を通して、いわゆる、サマーカットの状態でいることです。体にはバリカンをかけ、そのほかはハサミで整えていく方法です。バリカンの場合、5㎜の刃を使ってかけるとだいたい1㎝の長さの毛が残ります。

一番飼い主様の希望が多い長さです。ただ、シーズーの中でも、毛質や毛量などそれぞれ違いがありますので、トリマーさんに相談しながら、その子にあったカット方法がみつかれば良いと思います。

シーズー

なぜ冬場もサマーカットがおすすめなのか

普通に考えると、寒くなってきたから冬場は伸ばしておこう...だと思います。私もその考えの一人でした。しかし、現役のトリマー時代、冬場のシーズーのトリミング前の状態がどの子もよく似ていることに気づきました。

それは汚れともつれが多いということです。その一番の理由は冬場は静電気がおきやすいということにあります。静電気によって、毛が絡みやすくなり、毛玉ができやすい状態になります。

そして、お散歩をするたびに地面の砂埃や公園の枯葉などを毛に巻き込んでしまうので、汚れやすくなるということでした。特に毛玉はわんちゃんにとっても毛が引っ張られて痛い場合があるので、できないようにしてあげたいものです。
そんな理由からも、一日に何度もブラッシングされる時間をとるのが難しいかたには、一年を通してのサマーカットをおすすめします。しかし、冬場は寒いことにかわりはありませんから、お洋服を着せて防寒対策をしてあげると良いと思います。洋服だと汚れたらすぐに取り換えればよいですから、メリットもありますね。

老犬のトリミング

老犬とひとことで言っても、10歳ではまだまだ元気で活発な子も多いですね。そういう子は以前とかわらない方法でも良いかと思います。足がふらつく、長時間立っていられない、病気を持っている、目がみえにくくなったなど、明らかな症状が出始めた場合は、様々な注意が必要になってきます。

とくに心臓疾患など重い病気を抱えてる場合は必ず、獣医師に相談して下さい。そして、どの病気であっても、体調が良くないなど、必ず事前にトリマーに伝えて下さい。トリミングを行える場合とそうでない場合があるからです。

そして体調が良い日であっても、老犬の体に負担をかけないために手際よく行うことが大切です。そのためトリマー二人で作業することもあります。トリミングは基本的には全ての工程を終えるまでには1~2時間はかかってしまうものです。そのため、いかに時間を短縮できるかが重要です。

お店や病院などへトリミングに出す場合、その前に飼い主様が家でできることもあります。一番は十分なブラッシングです。それは前日でもかまいません。ワンちゃんがリラックスしている時間、横になっていてもできることはあります。

負担がかからない程度に、飼い主様ができる範囲で前もってお手入れしてあげて下さい。お店に預けてから短時間でスムーズにトリミングができれば、ワンちゃんもそれだけ早くおうちに帰って休むことができますから、安心ですね。

そしてもうひとつ、老犬の中でも寝たきりの子などは、完璧なことはできません。トリミングに連れて行くこともできません。おうちで、汚れやすい肛門周りや内股、口の周り、目元などはスッキリさせてあげると介護もしやすいと思います。

ドライシャンプーなど、濡らさずに体をふいてあげられるシートも販売していますので、チェックしてみてくださいね。寝たきりになっても、お手入れを通してスキンシップを常に心がけていただきたいと思います。

まとめ

頻繁にお手入れしてあげることは、シーズーと飼い主さまとのコミュニケーションが増えるということでもあり、お手入れしながら皮膚の状態を見てあげることで、皮膚病や腫瘍などの病気の早期発見に大きくつながります。ぜひ、楽しみながらお手入れしてあげてください。

最近では、爪切りや耳掃除の仕方を積極的に覚える飼い主様が増えているように思います。ワンちゃんは誰よりも飼い主様が一番ですからね。トリマーはその飼い主様たちの手助けとしてお役に立てれば大変嬉しく思います。ワンちゃんも飼い主様も、快適なハッピーライフを過ごせますように...

▼シーズーについて詳しく知りたい方はこちら

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 小夏

    シーズーちゃんはそんなに毛に色々絡まってしまうんですか!!!冬でもサマーカットだなんて!!!!!・・・でも個人的には短めカットが好きです 笑
    ブラッシングは苦手なわんちゃんって結構いますよね。うちのわんこも徐々に慣れてくれるたので、みなさんも根気よくしてあげることが大事ですよ!
  • 投稿者

    40代 女性 RAY

    元トリマーさんによるこの記事は、とても勉強になりました。一年中サマーカットがおすすめの理由…納得しました。また、サロンに出す前に飼い主自身が出来ることも書かれていました。そうすることが、実際のトリミングの時間短縮につながりワンチャンのストレス軽減にもなると、なるほど~でした。
  • 投稿者

    20代 女性 らら

    私もトリマーをしていたけどオススメはサマーカットです!
    シーズーは毛が細く本当にもつれやすい。サマーカットは短い時間で仕上げる事ができるので、犬へのストレスも少なくすませられます!
    たまにバリカンを嫌がる子がいます。大きい音が苦手な子。体を触られるのが苦手な子。普段から大きめの音に慣れさせてあげたり、体を触られるのは気持ちいい事と教えてあげる必要があります。
    慣れてくるとトリミング中に寝てしまう子もいますよ!!
  • 投稿者

    30代 女性 xoxo

    1年中サマーカットという犬が増えたように思います。ヨークシャーテリアやマルチーズなどは、シーズー同様に、スタンダードカットの犬を見かけなくなりました。
    手入れが楽だから、ということなのでしょうか。美しい被毛があるのに、とちょっとだけ残念です。
    私が飼っている犬は、いわゆるペットカットというのをトリマーさんがやってくれないためスタンダードカットなのですが、やはり手間はかかります。いっそ他のトリミングサロンに、と思うこともありますが、せっかくこの犬種を飼ったんだし、いずれ老犬になったら毛が痩せたり少なくなって、トリミング時間も体力が続かなくなり今のカットは出来なくなるだろうから、若いうちは頑張ろうかなと思って日々手入れに勤しんでいます。
  • 投稿者

    40代 女性 こたママ

    シーズーってこんなに早いペースで毛が伸びるんですね!昔マルチーズを飼っていたんですが、その時はそれほどぐんぐん伸びるような感じじゃなかったので意外でした。(勝手にシーズーとマルチーズって似てると思っていたので…。)ベタッとしやすいタイプの皮膚を持っている子にとって、毛のお手入れってすごく大事なんですよね。湿気がこもったり毛が絡まって汚れがたまったりするとどうしても皮膚にとってもよくないし、ニオイとかも強くなっちゃうんですよね。シーズーの子がサマーカットとか毛を短くしている理由がよくわかりました。あのツヤツヤの長い毛をキープするのはなかなかできることじゃないですもんね。見た目も大事だけど、健康を守ることの方が大事だからそれを優先して考えてあげたいですよね。
  • 投稿者

    女性 イーリオ

    シー・ズーのサマーカット可愛いですね。毎日のお手入れ・お家シャンプーの事を考えてもサマーカットだと負担にならないと思います。
    皮膚の赤み湿疹にも気付きやすく、痒みで足を舐めても短い方が処置がしやすいと思います。
    私のおすすめは、トップを伸ばしてトップノットスタイルを楽しむことです。長毛種の特権ですよね。
    ボディはお手入れしやすいバリカン仕上げで短く、足はブーツカット、耳としっぽは長く、サマーカットの長所と長毛種の特徴のいいとこ取りはどうでしょうか。
    足先肉球まわりは短くしておくと散歩で汚れても洗いやすく乾きやすく、鼻まわりはお家でもこまめにカットしておくと清潔に過ごせます。
    少しお手入れの時間はかかりますがシー・ズーのロングコートの魅力も味わってみるのもいいと思います。
  • 投稿者

    女性 sora

    お隣さんがシーズーです。いつもきれいにカットされていて、かわいい髪飾りを付けています。お手入れをきちんとしていると、こんなにシーズーって美しい犬なんだな、といういうくらい。つやつやで大きな瞳もとてもかわいいです。
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