最も凶暴な本能を持つ危険犬種11選!気の強い犬の特徴は?

最も凶暴な本能を持つ危険犬種11選!気の強い犬の特徴は?

世界的に凶暴な本能を持つとされている犬種を5つご紹介しています。凶暴だとされている犬種もしつけや愛情によって温厚で優しい犬に育てることもが可能です。

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最も凶暴な犬種とは

狼

穏やかな犬、温厚な犬、凶暴な犬、危険な犬、強い犬など、いろんな言われ方をしますが、どんな犬もしつけやコミュニケーションや愛情によって、穏やかにも温厚にもなりますし、凶暴にも危険にもなります。

穏やかで温厚で優しい、そう言われている犬も、全くしつけをしなかったり愛情がなかったり、不適切な飼育によって凶暴で危険な犬になることもあります。

これからご紹介するのは、人間に攻撃をした場合、甚大な被害を与える可能性がある犬種です。

みなさんがご存知の犬種はいくつあるでしょうか。

みなさんが実際に接したことのある犬種はいくつあるでしょうか。

みなさんの身近で暮らしている犬種はいくつあるでしょうか。

ぜひ考えながら見てみてください。

1.コーカシアン・シェパード・ドッグ

コーカシアン・シェパード・ドッグ

家畜を守る護畜犬として、人間によって生み出された犬種です。私は実際に見たことも接したこともありません。

おそらく日本で飼育されているコーカシアン・シェパード・ドッグはいないでしょう。

特徴

  • 独断的
  • 野性味が強い
  • 勇敢
  • 防衛本能が強い

このような特徴を持ち、適切な訓練をされなかった場合や社交性が身に付いていない場合、人間に対して容赦なく襲い掛かってくる可能性が高い犬種です。

2.ピットブル

ピットブル

私はたくさんのピットブルに出会ってきました。みんなとても優しく温かい子ばかりです。

しかし、人間によって、牛と闘わせるという目的で生み出された犬種であるため、とても攻撃性が高い犬種です。飼い主に対して完全に服従させるためのしつけが必要です。

特徴

アメリカでは、アメリカンピットブルテリアという犬種が人気なのですが、犬による死亡事故の半分がピットブルによるものだとされています。

3.ジャーマン・シェパード・ドッグ

ビーチを走るシェパード

体重は30kg~45kgほど、日本では警察犬として大活躍してくれている、ドイツ原産の犬です。とても賢く、人間に危害を加えるような犬種ではない、そんなイメージなのではないでしょうか。

特徴

  • 利口
  • 警戒心が強い
  • 度胸がある
  • 縄張り意識が強い
  • 愛情深い

このような特徴を持っていますが、しっかりと社交性を身に付ける必要があり、社交性が不十分であることによって他人に危害を加えてしまう可能性が高い犬種です。

4.ロットワイラー

落ち葉の上のロットワイラー

私が大好きな大型犬の中の一種です。出会ったことのあるロットワイラーは、みんな温厚で優しく、飼い主さんの十分な愛情としつけによるものだということがわかります。

飼い主さんからの愛情が不十分である場合、虐待を受けている場合、しつけが不適切な場合、とても攻撃性が高くなってしまう可能性があります。

特徴

  • 筋肉質
  • 力が強い

などの特徴を持ち、犬による死亡事故の2割ほどがロットワイラーによるものだというデータがあります。

5.土佐犬

土佐犬

体重60kg~90kgほどの闘犬として人間によって生み出された犬種です。
闘犬として生み出されてため、とても凶暴で攻撃性が高く、飼育が制限されている国もあります。

特徴

凶暴で攻撃性が高く、日本でも土佐犬による死亡事故が発生しています。

2009年には、通行人や飼い犬を襲い、重傷を負わせる事故がありました。
2014年には、土佐犬2頭が女性を水死させる事故がありました。

6.ボクサー

ボクサーとは、猟犬として活躍していた歴史もある中~大型犬です。ドイツを原産国としており、短い被毛に垂れ耳、力強さを感じさせる顔つきが特徴的です。

猟犬として使役されていた頃は主人が到着するまで獲物を確保し続けることが役割でした。そうした力強い犬であることから警察犬としても各国で重宝されています。

特徴

元々、ボクサーは飼い主に従順で頭がいい犬種です。しつけもしやすいため番犬として活躍しているケースも多いです。その一方で力強い犬でもあり、噛み癖もあることが多いため飼い主さんのコントロールが重要です。

過去にはボクサーによる傷害事件が発生したこともあるため、しつけ方を誤れば危険な犬になるといえます。

7.グレートデン

グレートデンは大型犬の中でも、さらに体格が大きくなりやすい犬種です。優しい性格であることが多く、聡明であるため飼育しやすく番犬向きといえます。その優しく温和な性格は「優しい巨人」と称されるほどです。

特徴

基本的にグレートデンは温厚な性格で、無闇に他人や他犬を襲う凶暴な犬ではありません。忍耐力も強いため、多少のイタズラならスルーできる器量があります。その一方で猟犬や軍用犬として起用されるほど力強い犬でもあります。

飼い主さんのしつけが適切ではない、近寄ってきた相手を危険な敵として認識した場合は相手に危害を加える可能性があります。過去には傷害事件も発生しており、優しいからと油断してはいけない犬種です。

8.秋田犬

秋田犬は日本の秋田県を原産地とする大型犬です。有名な忠犬ハチ公で世間の認知度が高まりました。可愛らしい見た目ですが過去には闘犬として活躍していた時代もあり強い犬種です。実は日本の天然記念物にも指定されています。

特徴

秋田犬は飼い主や家族に対しては従順で心優しい犬です。反対に家族以外には警戒心が強く縄張り意識も高い傾向があります。飼い主に危害を加えそうと判断したら人間・犬関係なく威嚇し、ときには攻撃してしまう凶暴な犬の一面もあります。

散歩やドッグランなど外に連れていく際は、周囲に迷惑をかけることがないよう飼い主さんが常に制御できるよう気を配ることが重要です。

9.ドーベルマン

ドーベルマンはドイツを原産国とする大型犬です。高い運動能力と従順な性格から世界各国において軍用犬・警察犬に起用されています。怖い犬としてのイメージが強いドーベルマンですが、実は優しい性格であることが多いです。

特徴

ドーベルマンは頭が良く、性格も穏やかであることが多いことからしつけしやすくコントロールしやすいです。同時に防衛本能も高いため、縄張り内に侵入してきた相手には凶暴な犬としての一面を見せることがあります。また大型犬であるため、ドーベルマンを飼育・管理するには一定の体力が求められます。

10.シベリアン ハスキー

ロシアを原産国とし、温かさそうなもふもふな毛皮が特徴的なシベリアンハスキーは大型犬に分類されます。明るい性格で社会性も優れています。元々は寒冷地において犬ぞりを引く役目を担っていました。

特徴

シベリアンハスキーは社会性が高い犬種ですが、少々頑固で言うことを聞かない一面もあります。大型犬であるため力強い犬ですので、問題行動を起こしそうになった際、制御するのに、それなりの体力が必要です。イタズラなどしないよう子犬時代からきちんとしつけておくことが大切です。

11.アラスカンマラミュート

フレンドリーな個体が多いアラスカンマラミュートは、アメリカを原産国とする犬種です。元々、そり犬として活躍していたことから脚力が発達しており、体力も優れています。

特徴

アラスカンマラミュートは友好的で穏やかな気質の持ち主ですので凶暴性が高い犬ではありません。ただし、体が大きく非常に力強い犬です。また興奮しやすい個体も多いため飼い主さんの力が弱いとコントロールしきれず、ケガ人を出す恐れがあります。小さい犬などは簡単に倒せるだけのパワーがあるため、他の犬同様注意が必要な犬種といえます。

まとめ

ドーベルマン

ご紹介した犬種は、凶暴で攻撃性が高く、人間を襲った場合、甚大な被害を与える可能性がある犬種です。

もちろん、しつけ・愛情・コミュニケーション・社会性など、適切な飼育によって安全に暮らすことができる犬種でもあります。

大型犬に憧れを持つ方も多いと思うのですが、適切なしつけを行ってあげることができるのか、十分な愛情を注いであげることができるのか、その犬の本能や性格を知った上で暮らすことができるのかなど、よく考える必要があるのではないでしょうか。

私の知り合いが生後3ヶ月のロットワイラーの仔犬をトレーニング施設へと見送りました。

数ヶ月ほどのトレーニングを受け、家庭犬として立派になって帰ってくる日を楽しみに待っています。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 コロ

    凶暴な本能を持つ犬種、やはりピットブルも入っていますね。闘犬は攻撃性があってなんぼだと思われている節があります。けれど、どの犬種もきちんとしたしつけをし、環境を変えれば穏やかな犬になれる犬種ばかりです。闘犬として育種された犬種は、比較的服従心や忠誠心が強いです。攻撃することが犬の本能だというのなら、攻撃しないで済む環境もどれだけ落ち着くものかわかるはずだと思います。
  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    偶然ですが、先程動物病院にボクサーがいました。筋肉隆々で体格も大きく、顔つきも厳しいのでぱっと見ると、攻撃性が高い犬種というのもわかります。
    ですが、そのボクサーはしつけもしっかりされているようで、飼い主さんの横にピタっとつき、他のわんちゃんに吠えられても攻撃する素振りは微塵もありませんでした。
    攻撃性の高い本能のある犬かもしれませんが、それはしつけ次第だとハッキリ思いました。
  • 投稿者

    女性 Yaiko

    写真を見ても、どれも強そうで怖そうな犬ばかりでビックリしました(笑)。インパクトが強すぎます。また、ジャーマンシェパードは意外でした。頭が良くて、飼い主さんの言うことをよく聞き、比較的おとなしい犬種かと思っていました。ただやはり、体はとても大きくてキチンとしつけをしなければ大変なことにはなりそうですよね。また、ピットブルについては、この前もネットので悲しいニュースを読んだばかりです。凶暴というか、暴れやすい犬はきちんとトレーナーさんの所へ連れていったり、事前に自分でその犬種について勉強したりしておかなければならないと思いました。何かあった後では遅すぎますよね。実は友人は小さい頃にドーベルマンに噛まれたことがあると言っていました。飼い主さんは菓子折りを持って謝りに来たそうです。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    見た目だけで攻撃性が高い、と判断しないでください
    じっさい噛む事故は小さな犬種の方が多いのです
    死に至る事故はここに書かれているように大な体の犬種が起こしがちです
    超大型犬のオーナーですが、グレートデーンを今までに三頭里子として迎えました
    皆さんのお考えでは私はとっくに食い殺されていますね
    獣医さんも大好きなよいこにそだちましたが、この犬種の誤解を解くにはまだまだ時間がかかりそうです

    動物病院の待合室で大きな犬をつれて小さくなって待っているのがわたしです
  • 投稿者

    女性 もふころ

    タイトルにも「凶暴な本能」とありますが、そうさせたのは人間であって、実際は温厚な犬種たちですよ。「しつけができない人間は飼うべきではない犬種」とした方が誤解もないかなと思いました。
  • 投稿者

    40代 男性 匿名

    犬による事件事故に関しては、ほぼ飼育環境によるものだと思っています。中、大型犬の咬傷事故は被害が大きく死者すら出るので大きく扱われます。でも実際咬傷事故が多いのは小型犬で人気犬種と言われている犬達です。小型犬とて人の骨を砕く位の牙と力はあります。躾もせず知識無く飼育されているのが本当に ”危険な犬” だと思いますけどね。
  • 投稿者

    40代 男性 ボン

    仕事柄、東アジアへ出張に行く機会が多いのですが、ノーリードで散歩している犬をよく見かけます。
    人・犬・匂い取り・マーキングにはほとんど無関心で飼い主の後ろをとぼとぼ着いて歩いてるんですよね。
    躾されてるようにも見えなくて、ほわんとした印象の子が実に多くとても不思議です。
    日本の犬の多くは他犬や臭いにとても敏感ですよね。
    ノーリードが良いと言っている訳ではないのですが、神経質過ぎる飼い方は犬の多大なストレスとなっていて、何かと制御され満たされない気持ちから過敏な犬を作り上げてしまうのではないかと思っています。
    外に繋がれて飼われている犬は、その最たるものでしょうか。
    写真は中国の片田舎です。
    ボンの投稿画像
  • 投稿者

    30代 男性 K.W

    ボクサー犬は地元と代々木公園で見ました。遊びましたよ。すごい人なつこい子達でした。
    ガードドッグの免許持つヨーロピアンドーベルマン(断耳、断尾済み)とG.シェパードの女の子達も地元で見ました。飼い主様の命令に忠実。噛むのはおろか吠えもしなかったです。そう…犬飼うならリーダーで有れって事。リードの語源はlead。導く事なんです。leaderは読んで字のごとく導く人です。
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